2025年を振り返り、起業に向けて進んだこと、立ち止まったことが見えてきました。
けれど、振り返りだけでは前に進みません。
今回は、これまでの気づきをどう「事業計画」に反映させるか、ポイントを絞ってご紹介します。
これまでの進捗を踏まえ、これまでの考えや構想を俯瞰し、実現に向けた道筋を整理していくために、新年を迎えるにあたり、以下の観点で事業計画を見直してはいかがでしょうか。
今回の見直しは、単なるスケジュールやタスクの調整に留まらず、事業の根幹である「誰に、どんな価値を、どうやって提供するか」という問いに立ち返り、改めて実現可能性を磨き上げることを目的とします。
特に重要なのは、現時点で得られている仮説・気づき・反応(自身の感覚・周囲の意見・市場状況など)をもとに、事業の核となる要素を一つずつ丁寧に検証・整理し、価値ある形に再編集することです。
以下の手順に従って、各項目を順を追って見直していきます。
ステップ1:現状の棚卸し
これまでに書き溜めたメモ、誰かと話して印象に残ったやりとり、ノートや日記などを見返してみましょう。
そこには、直感的に良いと感じたことや、どこかに改善点が隠れているかもしれません。
ステップ2:5つの柱で再構成
以下の項目に分けて、ひとつずつ自分自身に問いかけることで、何をどう見直すか整理します。
①ミッション(事業の目的・存在意義)
問いかけ例:
・自分がこの事業を通じて、本当に実現したいことは何か?
・それはなぜ今、このタイミングで取り組みたいのか?
・社会や顧客にとって、なぜこの事業は必要なのか?
見直しの観点:
・動機、やりたいこと
・社会への貢献価値
②顧客と課題(ターゲット設定とニーズの明確化)
問いかけ例:
・この事業は、誰のどんな悩み・課題・願望を解決するのか?
見直しの観点:
・ターゲットの明確化
・顧客に寄り添った言葉でのニーズ定義(顕在/潜在)
・課題の構造化
③提供価値(商品・サービスの内容と特徴)
問いかけ例:
・顧客にとって、この事業はどんな価値や体験を提供するのか?
・他にない特徴や優位性、差別化ポイントは何か?
見直しの観点:
・商品やサービスの具体的な内容
・提供価値
・他との違い、こだわり、ストーリー性
④収益モデルとコスト構造
問いかけ例:
・どのようにして収益を得るのか?どのくらいの収益性を目指すのか?
・どんな費用がかかるか?どうすればスモールスタートが可能か?
見直しの観点:
・ビジネスモデル(顧客層・提供価値・チャネル・収益の流れ)
・初期コストと継続コストの整理(例:場所、人件費、仕入れ、時間)
・無理のない価格設定と持続可能性の検討
⑤行動計画(スケジュール・マイルストーン)
問いかけ例:
・何から着手し、いつまでに何を実現するか?
・誰と連携し、どのように仮説検証を進めていくか?
見直しの観点:
・3ヶ月、6ヶ月、1年の目標を「できることベース」で具体化
・取り組む順番と必要な準備(例:商品試作→モニター→価格設定)
・「まず一歩」の具体行動(例:知人に相談、アンケート設計、投稿文の下書きなど)
見直した計画を何回もシミュレーションを行って、より実効性や実現性がある事業計画にブラッシュアップして行きましょう。
また、見直した計画を第三者に話してみることで、自分では気づけなかった盲点や改善点に出会えることもあります。ぜひ誰かに話してみてください。
時代は絶えず変化し、正解だったものが正解ではなくなります。
だからこそ、正解探しではなく「仮説→試行→計画の見直し」のサイクルを常に行い、事業計画の精度を上げて行きましょう。
新しい年を迎えるこのタイミングで、自分が実現したい事業に少しでも近づくために、一度立ち止まり、多角的な視点で事業計画を見直してみてはいかがでしょうか。
NSGグループ 事業創造本部