住みたくなる部屋のプランを形に!新潟工科専門学校×リビングギャラリー。学生寮リノベーションプロジェクト

2017.07.4 Tue

株式会社リビングギャラリーからNIT新潟工科専門学校に、NSGカレッジリーグの男子学生寮「紫竹山寮」の一室をリノベーションしてほしいという依頼がありました。
よくあるタイプのワンルームを「若い学生が利用したくなるような部屋」に再生することを目指してインテリアデザイン科2年生が懸命に取り組みました。
よくあるワンルームがどのように変化したでしょうか。

 

学生の感性に期待したい

今年3月、(株)リビングギャラリーから新潟工科専門学校に、学生の感性で学生寮の一室をリノベーションしてほしいという依頼がありました。
下の写真のような空き部屋のイメージを一新し、学生が住んでみたいと憧れるような部屋にしたいということでした。

 

理想のプランと予算の壁とのジレンマ

リビングギャラリーからの依頼を新潟工科専門学校では「学生が実体験を通して学べる絶好の機会」と捉えました。
この取組に参加したのはインテリアデザイン科の2年生。全員が企画を提出するべく、現地で計測し、プランを作成し、見積作業も行いました。
学生たちがそれぞれ「自分たちが住みたくなる部屋」を想定して、リノベーションプランを考えます。そして、これは企業と提携した事業で、自分たちの考えたプランに基づいて施工されます。実際にリノベーションにかけられる予算は決められています。理想を追えばあっさりと予算オーバー。予算内に収めるためにはどこに力を入れるべきなのか。実際に仕事に就いた際にもぶつかるジレンマを感じつつ、学生たちはプランや見積の作成に悪戦苦闘しました。

 

心動かされるプラン

学生たちが提出したプランの中から、学内選考を経て、3つのプランに絞り込まれました。最終審査では、クライアントであるリビングギャラリーの担当者の前で3人の学生がプレゼンを行いました。緊張しながらのプレゼンを終えたあと、リビングギャラリー担当者から「他の部屋と比べて家賃はどれくらいが差をつけるべきか」「学生相手なのに少し大人の雰囲気過ぎないか」などの質問がありました。学生たちが、練りに練ったプランです。担当者からの質問に自信をもって答えました。

 

一般の賃貸物件としても扱いたい

採用されたのは渡部夏美さんの「ブルックリンスタイルの部屋へのリノベーション」プランでした。ニューヨークの路地をイメージした部屋に生まれ変わらせるものでした。
担当者は「私たちが期待した以上のプランを学生たちが提示してくれた。その中でも、渡部さんのプランは秀逸。プロである私たちでも『この部屋ならば一般の物件としても取り扱いたい』と思わせる内容だった」と講評しました。

提案者 渡部夏美さん
「予算が限られていたり、インテリアブランドが指定されているなど制限が厳しいので苦労したけれど、リビングギャラリーさんに気に入ってもらえて嬉しかったです」

 

 

この部屋に関わる人のために

渡部さんのプランに基づいて、5月からリノベーション作業が始まりました。
リビングギャラリーのために施工するリノベーションは授業とは異なる緊張感とやりがいがあります。学生たちは授業の合間に集まって、部屋の計測やインテリアの配置場所の検討などの作業を進めてきました。

6月12日(月)、リノベーションの最終作業が行われました。
ブロックレンガをイメージした壁紙は曲がらないように、しわができないように丁寧に張っていきます。芝生をイメージしたフロアマットの位置、インテリアの配置場所、角度。
渡部さんの指示のもと、他の学生たちも懸命に作業を行っていきます。
クライアントの期待に応えたい。この部屋を利用する人に喜んでもらいたい。リノベーションする部屋に関わる人たちの姿が身近に感じられることが、学生たちにとってのやりがいになっていました。

 

大きく変わった部屋

学生たちの約2ヵ月に渡る努力の結晶である部屋が完成しました。
ブルックリンスタイルの部屋をイメージしてリノベーションした部屋のビフォーとアフターを比較して、その大きな変化をご覧ください。

ビフォー

 

アフター

 

当初は部屋の雰囲気が暗すぎるのではないか、という懸念もありました。しかし、実際にリノベーションを経て、大人の空間を感じさせる部屋に一変しました。指導に当たっていた教員も、想像以上に素晴らしい部屋に生まれ変わったことに驚いていました。

 

リノベーションを経験して

こうした実践を通した体験は、学生を飛躍的に成長させます。
今回のプランを考案した渡部さんにとって、このリノベーション体験を通じて、将来の目標に向けて意識が高まりました。

渡部さんのコメント
「今回のリノベーションでは、プラン作成から見積、プレゼンまで行うなどタイトな日程で大変でしたけれど、良い経験ができました。私は装飾の分野で活躍していきたいので、これからはもっとデザイン性を高めていきたいです。」

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