コロナ禍で学んだバスケットができることへの感謝の気持ち~誰かのためにプレーする~

2020.12.22 Tue

 選手である前に高校生であること。

私はバスケットボールを通じて生徒が人間形成できるよう取り組んできました。とはいえ、彼女たちはバスケットボール選手である前に高校生なので、学業や学校生活が活動の中心となります。これは生徒に対して、口を酸っぱくして言っているのですが、バスケットボールだけをやっていればいいという考えではなく、挨拶、礼義、時間厳守、生活態度など基本がルーズになると、バスケットボールにも影響してきます。私生活が全てに繋がってくると思いますので、応援されるチームを目指すからには、まずは「高校生らしく」を大事に指導に励んでいきます。

大事にしていることは、毎日のコミュニケーション。

指導の時に気をつけていることはその場で必ず伝えることです。見たプレーに対して、その場で良い悪いを必ず理由とともに伝えています。高校生は多感な時期でもありますので、今どのような心情なのかも配慮しながら、相手の表情を見て適切な表現で伝えています。また、部員と毎日の練習で同じ時間を共有することで、チームの強化を図ってきました。顔を合わせて、コミュニケーションを取ることが非常に大事だと思っています。

にもかかわらず、新型コロナウイルスの影響で学校は休校になり、部活動も停止になってしまいました。
チーム強化の柱として大事にしていた、生徒と直接コミュニケーションを取る機会を奪われてしまい、私にとっても辛い時期でしたね。このとき、まず、最初に考えたことは、生徒の安全です。感染予防に努めることはもちろんですが、バスケットボール部の顧問として、彼らのモチベーションを保つためにどうやって接していけばいいのか、生徒に会えない期間も自問自答しながら過ごしてきました。
練習が再開した後も新しい生活様式の中でどのように活動していけばいいか、悩みは尽きませんでした。

 

休校中も検温や体調は変わりないか?今どのように体を動かしているか?を中心にコミュニケーションをとり続けていました。
生徒たちからは早くバスケがしたいという声があがっていました。私も当然その気持ちがありましたがその時は抑えながら、感染のリスクを考え、もう少しの辛抱だから、我慢しようと声をかけていました。私自身も経験をしたことがない状況だったので、正直どうなっていくのか不安はありましたね。

 

インターハイ中止については、正式に決定する前から世の中の状況をみて、心の準備をしていました。生徒たちはぎりぎりまでインターハイがあることを信じていましたからどう伝えたらよいか戸惑いましたね。まず最後のインターハイに臨むはずだった3年生に伝えました。その時の生徒たちはかなり落胆していましたね。しかし、その後は切り替えて自主練習に前向きに取り組んでいました。少しでも日々のコミュニケーションが取れていたことで前向きになれたのかもしれません。

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