人生の最後まで住み慣れた地域で暮らす。 福祉施設・サービスを集積した「福祉タウン構想」。

2022.06.30 Thu 関連タグ: #地域活動#健康・スポーツ

株式会社はあとふるあたごでは、住み慣れた地域で在宅生活の維持から看取りまでをシームレスに行えるよう、看護や介護、生活支援などを一体的に提供する「福祉タウン構想」を推進しています。その第一弾である「おぎかわ福祉タウン構想」の中核施設として、昨年11月に「複合施設おぎかわ」がオープンしました。住宅型有料老人ホーム、介護付有料老人ホーム、小規模多機能ホームという3つの施設がひとつの建物に集約された施設です。「複合施設おぎかわ」について、また今後の施設・サービスの展開について、事業企画本部・事業推進本部 部長の阿部 清文さんと、複合施設おぎかわ(介護付き・住宅型有料老人ホーム)ホーム長の藤田勝彦さんに伺いました。

※お話を伺った阿部さん(左)と藤田さん(右)

 

福祉サービスを集積して、切れ目のないケアを提供する。

-「おぎかわ福祉タウン構想」について教えてください。

阿部 福祉サービスが集中している場所を新潟市秋葉区荻川につくる構想を数年前から進めてきました。そして幅広い福祉ニーズに応えていくことで、地域の皆様に安心して過ごしていただき、地域貢献ができればと考えています。「複合施設おぎかわ」はその中心を担う施設であり、はあとふるあたごのフラッグシップ施設です。

-その構想が生まれた経緯は?

阿部 2003年に新潟市秋葉区で「グループホーム新津」を開設したのですが、その後、秋葉区の荻川地域に「看護小規模多機能ホームあきは」、「訪問看護ステーションあきは」といった各種介護・看護サービス事業所を集積させてきました。それにより、住み慣れた地域で、在宅生活の維持から看取りまで地域内でサポートし合う事ができるようになりました。「福祉タウン構想」はそれがベースとなっており、さまざまな施設やサービスを地域で一体的に提供することで高齢者が住み慣れた地域で「自分らしい生活」を最後まで送れることを目的としています。

 

家族のように感じているペットと共に暮らせる新基軸の施設

-「複合施設おぎかわ」はどういった施設でしょうか?

藤田 当施設は、1階が小規模多機能ホーム、2・3階が介護付有料老人ホーム、4・5階が住宅型有料老人ホームになっています。施設全体で100名を超える方の入居が可能な大型の複合施設です。近隣にさまざまな施設・サービスがありますので、それらと連携しながら、ケアと医療の両面から幅広いニーズに対応することができます。

 

-なぜ「複合施設おぎかわ」をペットと入居できる老人ホームにしたのですか?

阿部 ペットは家族の一員です。しかし施設に入居する際はペットと離れなくてはならないことが多く、深い喪失感を抱き、入居後の生活において精神面のケアが必要になってしまうケースが増えています。そこで施設へ入居することになっても、これまで通りペットと一緒に暮らせるようにすることで、自宅での生活スタイルを崩さずに、自分らしさを発揮できる環境を整えたいという思いで、新潟県内では初となる施設を開設しました。

 

-施設を運営する上で、ペットに関するノウハウはあったのですか?

藤田 動物のお世話についてのノウハウはありませんでした。そこで動物愛護の専門家に相談したところ、「猫であれば自分のテリトリーさえ守ってあげれば飼いやすいですし、トイレの世話もしやすく、感染症のリスクも少ない」というアドバイスをいただき、まずは猫との同居からサービスをスタートしました。また同じNSGグループの新潟医療福祉大学の「ねこ部」の学生にボランティアとして協力してもらい、猫と暮らすことを支えるお手伝いをしてもらう予定です。今後ノウハウと経験を積み、他の動物の受け入れも進めていこうと考えています。

 

-開設後の反響はいかがですか?

藤田 ペットを飼っていらっしゃる方や動物愛護活動をされている方から見学依頼があるなど、いくつかお問合わせをいただいております。またテレビ局から取材を受けて、問い合わせも増えてきました。これからは入居者とペット両方の福祉を実現する生活環境の整備をはじめ、ペットを介しての地域との交流活動も行う予定です。