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求められるまま懸命に仕事をしてきただけ。人とのご縁が財産です。

2020.02.29 Sat

新潟市の中心街、古町十字路に誕生する古町ルフルをはじめ、多くの不動産開発やリノベーション、不動産コンサルティングなどを手掛ける総合建設業の株式会社国際総合計画。新潟県内外に17拠点を構え、賃貸案件を中心に不動産活用、売買仲介まで行う株式会社リビングギャラリー。この2社の代表取締役として会社をけん引しているのが前田穣社長です。「新潟に来てまだ4年」という前田社長に、経営の極意!? や新潟の街についてお話を伺いました。

「お待たせしました」と笑顔で現れたのは長身で穏やかな雰囲気のジェントルマン。ゴルフ場が似合いそうな前田社長は「もちろん、仕事柄ゴルフもやりますが、私は子どもの頃からずっとサッカーをやっていて、今は、アルビレックス新潟の観戦を楽しんでいます」。

 

大志を抱かず(!?)建設不動産業界に就職
意図せぬ転職人生がスタート

「せっかくインタビューに来ていただいたんだけど、大志を抱いて建築不動産業の社長になったとかいうことではないので、ご期待に沿えないかも…(笑)」と話し始めた前田社長は東京都足立区生まれ、埼玉県草加市育ち。
神奈川の大学を卒業して普通に就活して入社したのが不動産デベロッパーの会社でした。新橋支店勤務となり、花の銀座エリアを担当しますが、1年で退職することに。
「当時の上司が『独立して会社を始めるので一緒にやらないか』と声をかけてくれて、とても信頼していた方だったので、この人に付いて行こう!と決心したのです」。
業種は同じく不動産開発やマンション販売。新会社の創設メンバーとして参画し、営業から企画、経営まで広く関わっていきます。創業7年目でジャスダックに上場、9年目で東証二部上場、翌10年目で東証一部上場と快進撃を続けますが、勤続13年で退社。
「当時、知り合った商業建築会社の社長さんから、『上場したいので、ぜひ手伝ってほしい』と声をかけられまして……」。
しかし、頑張って上場目前までこぎつけたところでリーマンショックに見舞われます。
「知っている会社がどんどん倒産するなど、不動産や建設関係も大打撃を受けました。私がいた会社も同じです。上場どころか資金繰りさえ厳しくなって、振り返れば一番大変な時期でしたね」。
しかし、取引先の社長が億単位の資金を融通してくれることになり、何とか会社を守り立て直すことができたそうです。
「本当にありがたかった。すばらしい社長さんでしたが、自分はつくづく人に恵まれていると感謝しました」。
その後も頼まれたり誘われたりして、そのグループ内の人材派遣会社や飲食部門の立て直しなど、不動産業を軸に転職を重ね、いくつかの会社経営に関わります。

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