多様な学びの選択肢を提供~開志学園高校でオンラインコースをスタート~

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NSGグループの開志学園高校では、この10月よりオンラインコースがスタートしました。このコースは、普段の学習はPCやタブレット端末、スマートフォンなどの機器を活用して映像授業を受けたり、課題レポートの提出を行ったり、自分のペースでオンライン学習を進め、半期ごとに4日程度のスクーリングと試験を受けることで高校卒業を目指せるコースです。高校で学びたいという意欲はあっても、様々な理由で高校に毎日通学する事ができない子供達のニーズにも応える新しい取り組みです。

個性の力は無限大

ギター

開志学園高校は、2002年に開校した通信制課程の単位制・普通科高校です。「個性の力は無限大」を教育理念に、生徒の個性と能力を最大限に引き出す教育に取り組んできました。開志学園高校は通信制の高校ですが、地域のニーズを踏まえてこれまで週4日コース、週2日コース、週1日コースの通学スタイルのコースで運営してきました。通信制・単位制の仕組みを活用してカリキュラムに工夫を凝らし、多様な職業分野の専門教育を行っているNSGグループの専門学校と連携し、マンガクリエイト、デザイン、ファッション、メイク・ネイルといった文化芸術分野や音楽エンタテイメント分野、スポーツ分野、IT、英語、食・農デザインなど様々な分野の専門的な学習を高校時代から始めることができるという事が開志学園学校の最大の特徴です。

卒業生には、今年4月に女子プロゴルフツアー西陣レディースクラシックで優勝を飾った若林舞衣子選手や、第59回日本レコード大賞新人賞に輝いた歌手の中澤卓也さん、「月刊少年チャンピオン」で「クローズ外伝 鳳仙花(ほうせんか)」を連載しているマンガ家の齋藤周平さんなどのように、開志学園高校で才能を磨き、その才能を大きく開花させている卒業生もたくさんいます。
また、開志学園高校の教育システムを活用する連携校として、アルビレックス新潟との連携の下でサッカーエリートの育成に取り組むJAPANサッカーカレッジ高等部や、郡山市でFSGカレッジリーグと連携する国際アート&デザイン大学校高等課程(FSG高等部)があります。Jリーグやブンデスリーガで活躍し、FIFAワールドカップで日本代表にも選ばれた酒井高徳選手もこの連携の仕組みを活用して才能を開花させた一人です。

この度、新たに設置したオンラインコースにも、こうした開志学園高校の個性を伸ばす教育の特色である専門的な学習を取り入れています。

多様なニーズに対応し「質の高い教育をみんなに」

通信制高校のニーズは年々増加する傾向にあり、在籍する生徒は20万人以上に上ります。小・中学校の時に不登校を経験した生徒さんが約半数を占めるという調査結果もあります。SDGsにおける「4.質の高い教育をみんなに」のゴールに向けて日本国内における課題を考えた時、学びたくても学べる環境がないというのは大きな課題であると思います。

開志学園高校は、これまで通学をベースとした学習スタイルでしたが、オンラインコースを設置することで、学校に通わずに自宅で学習したいというニーズにも応える事ができるようになりました。オンラインコースが不登校等の経験を持つ子供たちに、新たな学びの選択肢を提供することで、SDGs達成の一助になれればと考えています。
NSGグループでは、これからも多様化するニーズに対応する新たな教育事業にチャレンジしていくことで、多くの人に生涯に渡る学びの場を提供していきたいと思います。