先生は現役国体選手! 「競技と仕事を両立している今が充実しています」

2018.05.11 Fri


2018年2月に妙高市で開催された第73回国民体育大会「にいがた妙高はね馬国体」。
クロスカントリースキー成年男子C部門で出場したのは、国際自然環境アウトドア専門学校の教員である服部正秋先生。日々教員として授業をしながら、選手としても結果を残す姿に学生の皆さんも刺激を受けています。


「自分はスキーを辞められるか」
人生の転機となったフィンランド留学
クロスカントリースキーを始めたのは小学生の頃。大学卒業後は京都の企業に就職、実業団に所属し不自由のない競技生活を過ごしていました。ですが2年ほど経つと徐々に企業スポーツが衰退し、他の実業団仲間の部が廃止になって、競技を続けられなくなったりと時代が変化していったのです。その状況を目の当たりにして「自分はスキーを絶対に辞めたくない」と思い、フィンランドへの交換留学制度に応募し、留学を決めました。フィンランドでは選手として競技を続けながら専門学校でトレーニング理論やスポーツ生理学についても学び、この経験が今の指導者という立場でとても役立っています。また、夏場のトレーニングとして行っていたノルディックウォーキングともここで出会い、これは日本でも広めていきたいと「国際ノルディックウォーキング連盟公認マスターインストラクター」の資格も取りました。最初は言葉の壁が辛かったですが…(笑)この留学経験が今の自分を作っていると思いますね。

「‟好き”を続ける環境は自分で切り開く」
教員と選手の両立生活とは
帰国してからの約6年半は地元・長野県で働き、その間は競技と離れていました。その後、縁あって32歳の頃に国際自然環境アウトドア専門学校に着任し、学校でアウトドアスポーツを教える中で、またレースに出たいなと思うようになりました。その時に、フィンランド滞在中にコーチから言われた「日本人は引退と決めたら大好きな競技を辞めるけど、どうしてなんだ」という言葉が頭をよぎって「好きな事なのだから、どんな形でも続けてみよう」と思い、トレーニングを再開したのです。

働きながら大会を目指すのは大変なのではと言われるのですが、限られた時間の中でどうトレーニングするか、メンテナンスと体力づくりのバランスはどうするか、と考えるようになってからはムダなく、以前より効率よくトレーニングができるようになりました。生活にもメリハリが出て調子が良く、実業団にいた頃よりもむしろ成績がいいと思います(笑)


今後の目標はまだまだ競技を続けること
そして生徒と共に前へ進んでいくこと
妙高はね馬国体への出場も、昨年の時点から「先生、次は来年に向けてですね!」と学生たちから声援をもらっていて本当に嬉しく思いました。放課後に学生たちと一緒にトレーニングをすることもあり、こうして競技を続けていることが何か彼らの刺激になったらいいなとも思いますし、自分自身、競技者を続けて行きたいと思っています。
また、もう一つの目標は野外教育・アウトドアスポーツ学科の授業の中で行っている、年に2回のイベント企画運営を地域と協力しながら成熟させていくことです。生徒たちはコース確保の交渉に行ったり、資金はどうするかなど日々課題に取り組んでいます。私はこのイベントを持続可能なものにしていきたいので、学生と一緒に、そして地域と一体となってこれからもより魅力あるイベントづくりを行っていきたいと思います!

在学生からは「服部先生は同じ目線で一生懸命やってくれるから、身近な存在であり、頼りになる存在」との声も。
これからも教員として、そして選手として学生たちの憧れの存在として走り続けてください!

<イベント詳細>

ノルディックハーフマラソンin Myoko 2018
妙高の美しい里山や田園風景を眺めながら、ノルディックウォーキングを楽しもう。
日程:2018年6月10日(日)
会場:国際自然環境アウトドア専門学校(妙高市原通70)
種目:ロング21km/ミドル14km/ショート7km
大会ホームページ:https://inacmura18.wixsite.com/nordic


MURA18
累積標高2,000m! 18の山間集落を走って旅する山岳ロードレースマラソン。
日程:2018年11月4日(日)
会場:国際自然環境アウトドア専門学校(妙高市原通70)
種目:ロング55km/ミドル30km/ショート10km/キッズ3km、1.5km
募集期間:2018年5月1日(火)~9月1日(土)
大会ホームページ: http://inacmura18.wixsite.com/mura18


<プロフィール>
服部正秋(はっとり・まさあき)
1980年長野県飯山市出身。国体選手だった母の影響もあり、小学生の頃からクロスカントリースキーを始める。同志社大学卒。大学卒業後は京都にある実業団で競技を続け、2年後にフィンランドへスキー留学。現在は、国際自然環境アウトドア専門学校のクライミングインストラクター学科主任、野外教育・アウトドアスポーツ学科主任、アウトドアライフ学科講師として学生を指導する傍ら、クロスカントリースキー国体選手としても活躍。INWA/JNFA公認ノルディックウォーキングナショナルトレーナー。


国際自然環境アウトドア専門学校
住所/妙高市原通70
電話/0255-82-4450 HP/http://www.i-nac.ac.jp

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