新潟には日本海側で首都機能を持てるポテンシャルがある。豊かなレジデンシャルエリアとしてもまだまだ可能性大!

2017.08.23 Wed

社長には将来を見据えた
事業構想力が必要です

大企業の管理職として、事業長とか支社長などを務めていたときは、乱暴に言えば目の前の業績を見ていればよかった。月次とか四半期とか、せいぜい1~2年先くらいまでの計画で動いていました。社長の仕事とは何かと問われて考えるに、将来的な事業構想力と社員を魅了する力ではないかと思います。直近ではなくせめて3年後、5年後にこうあるべき、というビジョンを示し、社員に「ああそうか、がんばるぞ」と共感してもらえるかどうかで、社長の力量が問われるのではないでしょうか。
ICOはNSGグループのハウスエージェンシーでもありますが、グループ内での仕事だけでなく、もっともっと外部の仕事も増やしていかなければなりません。グループ内でもグループ外でも広く貢献できるように成長し、いずれは県内トップクラスの広告代理店になりたいと考えています。しかし、まだやれることがたくさんあるのにやりきれていない。手が付けられていない。人財がまだ不足している。そんな問題を解決しながら組織を創り上げていきたいですね。

 

住む場所としての新潟の魅力を
広くアピールしていきたい

人、食、自然に恵まれた新潟暮らしが豊かなものだということは何度も言ってきましたが、加えて、新潟というのは交通アクセスが非常にいいんです。新幹線、高速道路、空港、港、すべてそろっています。首都圏からも2時間圏内、つまり、時間的には通勤圏内です。さらに交通インフラが発達して、リニアモーターカーなどができたら、新潟に住んで東京で働く、というパターンが珍しくなくなることでしょう。まあ、今はIT技術の進歩で、在宅勤務の可能性も広がってきています。こちらの方が今現在は現実的かもしれませんね。レジデンシャルな土地としてのポテンシャルを訴求していくことで、ダイナミズムを出せるかもしれないとは思っているんです。
ただ、新潟人はリスクを取りたがらない傾向が強いと思います。新潟県は面積も全国5位と、土地が広いだけでなく平野が広いので、そこそこ人口があり、食料自給率も高い。県内だけで仕事を回していてもそこそこやっていける、という土地柄なんです。枝豆やナスも、作付面積はトップクラスなのに、ほとんど県内で消費していたため、県外での認知度は高くありませんでした。しかし、成長しようとするとき、県内だけで仕事を回していたら、同じパイを取り合うだけになってしまいます。だから、リスクをとって経営を拡大していくことが大切だと思います。意識を変えていくということも必要かもしれません。そのためには、新潟ではない外の世界を知っている経営者を積極的に呼び入れること、Uターン、Iターン人財の発掘などが必要だと思います。新潟の大きな可能性に向かって、私も頑張ります。

 

〈プロフィール〉
糸滿盛人(いとみつ・もりと)
1964年神奈川県藤沢市生まれ。慶應義塾大学商学部卒。1989年(株)リクルート入社。2000年に新潟支社へ転勤。新潟・長岡・金沢の3拠点を兼務し、金沢に1年間単身赴任したことも。2014年ICO入社。経営戦略室を経て2015年代表取締役社長に就任。

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