インバウンドで新潟の活性化を目指す「ツーリズムにいがた株式会社」

2019.05.31 Fri

2019年1月に設立された「ツーリズムにいがた株式会社」。
この会社の立ち上げメンバーの一人、阿部淳耶さんにお話を伺いました。

この会社の一番のミッションはインバウンド観光客を新潟に呼び込むことです。インバウンドは「ツアー」や「団体旅行」と「FIT= Foreign Independent Tour (海外個人旅行)」に分けられます。FITとは旅行者自身で航空券やホテルを手配するもので旅の自由度が上がるというメリットがあります。近年、日本に来る外国人観光客の方はこのFITの割合が増加しています。一般的なツアーは朝から貸し切りバスで観光地を巡り、ツアーに組み込まれたレストランで食事をし、そのままホテルまで送迎。そして、お土産は免税店で、といったパターンが多いと思います。しかし、日本に2回、3回と訪れるような方はよりディープな特別感のある旅行体験を求めています。そんな方たちが満足できるようなコンテンツを企画するのがツーリズムにいがたです。

 

「モノ消費」より「コト消費」

旅のスケジュールを自由に組み立てられるFITの旅行客の方々は、買い物を中心とした「モノ消費」よりも、日本の文化を体験して学ぶ「コト消費」を求めています。そういった方々に対して寿司握り体験、日本酒文化の講座、居酒屋巡りといったものを計画しています。酒どころ新潟にとって、日本酒は大きな武器になります。現在、アジアやヨーロッパで日本酒ブームが起こっていますが、外国人の中で日本酒を飲むだけでなく専門的に学びたいというニーズが生まれています。そういった方に日本酒の歴史や製造方法などを学んでもらおうという企画です。そのうえでテイスティングを行ってもらえればより深く酒の違いを楽しんでもらうことができると思うのです。

 

地域の魅力を伝え発信してもらう

FITで日本を訪れる旅行者のほとんどはインターネットから情報を得ていますが、その中でもSNSやブログでほかの人の体験を参考にすることが多いといわれています。そこでツーリズムにいがたでは、新潟在住の外国人に自分の国の言葉で新潟の魅力を発信してもらう計画を進めています。自分が新潟で体験した日本らしいコトや、おすすめのスポットなどを母国の言葉で発信してもらいます。リアルな体験を外国人に伝えることは新潟の魅力の発見機会になり、旅行先を決める時の安心材料の提供になると思います。そして、実際に旅をしてもらい、その人たちに新潟の良かったところを発信してもらえれば、インバウンドの好循環が生まれると思います。

2019年8月に予定しているツーリズムにいがたのHPオープンに向けて準備を進めています。

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