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アメフト仲間のおかげで慣れ親しんだ新潟、理解・共感し合える経営者仲間にも恵まれました

2018.02.27 Tue

ITベンチャーでのワクワクする経験が
今も心を奮い立たせる

学生時代はアメリカンフットボール一色の生活でした。全然勉強しなくて、アメフトのことしか考えていなかった(笑)。卒業後もアメフトを続けたい、そのためには実業団チームへ、というわけで、チームのある大手銀行に就職しました。1994年入社、バブル崩壊真っ只中です。実業団チームにとっても大変な時代で、いろんな会社がいろんなスポーツのチームを手放さざるを得ない状況に追い込まれました。また、チームを存続できたとしても、以前のように練習三昧ではなく会社の仕事でも成果を上げて…というわけで、まあ、いろんな物事が大きく変化していった時期でした。
銀行には2年半勤めましたが、自分にはどうも性が合わないな、と感じていました。まあ、アメフトのことしか考えないで入社してますから(笑)。それで、思い切って退職、出版社を経て小さなITベンチャーへと転職したんです。

ITの知識なんか全然ありませんでしたが、私は技術職ではなかったので、知識は見たり聞いたり教えてもらったりしながら、社員20人くらいの小さな会社で、みんなでワイワイガヤガヤやってました。みんなで会社を大きく育てていくんだ、っていう気概が社内にあふれていてね、ゼロからスタートアップするって大変だけどワクワクする、自分にはこういう職場が合っているんだと思いました。おかげさまで、その会社はジャスダック、後に東証一部に上場しました。
上場するっていうのは、単に資金を集めるっていう意味だけでなく、社会での信用とか業務の社会的意義とか、いろんなことが伴ってくるんですね。だから、従業員側のモチベーションもより高くなるように思います。

ところが、その一つ高い山を登ってしまったら、なんだかちょっとワクワク感が薄れて(笑)、もう一度自分で会社を大きく育てるようなことをしてみたい、と思っていたんですが、一人でゼロから始めるのにはためらいもありました。そんなとき、たまたま見ていた求人サイトでNSGグループが経営者を募集していることを知ったのです。

あのアルビレックスの……(笑)
新潟単身赴任で妻のありがたさを知る

実は、アメフトの同期が新潟で働いていまして、社会人になってからも割としょっちゅう新潟には遊びに来ていたんです。古町で飲んだり、寺泊にドライブしたり、楽しい思い出ばっかりです。その昔、友達と「新潟にもアルビレックスっていうサッカーチームができるらしいぜ」「大丈夫かよ、新潟でサッカーなんか根付くのか?」なんて話をしたこともあった。そのチームが、2004年とか2005年頃でしたか、「観客動員数の新記録を達成したらしいぜ」ってことになって、新聞には池田代表の記事が載っていました。すごいな、昔、話していたあのチームがこんなに立派に、こんなに愛されるチームに成長していたんだ、と、驚きましたし、感服しました。
で、求人サイトを見たらNSGグループ……あ、あのときアルビレックスの記事で見た池田さんの会社だ!? ってことになって(笑)、何か縁を感じました。新潟という町に対しては、楽しかったという思い込みしかなかったのも手伝って、2015年11月、転職でNSGグループのウィルファインド(旧カレトモドットコム)に入りました。

自宅は埼玉にあり、家族は妻、息子、娘の4人家族です。新潟で暮らすことについては、息子が「絶対イヤだ」と言いまして、単身赴任となりました。ちょうど受験期で、友達と一緒の学校に行きたいとか、まあ、思春期の入り口だと家族より友達が大事、みたいになりますから……。嫁さんは、子どもの事情がなかったら一緒に新潟に来たいとは言ってくれましたが、月に1度くらいは自宅に帰る生活で、今のところはうまくいっているのではないかと思っています。久しぶりに洗濯や炊事など家事をしてみると、嫁さんの偉大さに気づきますね(笑)。ホント、嫁さんには改めて感謝です。

新潟は住みやすい、いいところだという印象は、昔から変わらないです。便利だし、自然も豊かだし。時間があると近くの市民プールに泳ぎに行ったり、信濃川沿いを散歩したり。仕事の上でも、通勤ストレスから解消されたという要素は、けっこう大きいですね。ITの仕事というのは、都会でなければできないというものではないし、この通勤の快適さは、都会暮らしの皆さんに教えてあげたいですね。

社長は孤独というが、仲間には恵まれた
あとは会社のみんなでハッピーになるのみ!

ウィルファインドでは二代目社長ということで、現会長から会社を引き継ぎ、これから大きく発展させていこう、という目標を持ってみんなで進んでいるところです。会社を大きくしたい、というのは、
規模や数字が目的なのではなく、結果的に従業員みんながハッピーになるということに繋がると考えているからです。今はまだまだでも、力を合わせてみんなで伸びていく、盛り上がっていくという経験、充実感は何物にも代えがたいものだとも思います。

 

 

社長業は孤独だとよく言われます。会社の最終決定者は社長ですから一人で腹をくくって決断しなければならないことも多いし、弱みを見せたりぐらついたりして従業員を不安にするわけにもいかない。確かに孤独な面もあるとは思います。だから、賀詞交歓会とか異業種交流会とか、いろんな交流会が開催されるのでしょう。でも、往々にして表面的な付き合いに終始しがちです。一方、NSGグループは、起業を応援する仕組みや定期的な会の開催などが充実しています。そのせいか、具体的に説明しなくてもなんとなくお互いに気持ちを共有できる人たちと出会える。経営には不安や悩みが付き物ですが、それを解決するというよりは、それとなくわかってくれる、共有してくれるという、立場を同じくする方々の存在が何よりありがたいですね。

新潟に来て2年ちょっと。新潟は好きですが、正直、まだここに来てよかった!! といえるところまでは結果を出せていないんです。目標まで道ははるかですが、会社のみんなで力を合わせて一歩一歩向上していきたいと思います。心の底からここに来てよかったと言えるよう、苦労の先にみんなの笑顔があることを信じて、頑張ります。
筒場博人(つつば・ひろと)
1970年福岡県生まれ。物心ついたときから埼玉県川越市で育つ。駒澤大学法学部卒。卒業後はアメフトの実業団チームがある大手銀行に入社するも、2年半で転職。出版社、ITベンチャーを経て2015年11月にウィルファインドへ入社、2016年6月に代表取締役社長に就任。

株式会社ウィルファインド
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