先を見据えた小学校受験の指導を─就学前の子どもたちの成長に寄り添う

2024年8月、新潟市青山に開校した「NSG教育研究会 幼児教育CLAP(以下、NSG CLAP)」は一周年を迎えました。NSG CLAPは、NSGグループの学習塾部門を担う(株)NSGアカデミーの幼児教育事業として、3歳から就学前の幼児を対象とした学習指導を行い、新潟大学附属新潟小学校の合格を目指す子供たちが通っています。ブランド名の「CLAP」は、「Children」「Limitless」「Ability」「Possibility」の頭文字に由来し、「子どもたちの無限の可能性を信じたい」という思いから誕生しました。また、「CLAP」には『拍手』という意味も込められています。子どもたちができるようになったことや新しいことにチャレンジしたことに対して、みんなで『拍手』して認め合う教室でありたいという思いが詰まっています。

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NSGアカデミーは、新潟、福島、山形、群馬の4県で学習塾を展開しており、1977年の創業以来48年にわたり、たくさんの生徒の夢の実現をサポートしてきました。小学生・中学生・高校生を対象に子どもたちの志望校合格に寄り添い、子どもたちが持つ無限の可能性を引き出し、主体的に生きる力を身につける支援をしてまいりました。そうした中、昨年、満を持してスタートしたのが幼児教育事業です。これにより、幼児から高校生までを一貫して支える教育体制が整い、より幅広いニーズにお応えできるようになりました。

ご家庭と共に育む、子どもたちの成長

NSG CLAP青山教室の生徒が目指す新潟大学附属新潟小学校は、「義務教育の実施」「教員養成への協力」「教育研究の推進」という三つの目標を掲げた新潟大学の附属学校です。小中一貫教育を行う附属新潟中学校と同一敷地内にあり、附属特別支援学校との連携も含め、特色ある教育活動を展開しています。
入学検査は、ペーパーテスト、指示行動、個別面接(口頭試問)、行動観察を含む多面的な内容で構成されています。単なる知識量ではなく、思考力や集中力、他者との協調性、自分の力で考え行動する主体性が求められる内容で、大人でも即答が難しいような問題が出題されることもあります。出題範囲の広さと深さから、一定の学習時間及び学習量が必要とされます。
私たちは、こうした入試の特性を踏まえ、子どもたちが無理なく学びや経験を吸収できるよう、適切な学びの期間を設け、ご家庭と連携しながら子どもたちの心と学力を多面的に育んでいける環境づくりに取り組んでいます。

合格は通過点─“挑戦の姿勢”と“自己肯定感”を育む

NSG CLAPでは、年少・年中・年長と年齢に応じた受験対策のクラスを設置しています。新潟大学附属新潟小学校の入学検査の傾向に沿ったカリキュラムと教材を用いて、子どもたちの考える力や問題解決力を育む指導を行っています。

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私たちが大切にしているのは、単なる「合格」ではありません。子どもたちが挑戦し、努力し、できるようになったことに喜びを感じ、挑戦したことをお互いに認め合う経験の積み重ねが、将来にわたる大きな財産になると信じています。
2025年度の新潟大学附属新潟小学校の入学検査では、合格者72名中18名がNSG CLAPの受験対策ゼミを受講していました。この結果は、子どもたち一人ひとりの努力と、ご家族の支えによるものです。
NSG CLAPの取り組みはまだ始まったばかりですが、新潟大学附属新潟小学校を目指すご家庭、そしてお子さまの「挑戦する姿勢」や「自己肯定感」を育みたいと願うご家庭にとって、信頼され、期待される教室でありたいと考えています。
ここで育まれた学びや経験が、子どもたちの力となり、やがて社会をより良い方向へ導く原動力となることを願っています。より良い教育環境づくりに微力を尽くしてまいりたいと存じます。    〆