「地球がちょっと幸せになる」アルビくんファミリーのおはなし

NSGグループの(株)新潟アニメーションが、アルビくんファミリーのオリジナル絵本とアニメーションを製作し、先日絵本の販売とアルビレックス新潟公式You Tubeチャンネルでアニメーションの配信が開始されました。
この絵本とアニメーションのタイトルは「アー・ルー・ビィの幸せのピクニック」。アルビレックス新潟がコンテンツの提供や監修、プロモーションなどにおいて全面協力し、新潟アニメーションが総合プロデュースした作品です。

環境問題を絵本とアニメに

この作品は、アルビレックス新潟のサポーターの皆さんを中心に、地域の皆さんに親しまれているクラブマスコット「アルビくん、スワンちゃん、アーくん、ルーちゃん、ビィくん」の「アルビくんファミリー」が、ある日の晴れた気持ちのいい朝にピクニックに出かけるというお話で、ピクニックを通して「地球がちょっと幸せになる」物語です。物語を通して子供たちに環境保全の大切さについて、楽しく、気軽に知ってもらい、身近なところから親子で考えるきっかけを作りたいという狙いがあります。
アルビレックス新潟はクラブコンセプトの一つに「未来のある子供たちに『夢を与えられる人づくり』に貢献します」を掲げ、以前より様々な環境保護やエコ活動に取り組んでおり、この絵本とアニメーションのプロジェクトへの参画はその実践の一つにもなっています。
製作の初期段階でサポーターの方々に環境問題への関心についてアンケートに協力いただきました。アンケートの結果、「マイクロプラスチックの問題」や「3R(スリーアール)活動」への関心が高いということが分かり、それがストーリーに組み込まれているそうです。
また、この絵本の製作にあたってはクラウドファンディングで大勢の皆さまからこのプロジェクトを応援していただきました。温かいご支援に心より感謝しております。

新潟を舞台にしたオリジナルコンテンツ

新潟市は「マンガ・アニメを活用したまちづくり構想」をはじめ、アニメーションをきっかけとした様々なイベント、施策が行われています。先日このコラムでご紹介した、アジア一の長編アニメーション映画の祭典「新潟国際アニメーション映画祭」も行われました。NSGグループでも日本アニメ・マンガ専門学校や開志専門職大学のアニメ・マンガ学部を運営し、次代を担うクリエーターの育成や「ガタケット」などマンガ・アニメファンが集うイベントを開催し、マンガ・アニメ文化を盛り上げたいと取り組んでいます。
しかし、新潟を舞台にしたオリジナルコンテンツはまだ少なく、地域に密着したコンテンツの開発が課題と言えます。そこで、新潟に密着し、サポーターの皆さんと共に様々な活動を続けるアルビレックス新潟とコラボレーションすることで、新潟のマンガ・アニメコンテンツを創り出すことができ、ひいては新潟のマンガ・アニメ文化の活性化の一助となれるのではないかと考えから、このプロジェクトが始まりました。

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世代を超えてたくさんの人々に想いを伝えたい

この新潟で生まれたアニメーションを世界に向けて発信することで、多くの人々に環境保全に対して関心を高めてもらうと共に、物語の舞台となる「新潟」を心に留めていただけければ幸いです。また、絵本を親子で読むことをきっかけに、自分たちが住んでいるまちや日常の暮らしが地球環境の一部だという意識を高め、一人ひとりの行動に少しでも変化を与えられたらと思います。そして、子ども達が大きくなって大人になり、またその子どもたちに絵本を読み聞かせ、世代を超えてたくさんの人々に想いが伝わっていくことを願っています。              〆