「新潟から世界へ」NSGグループが目指す日本唯一の一貫指導システム

スポーツの秋を迎えました。「スポーツの日」を中心に各地で大会や体験イベントが開かれ、スポーツを楽しんだ方も多かったことでしょう。今年は愛知・名古屋アジア競技大会が開催され、陸上競技でも日本代表選手の活躍が注目を集めました。トップアスリートが限界に挑む姿は、競技の魅力を改めて感じさせてくれます。
新潟でも9月末、デンカビッグスワンスタジアムでWAコンチネンタルツアー・日本グランプリシリーズ「Yogibo Athletics Challenge Cup」が開催され、サトウ食品アルビレックスランニングクラブの選手たちが健闘しました。男子円盤投では北原博企選手が3位、男子110メートルハードルでは町亮汰選手が2位。全国のトップ選手が集う舞台で地元選手が躍動する姿は、新潟における陸上競技の広がりを感じさせるものでした。高校、大学、実業団と競技を続けられる環境や、専門性を持つ指導者との出会い。その積み重ねが、こうした結果につながっているように感じます。

世代間(実業団・大学・高校)を超えたサトウ食品アルビRCがつなぐ選手育成のスタイル

陸上競技は、短距離、長距離、ハードル、跳躍、投てき、競歩など、種目ごとに全く異なる専門性が求められる競技です。一方、ハード面では一つの陸上競技場に異なる世代の選手・指導者が集まり、トレーニングや競技会を行うことが可能なスポーツでもあります。NSGグループではトップチームのサトウ食品アルビRCをヘッドクオーターとして新潟医療福祉大学・新潟食料農業大学・開志国際高校と連携し日本陸上界で唯一の一貫指導システムを構築してきました。現在、サトウ食品アルビRCには4名のオリンピアンが在籍し大学・高校カテゴリーの指導者として活躍しています。

開志国際高校から新潟医療福祉大学、サトウ食品アルビRCへ

一貫指導システムの取組みをスタートし20年以上の月日が経ちました。その成果は確実に実を結び、ここ数年日本トップレベルの学生選手たちが多く誕生しています。
近年では新潟出身で円盤投の北原博企選手は、開志国際高校から新潟医療福祉大学へ進み、日本学生陸上競技個人選手権を2連覇し、全日本インカレでも優勝しました。卒業後はサトウ食品アルビRCに入団し、今年の全日本実業団選手権で2位。新潟で学び、力を伸ばし、社会人としてさらなる高みを目指しています。入団時には「地元新潟から世界へ羽ばたく選手になりたい」と抱負を語りました。
砲丸投の渡辺豹冴選手も、開志国際高校から新潟医療福祉大学へ進んだ一人です。U20日本選手権、全日本インカレ、国民スポーツ大会で優勝し、東アジアU20選手権では銀メダルを獲得。今年の日本インカレでも準優勝し、全国の舞台で安定した力を示しています。高校から大学へ進み、新潟で専門的な指導を受けながら競技力を伸ばしてきた歩みは、教育機関の連携が形になった一つの事例です。

新潟食料農業大学から世界へ挑む競歩選手

競歩でも新しい動きが生まれています。新潟食料農業大学の六本木直斗選手と堀伊吹選手は、今年8月に米国オレゴン州で行われたU20世界陸上競技選手権大会に日本代表として出場し、男子・女子の5000メートル競歩でそろって4位に入賞しました。二人を指導するのは、世界選手権金メダリストで、サトウ食品アルビRCの鈴木雄介コーチです。世界の舞台を知る指導者が新潟で学生と向き合い、その学生が世界へ挑む。大学とアルビRCの連携が具体的な成果につながった事例です。

NSGグループだから出来る多分野との連携による環境づくり

こうした歩みは、NSGグループが持つ教育分野と陸上クラブマネジメント会社のサトウ食品アルビRC(株式会社ARC)との連携が生み出した大きな成果の一つだと思います。
現在、NSGグループの陸上競技分野についてはハード面(陸上競技場、トレーニング施設など)とソフト面(指導者、スタッフなど)については開志国際高校、新潟医療福祉大学、新潟食料農業大学、サトウ食品アルビRCが共有化しながら取り組んできました。今後、新潟医療福祉大学では、スポーツ医科学、リハビリ、栄養、動作解析、メンタルトレーニングなど、多分野の専門性を生かした支援も進めています。スポーツ医学に力を入れる新潟リハビリテーション病院とも連携しています。

年間を通じて競技に打ち込める環境へ

もちろん、環境があれば必ず強い選手が育つわけではありません。結果は何より、選手本人の日々の努力と、指導者が粘り強く向き合ってきた積み重ねによるものだと思います。冬場には雪の降る新潟でも年間を通して練習できる施設の整備や、それぞれの専門性を生かした支援を重ね、選手が競技に打ち込める環境をつくっていくことが大切です。
新潟で力を伸ばし、全国で結果を残し、世界へ挑む選手が現れています。トップ選手の活躍に心を動かされた子どもや若者が、「自分も挑戦してみたい」と思う。その先に、高校や大学、クラブで競技を続け、専門的な指導を受けられる道がある。そうした選択肢を広げていくために、学校、大学、クラブがそれぞれの強みを持ち寄ることが重要です。

新潟で成長し、陸上競技で世界を目指す

高校、大学、クラブがそれぞれの持ち味を生かし、一人ひとりの挑戦を支える。目の前の選手と丁寧に向き合い、必要な指導と環境をつなぎ続ける。その積み重ねが、「新潟から世界へ」と挑む選手を育て、次の世代の目標にもなっていきます。新潟で学び、競技を続け、より高い舞台を目指せる流れを、これからさらに確かなものにしていきたいと思います。    〆

 

 

NSGグループ https://www.nsg.gr.jp/
サトウ食品アルビレックスランニングクラブ https://www.albirex-rc.com/
新潟医療福祉大学 https://www.nuhw.ac.jp/
新潟食料農業大学 https://nafu.ac.jp/
開志国際高等学校 https://kaishi-kokusai.ed.jp/