社会の人財ニーズに応える「SNSマーケティング学科」が始動

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SNSは触れることがない日がないくらい私たちの生活の中で欠かせないものとなりました。2021年8月に総務省が発表した調査結果では、平日における10~60代のネット利用時間の平均がテレビ(リアルタイム)視聴時間の平均を超えました。インターネットサービスの中でもSNS利用者の増加は著しく、2022年のICT総研の調査では、2022年末のSNS利用者はネット利用者の82%にあたる8,270万人であると推定されています。主要なSNSサービスの国内利用者が数千万人に達し、メディアとしての重要度がますます高まっています。

企業のマーケティングにおいてもSNSの重要度は高まっています。2022年の日本の広告費においてインターネット広告費が4マスと呼ばれているテレビ・ラジオ・新聞・雑誌の4つの媒体の広告費の合計額を超え、SNSをきっかけとした商品購入や店舗来店の経験があるユーザー、商品の口コミ投稿をするユーザーも増えており、消費行動に対するSNSの影響力も高まっています。そのため企業の情報発信におけるSNSの活用は企業の規模を問わず広がり、その重要度は増すばかりです。

このようにSNSを活用したデジタルマーケティングへのニーズが高まる一方で、それに対応できる人財不足が深刻化し、SNSマーケティング人財の育成は急務であると言えます。この人財ニーズに応えるために、SNSと親和性の高い若年層を対象に、早期にSNSマーケティングの人財を育成していくことが重要です。

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産学連携による「SNSマーケティング学科」と「SNSマーケティング検定」

そうした社会の状況を踏まえ、2024年4月にNSGグループのNBC新潟ビジネス専門学校に「SNSマーケティング科」を開設することといたしました。この学科では、対面とオンラインでのハイブリッド型の講義や実習、また企業とのインターンシップや連携実践授業を通じてSNSマーケティングを専門的に学ぶことができます。教育機関向けのテキスト・教材・電子書籍の制作や販売などを行うNSGグループの株式会社ウイネットが開発した専用テキストを使用し、体系的な知識の習得を目指します。

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また、ビジネス能力、技能に関する認定試験の開発、主催などを行う同じくNSGグループの株式会社サーティファイが「SNSマーケティング検定」を開発しました。この検定は、SNSを活用したデジタルマーケティング全般における基本知識や方法論などの能力を測定・評価し、SNSをビジネスに有効活用できるデジタル人財となるための育成や支援を目的としています。この検定により、学生は明確な学習目標を設定し、学習習熟度を可視化できるようになります。スキルを客観的に証明できる資格検定試験であるため、就職活動時のスキル証明の一助にもなります。

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今回の学科開設にあたっては、アライドアーキテクツ株式会社様より多大なるご協力を頂きました。カリキュラム、テキスト、検定の開発にはじまり、学科開設後はアライドアーキテクツの実務経験が豊富なディレクターやプランナー、カメラマンの方による実践的な授業も組み込まれています。マーケティングDXの分野やデジタルマーケティング人材育成においてトップクラスを走る企業とのアライアンスにより、実践的で最先端の教育を学生に提供してまいりたいと考えています。

新しい分野への人財ニーズに応える

SNSマーケティング学科で学び卒業した後は、企業のWEBマーケティングの中で特にこれからの重要性が増すと考えられているSNS分野での即戦力としての活躍が期待されています。NSGグループは、このSNSマーケティング学科のように、社会の変化を捉え、そこで生じる人財ニーズに応える教育プログラムを開発し、フロントランナーとして新たな教育分野を切り開いてきました。変化の激しいこの時代において、新しい人財ニーズはこれからも生まれてくると思います。そのニーズに応える新しい分野にチャレンジし、これからも地域社会や日本、世界で活躍する人財の輩出に取り組んでいきたいと思います。      〆