伝統文化と環境福祉の専門学校 江戸時代の伝統建築手引書「匠明(しょうめい)」の二間社(にけんしゃ)流造(ながれづくり)に挑む (日本最古の体系化された社寺建築の木割書(きわりしょ)を基に再現)

2020.11.12 Thu

NSGグループの伝統文化と環境福祉の専門学校は、現在の社寺建築にも活かされている、紀伊国(きいのくに)(和歌山県)の大工、平内正信(へいのうちまさのぶ)が1068年(江戸時代)に体系的にまとめた建築手引書「匠明(しょうめい)」を基に、伝統建築学科3年生が卒業制作として社(やしろ)を制作しました。

「匠明」は、柱の太さを基準に各部材の比率が記された木割書(きわりしょ)として、今の宮大工も使う手引書です。在校生の96%が日本全国から入学し、宮大工を目指す学生にとって社(やしろ)の制作は、卒業後全国各地で社寺に関わる技術者として活躍する上で、改めて伝統建築を体系的に学ぶ貴重な経験となりました。「二間社流造」は、正面の柱間が二間で、妻側から見た屋根の長さが前後で非対称な意匠が特徴です。監修は、長野県矢本八幡宮の宮司で、社寺を設計する宮川和工(かずのり)氏が担当。寸法は、学校内移動を考え高さ、幅、奥行きがいずれも約1.5メートル。材料は、佐渡産のアテビ(常緑針葉樹アスナロの佐渡固有種)を使用、新型コロナの影響を受け自宅で製図を行い、5月から木材の加工を始め約7ヶ月かけて完成しました。社は、屋根の曲線美を強調するため数ミリ単位で調整し、「観音開き」や「こけらぶき」など実際の社寺と同じ意匠が施されています。

最終的には、下級生が社寺の構造を学ぶための教材として利用できるように、屋根半分や壁を造らずに各部材が見えるように仕上げました。

学校での学びの集大成として取組んだ「匠明」の再現は、学生達の細部にまで集中した意識が形となって表現されており、日本の伝統建築技術を未来に繋ぐ強い意志を感じていただけます。

11月6日に落成式を行い、佐渡市民の皆様にもお披露目いたしました。

法人名:学校法人 国際総合学園 伝統文化と環境福祉の専門学校
所在地:〒952-1209 新潟県佐渡市千種丙202番地1                       
代表者名:校長 渡辺秀則
URL: http://www/.sado-nsg.com/

 <プレスリリースに関するお問い合わせ>
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担当者名:武田晃太朗
TEL:0259-61-1122   
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