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2022/05/30

ブラックホール

5月も終わってしまいますね。

年度初めはたくさんの補助金の案内が出ているので、

活用して事業を考えたいという時期にはもってこいです。

ぜひ、補助金のページ(リンク)ものぞいてくださいね。

 

さて、今日はクラウドファンディングが本当に様々なところで広がっていることがわかる例を見てみましょう

 

今回の事例は、

「 ブラックホール研究  」 です。

 

ここ最近でもブラックホールの撮影が観測でき、存在が表立ってきているブラックホール。

宇宙の神秘って子どもも惹かれるロマンが詰まっていると私は思います。

私自身、天文学者を夢見た幼いころの記憶があります。

「国立天文台 水沢VLBI観測所 進むブラックホール研究にご支援を。」(募集中)

 分野/研究

 支援金額/20,171,000円  (目標 10,000,000円)

 支援者数/722人

 募集ページ/https://readyfor.jp/projects/naoj-mizusawa

 

目標金額もさることながら、700人以上の支援者がいるという点。

しかも、プロジェクト発案は国立天文台という国家機関。

この水沢VLBI観測所は人類史上初のブラックホールの影の撮影に成功した機関です。

 

天文学という基礎研究も国家予算によって支えられていますが、

予算削減が続く状況の中で、若手研究者のポストがほぼないという問題に直面しているようです。

これでは長期的に安定的な研究が行えません。

 

天文学は何かすぐに実用化できるような研究でもないため、効果測定は難しいですが、

ブラックホールの謎の解明は、多くの人が興味を持っているものです。

そこに、観測所が独自に資金支援をお願いする形を取り、成功している点は面白い事例ではないでしょうか。

 

私個人としては、違う視点もはらんでいるように思います。

日本の国、企業の研究費が海外に比べてとても少ないということが問題になっています。

限られた少ない予算でもノーベル賞を受賞する日本の研究者が出ている事実。

日本の研究の質の高さと結果へコミットする力のすばらしさを感じます。

しかし、より予算が組めたのであれば、もっとそんな素晴らしい研究、研究者が

出てくる可能性もあると考えられるのではないでしょうか。

 

クラウドファンディングでその問題が解決するわけではないと思いますが、

そんな社会の様相に提言するきっかけにもなればいいなとも思ってしまいました。

 

 

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