【開志国際高校】ウインターカップに出場します ~インターハイでの“残り5秒の敗戦”の雪辱を期す~

2022.12.15 Thu

NSGグループの開志国際高校男子バスケットボール部は、2022年12月23日(金)から行われる、SoftBank ウインターカップ 2022第75回 全国高等学校バスケットボール選手権大会に出場いたします。

今年で創部9年目を迎える開志国際高校男子バスケットボール部は部員38名で構成されています。インターハイは2018年ぶりの決勝進出を果たし、福岡第一高校に惜しくも1点差で敗れ、準優勝となりました。ウインターカップでは夏のインターハイの雪辱を果たし優勝を狙います。男子バスケットボール部の富樫英樹監督にこれまでを振り返り、お話を聞きました。

インターハイ準優勝までの道のり

―見えない敵との戦い

2022年4月に新入生を迎え、新チームがスタートするときに、新型コロナウイルスの影響で練習ができない状況が続きました。まともに練習できた日の方が少なく、今年一番苦しい時でした。新チームの本格的な活動開始が一か月近く遅れてしまいました。

 

―残り3.6秒の勝利と残り5秒の敗戦

インターハイ新潟県予選決勝戦では、強豪、帝京長岡高校に4Q残り3.6秒で同点の場面からブザービーターで決まり、57-55で劇的勝利を飾りました。
「昨年帝京長岡さんには勝てなかったので、かたくなった感じはありますが、勝ててホッとしました。」と富樫英樹監督は振り返りました。
開志国際高校は、3年ぶり4度目の新潟県優勝を決め、インターハイの切符を手にしました。

インターハイ本戦では、怪我人が多くて、万全とは言えないチーム状況でした。しかし、出場した選手が力を発揮してくれて、2018年ぶりに決勝へ進出。総合的に見れば苦しい中での準優勝はよく頑張ったと思います。しかし、決勝の4Q残り5秒までリードしていたわけですから、優勝できなかったという悔しさはあります。その現実を勝負の厳しさとして受け止めました。

試合が始まる前に、選手達に「日本で1番高い山は富士山。2番目に高い山は?」と聞いてもほとんどの人がわからない。だから、日本1と2番目では、そのくらい違うということを選手たちには伝えていましたが、残念ながら2番目という悔しい結果となりました。ウインターカップには人々の記憶に残るような結果を残そうと選手たちに声をかけました。

 

―胎内カップで感じた成長

インターハイが終わった後、特に3年生は思いが一つにまとまったという印象で、インターハイ前とはまた違った雰囲気で練習に臨むようになりました。

3年生達の気持ちが「よし!」となったのは、コートの中でも感じられましたね。

ウインターカップには強い意志で臨んでいるなと。その変化があって、胎内カップでは落ち着いて、余裕を持ってプレーすることができ、優勝に繋がりました。今の3年生たちは4年前のインターハイ優勝を経験していないですし、昨年はウインターカップ1回戦敗退と結果を残せていなかったので、今年のインターハイ準優勝は大きな自信に繋がったと思います。

開志国際の大事にしている「凡事徹底」

バスケットボールでは、ボールを持っている時をオンボール、ボールを持っていない時は、オフボールと言いますが、それに例えてオフボールをどう過ごしていくかがポイントだと生徒たちに伝えています。バスケットボールは5人でプレーしますが、ボールを持っているのは1人。残りの4人はボールを持っていません。仲間のためにどう動くか?それが全てだと思います。寮生活、学校生活もオフボール。当たり前のことを当たり前にやる。当たり前のことが当たり前に出来ることは本当に素晴らしいことだと選手によく話します。やはり、凡事徹底に尽きると思います。創部5年目に「凡事徹底」をモットーに掲げ、その年に初めて優勝を成し遂げました。そこで、やはりバスケットボール選手である前に高校生として、当たり前のことを当たり前にできる生徒であってほしいと思っています。私達教員も含めて「凡事徹底」。この言葉を胸に刻んでいます。

ウインターカップに懸ける想い・・・

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