「アニメ・マンガを堪能するなら新潟へ」 新潟でコミケ文化を築いた株式会社ガタケット

2019.04.4 Thu

プロ・アマを問わず、マンガの描き手たちが自費出版物を自由に発表・表現できる交流の場「同人誌即売会」。東京ビッグサイトで開催されている「コミックマーケット(通称:コミケ)」の盛り上がりをニュースで見たことがあるという人も多いのでは。
そんな‟コミケ”文化を新潟に築き上げ、同人誌即売会「ガタケット」を開催しているのが株式会社ガタケットです。他にもコスプレイベントの企画や撮影スタジオ運営、また行政と連携した事業展開など、新潟市のアニメ・マンガ文化の街づくりとも深く繋がっています。
今回は、代表の坂田文彦さんにガタケットの歩みや活動についてお話を聞きました。

有志から始まった「ガタケット」
ピーク時は1日約1万人が集結
1983年に第1回目が開催されたガタケット。現在、開催総数は160回を超え、スタート時は50だった参加サークル数は500前後、参加者数は3000~4000人を集めている日本海側最大級の同人誌即売会です。

「私自身、学生時代からマンガ・アニメが大好きなんですが、ある日新潟のアマチュア同人誌サークルが紹介されている新聞記事が目に留まって。分厚い電話帳を駆使してなんとか連絡先を探し出し、直接会いに行ったんですよ(笑) そうしたら、そこには同じようにマンガ・アニメに熱を持った若者たちが集まっていて。気付いたら予備校をさぼっちゃうくらい、仲間といる時間に熱中するようになっていました(笑)そして『東京のコミケを新潟でもやりたいよね』という話が持ち上がり、有志のボランティア団体で実現したのがガタケットの始まりです」と坂田さん。

発足後は、二次創作ブームや「キャプテン翼」「聖闘士星矢」に代表されるヒット作品の誕生でイベント規模は徐々に拡大し、ピークの2000年頃には1日約1万人の参加者が集まったこともあるそう。

「今はまた時代が変わってきていると実感しています。若者の参加が減り、ピーク時に当時中高生だった参加者たちが来場し続けてくれているので、平均年齢は全体的に上がっています。少子化の影響もありますが、コンテンツ自体が多様化していて今はスマホでも二次創作物が読める時代ですから。それでも作家と読み手の交流の場として、毎度楽しみに参加してくれる県内外のリピーターの方がたくさんいるのでここまで続けられていますし、支えてもらっています」と坂田さん。

 

2019年1月に開催された「ガタケット161」の様子。入場前から長者の列が。

 

「ガタケット」は36年の歴史の中で数多くの作家たちをプロの道へと送り出し、夢を追いかける若者たちのゆりかごのような役割も果たしています。

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