NSG美術館では2021年4月3日(土)より新潟市中央区在住の洋画家 杉森企観明氏の作品展 「静物画・静寂を描く」 を開催いたします。

2021.03.22 Mon

窓越しの柔らかな陽光の中で、あるいは室内の淡い光線のもとで、画家は花を活け小物を置き、描き続ける。繰り返し描かれる花ではあるが、花も光も、実は一つとして同じものではないのだ。まるで移ろいゆく時と景色を惜しむかのように光の中に佇む儚い花の命を黙々とキャンバスに写し留めてゆく。窓辺の風景はこうしてかけがえのない一つの宇宙に変わる。


窓辺の花


花のある静物

窓辺の静物


陽光(Ⅱ)

窓辺


カサブランカのある静物

杉森企観明は静物画、花を描く作家としてまず思い浮かぶ作家である。モチーフは百合や牡丹、向日葵、薔薇、ダリアなど華麗なものが多い、しかし描かれた作品は青を基調とする静謐な佇まいの中に、花の持つそれぞれの個性を控えめに主張する。花の咲いている時間は短く生命感を表現することを大事にしていると語る。杉森はまた一水会の常任委員である。一(いっ)水会(すいかい)とは中国清朝の絵画技法書「芥子(かいし)園画伝(えんがでん)」にある「十日一(じゅうじついっ)水(すい)五日(ごじつ)一石(いっせき)」から採られた。つまり一つの川の絵を描くために十日をかけ、一つの石を描くのに五日をかける。技術を重んじ、精魂込めて注意深く描くことを基本とする会派である。

 

  • 「静物画・静寂を描く」 杉森企観明展
  •  会期 2021年4月3日 (土) ~ 5月23日 (日)

NSG美術館

新潟県新潟市中央区西船見町5932番地561

電話/025-378-3773

ホームページ/http://www.nsg-artmuseum.jp/

開館時間/10:30~18:00(入館は17:30まで)

休館日/月曜日※祝日または振替休日が月曜日の場合はその翌日

観覧料/■個人■大人300円、専門学生・大学生200円、高校生以下無料

■団体(20名以上)■大人200円、専門学生・大学生100円、高校生以下無料

※学生は学生証の提示が必要

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