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【一般社団法人新潟県起業支援センター】起業希望者を24時間支援する「起業相談AIチャットボット」サービスをスタート

2022.07.06 Wed
NSGグループの一般社団法人新潟県起業支援センター(新潟県長岡市、代表理事CEO高橋秀明)は、同センターが運営する「CLIP長岡」のHP( https://www.kigyousien.or.jp/ )に、これまでの2,000件を超える起業相談ノウハウを生かして、起業希望者からの様々な質問に24時間自動応答する、「起業相談AIチャットボット」のサービスを令和4年7月5日より開始いたします。

■CLIP長岡とは
CLIP長岡は、新潟県が認定した「民間スタートアップ拠点」8拠点のうちのひとつで、新潟県内における起業の活性化を目的に、起業家のための交流の場の提供や、起業に関するセミナーの開催、起業・創業の相談に対応しています。

■「起業相談AIチャットボット」の導入に至る経緯
CLIP長岡は長岡市と連携しながら、2014年の開設以降、地域に根差した起業支援センターとして起業支援を行ってきました(累計起業相談件数実績2,260件、累計起業件数実績248件)。しかし相談内容は、事業内容について、資金調達、開業手続き、マーケティング、事業計画書の作成等々多岐にわたり、幅広い知識を持った専門スタッフしか対応ができないため、電話や面談で対応するまでに時間を要することが課題となっていました。加えて、新潟県は新規起業数の低迷が続いており、地域経済活性化に向けた起業支援のスピードアップが求められていました。そこで、同じNSGグループでAI関連事業を行っている(株)新潟人工知能研究所と連携し、24時間自動応答で質問に答えるチャットボットサービスを開発するに至りました。

■開発の特徴「産学連携での開発」
このチャットボットサービスの開発を担当した(株)新潟人工知能研究所(新潟県新潟市、代表取締役社長 黒田達也)は、2017年設立のAIベンチャーで、AIプロダクト開発やデータ分析事業と共に、新潟におけるAI人材の育成をミッションとしており、県内大学や専門学校等との連携を積極的に行っています。今回の開発においても、新潟大学工学部共創経営プログラム及び、開志専門職大学情報学部のインターン実習生が、AIチャットボットの頭脳となるナレッジベース(質問応答のデータ)を作成するサポートや、システムテストに参加しました。

■「起業相談AIチャットボット」の主な機能
①   起業に関する相談
「資金」「開業手続き」「許認可」などのキーワードを入力すると、関連する項目を提示します。また、入力された質問内容を解析し、今後の支援サービスに反映させます。

② 起業準備のクイック診断
「起業予定の業種経験は?」「ターゲットとする顧客像は? 」「自己資金は?」など、15の質問に答えると、準備不足と思われる項目と、それに対するアドバイスが表示されます。

また、面談による無料相談を希望する場合は、表示された「クイック診断番号」を予約時に伝えると、CLIP長岡のスタッフが相談者の状況をある程度把握した上で対応ができるため、初回相談が効率よく実施できるようになりました。

CLIP長岡では、この「起業相談AIチャットボット」を、同様の起業支援サービスを行っている機関にカスタマイズして販売することも計画中で、このサービスを活用して多くの起業家が生まれることが期待されます。

法人名  : 一般社団法人新潟県起業支援センター
代表者名:  代表理事 高橋 秀明
所在地  : 長岡市大手通2丁目2番地6 ながおか市民センターB1F

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