日本で唯一のサッカー総合専門学校JAPANサッカーカレッジ
NSGグループのJAPANサッカーカレッジ(以下JSC)は、6月12日(水)に開催された天皇杯 JFA 第104回全日本サッカー選手権大会2回戦で名古屋グランパスエイト相手に勝利を収めることができました。地域リーグに所属するJSCが、J1の中でも強豪クラブの名古屋グランパスエイトを相手に番狂わせを演じたことはメディアにも取り上げられ、大きな話題になりました。
サッカーに関わる仕事を目指す
NSGグループは、新潟県で29校、福島県で5校、合わせて34校の多種多様な分野の職業を目指す専門学校を運営しています。JSCはその中の一つで、新潟県聖籠町にあるサッカーに関連する様々な職業に就くことを目指す専門学校です。2002年、日韓ワールドカップ開催と同じタイミングで開校した日本で唯一のサッカー総合専門学校で、サッカー選手、トレーナー、マネージャー、フロントスタッフなどを目指し北海道から沖縄まで全国から学生が集まってくる学校です。また、アルビレックス新潟のアマチュア育成組織という位置づけで、トレーニングマッチや練習参加、インターンシップなどを現場で実践的に学ぶことが出来るという特長があります。
また、同じくNSGグループの開志学園高等学校と教育連携し、JAPANサッカーカレッジ高等部を設立しサッカーエリートの育成にも取り組んでいます。例えば、アルビレックス新潟のユースチームやトップチームで成長し、その後ブンデスリーガで活躍し、日本代表としてワールドカップロシア大会にも出場した酒井高徳選手 (現J1ヴィッセル神戸)もJAPANサッカーカレッジ高等部の出身で、多数のプロ選手を輩出しています。
卒業生はJリーグやWEリーグのクラブで活躍
JSCの教育内容の特色は、サッカー業界が抱える課題や人材のニーズから逆算して、カリキュラムを編成している点にあります。例えば、2020年からJリーグでVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が導入されるのに先駆けて、2019年にVARを学ぶコースを新設しました。
また、現場での実習も1年次から実施しています。プレーヤーは学年関係なく実力で分けられたチームで切磋琢磨します。プレーヤーを目指す学科以外の学生は学内チームに帯同して現場での業務を実践的に学びます。そして、アルビレックス新潟をはじめプロチームの現場での外部実習で実践力を確かなものにしていきます。
また、アルビレックス新潟をはじめ全国のJリーグクラブやWEリーグクラブで活躍している卒業生との強力なネットワークが、独自カリキュラムを実現する背景にあります。
卒業生のネットワークは、全国No.1のサッカー業界の就職率に直結しています。2024シーズンには、Jリーグ全60クラブ中59クラブ、WEリーグ全12クラブ中7クラブで卒業生が活躍しています。
JSCがサッカー業界にこれだけ多くの人材を輩出している理由は、サッカー界の求人が一般に出回らず、業界内のネットワークを通じて人材を探すことが多いという業界特性にもあります。JSCで学んだ卒業生が全国各地のクラブで活躍していることの証でもありますし、各地のクラブでサッカーの普及や発展、地域の活性化に貢献していることは嬉しい限りです。
可能性を信じて次の試合も全力で
天皇杯3回戦は7月10日(水)に行われます。JSCはJ2レノファ山口FCと対戦します。当然次の試合も格上のチームとの対戦になりますが、2回戦で大金星を挙げることができたように、自分たちの可能性を信じ、次の試合も全力でぶつかってほしいと思います。2戦連続のジャイアントキリングで全国を驚かせることを期待しています。 〆