良い授業と良い教材で、 成長著しい小学生の学びを支えたい。
株式会社NSGアカデミー NSG教育研究会  / 坂内 亜子

2023.02.27 Mon
PROFILE
坂内 亜子
株式会社NSGアカデミー NSG教育研究会  駅前本部校小学部  教務
新潟県加茂市出身。中学生時代にNSGアカデミーの学習塾に通い高校を受験。新潟大学に入学し、4年間にわたり同学習塾でアルバイト講師を務める。卒業後、教育関連の仕事を希望してNSGグループに入社。NSGアカデミーに配属され、1年間新発田本校で、教務として中学生をメインに受け持つ。その後、駅前本部校小学部に異動し、小学生を対象に国語を中心とした学習指導を行う。またテストや教材作り、校舎の運営業務に取り組み、子ども達の教育環境の向上に努めている。
小学校の頃に支えてくれた先生の影響で、教育に関心を持つ。
大学4年間、NSGの学習塾でアルバイトを経験し、尊敬する講師に出会う。
勉強が好きな子を支える仕事に就きたい。
そんな思いからNSGグループに入社。
学生時代にアルバイトをしたNSGアカデミーに着任。
小学生を担当し、その成長をやりがいに日々授業に取り組む。
より良い教育環境を目指して、教材作りにもチャレンジする。
そんな坂内さんが思い描く、理想の教育像とは。

勉強が好きな子を支える仕事に就きたかった。

学習塾で働きたいと思った理由を聞かせてください。

小学校の頃から勉強は好きでした。しかし、学校の雰囲気や環境は苦手で休みがちだった事もありましたが、担任の先生の支えもあり、通学できるようになりました。その時、親身になってくれた先生に憧れ、教師を夢見るように。その後、大学の人文学部へ進学し、中・高校の社会科の教員免許を取り、教育方面の仕事に就こうと決めました。学習塾の仕事を選んだ理由は、大学の4年間、NSGアカデミーで講師のアルバイトをしたのですが、そこで尊敬できる講師に出会い、「私もこうなりたい」、「勉強を頑張りたい子ども達を応援したい」と思ったからです。

子どもたちへの学習指導以外にお仕事はどんなことをされていますか?

担任を受け持ち、保護者の方との面談があります。学習塾の場合、費用負担をされるのは保護者の方で、サービスを受けるのは子ども達。だから日頃指導している子ども達だけではなく、保護者の方ともコミュニケーションを図ることが必要です。面談の時には「成績の推移や、どういう方針で指導するか、志望校の合格に向けてどう取り組むか」などをお伝えし、保護者のご意見も伺い、お子さまの夢を叶えるために良い関係を築こうと努めています。

 

国語を通して人生の土台を作り、自主性を育みたい。

小学生を受け持っているそうですが、どの教科を担当しているのですか?

主に国語です。国語はいろんな教科の土台になっているので、責任は重大です。例えば、算数が苦手だという子の原因が、問題を正しく理解する読解力が不足している場合があります。また中学受験でいえば、作文や面接も国語力がポイントです。生徒と会う授業時間は多くて週3回ほどで、接する時間も学校に比べると短いですが、国語の授業が与える影響力は大きい。だからこそ、指導する面白味があります。

子ども達を指導する上で、大切にしていることはなんですか?

子ども達が「自分でできるようになる」ことです。先生が言ったからではなく、全部自分ごとで捉えられるようになってもらうためです。最初からそれは難しいので、まずは宿題を出します。そして与えられた課題をクリアーできるサイクルを作り、そのあとはテストの前に自分で勉強をする箇所を選んで、テストを受けて、その結果を復習して…。このように、先生からの指示がなくても、いま自分がやるべきことを理解し、自らの課題に取り組む。私の役目は、子どもが自ら乗り越える力を身に付けるのを支えることです。そのため、子ども達の自主性を大事にしています。

 

小学生を指導するのは、中学生や高校生と違うものですか?

私の校舎は、中学受験のために通う子が多いのですが、「将来、こういうことをやりたい」と、遠い未来を見据えている子が多くて、その頃の自分と比較すると正直、小学5、6年生でそんなことまで考えているのはすごいなと思います。だからこそ、受験対策を指導することは大前提ですが、その先を見据えた指導を大切にしています。人生の土台を作るお手伝いをしている感じがして、そこが中学生や高校生への指導と違うところですね。

小学生だから、成長が手に取るようにわかります。

仕事をしていてやりがいを感じるのはどのような時ですか?

合格の知らせを聞いた時はもちろんですが、けっこう毎日感動しています。これまで自習室にあまり来たことのない子が、テストの結果が悪くて反省して毎日のように来るようになったり、最初は「早く終了の時間にならないかな」と言っていたのに、昨日は「あ、もう数分しかない。もっと勉強したい」に変わったりします。小学生だから成長が手に取るようにわかります。だから私は小学生を教えることに、やりがいを感じるのだと思います。ライブカメラを置いて保護者の方に見てもらいたいほどです(笑)。

 

坂内さんの目から見て、そんな子ども達をどのように思いますか?

これは保護者の方がよくおっしゃることですが、「子どもが通塾するようになって、一人でできることが増えました」、「自分で考えて、計画して、実行できるようになりました」と。勉強を教えるだけが塾の役割ではありません。小学校以外の学びの場として、いろんなことを教えられたらなと思います。そして子どもたちが“自立のきっかけになる場”にこの塾がなれば。そう考えると小学生への指導は、奥が深いですね。

これからは組織のためにどう行動すべきかを考えたい。

自分のスキルを上げていくために取り組んでいることはありますか?

先輩や上司の良いところを取り入れるなど、働きながら学ぶことが多いですね。例えば、他の先輩が黒板に書いたものを見て、「このように授業を作っているのだな」と。また小学校では教わらない“一歩先を教えること”を個人的な課題にしています。そのために児童文学を多く読むことや、周辺知識、雑学を仕入れて授業に取り組んでいます。また子ども達の趣味の話を合わせられるように、人気の漫画を読みますし、ゲームもしますね。

これから子ども達への指導のほかにチャレンジしたいことは?

今まで以上に教育環境を向上させたいですね。そのためには、テストや教材をもっと良くしたい。最近、それに力を入れているので、問題の作成、校正に関して少しはスキルアップできたのではないかと思います。今までは個人の力を伸ばす努力をしてきましたが、それは継続しつつ、今は組織の発展のためにどのように行動するかを考えるようにしています。良い教材で、良い授業をして、子ども達の願いを叶える力に少しでもなりたいですね。

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