ご存じですか? リエゾンサービス。高齢者の二次骨折予防にワンチームで取り組み国際的にも高評価

2020.01.7 Tue

1月7日には万病除けとして七草粥を召し上がるという方も少なくないことでしょう。古くからの風習も良いのですが、人生百年時代となった今、寝たきり予防には二次骨折予防が重要と言われています。

回復期の医療を中心に地域医療に取り組んでいるNSGグループの新潟リハビリテーション病院は、国際骨粗鬆症財団(IOF:国際的な骨粗鬆症の治療、予防・啓発活動に取り組む財団)が行うベストプラクティスフレームワーク「脆弱性骨折の二次骨折予防の取り組みに対する認定制度」において最高位の金レベルの認定を受けています。なぜ二次骨折予防が重要なのか、また、リエゾンサービスという仕組みを取り入れた二次骨折予防対策とはどのようなものなのか、ご紹介します。

*脆弱性骨折の二次骨折予防の取り組みに対する認定制度とは
高齢者に激増している骨粗鬆症に対して「骨折患者の二次骨折予防のための骨折後の評価や治療」「二次骨折予防のための追跡調査・予防活動システム」などの13項目について申請した内容を同財団が審査し、「金レベル」「銀レベル」「銅レベル」と国際基準で評価認定を行うものです。

骨折は繰り返し起きて寿命を縮める要因に!
切れ目のない治療による予防が必要

骨粗鬆症の進行や高齢者の転倒などによる骨折は著しく増加しており、高齢者のADL(日常生活動作)を低下させ、寝たきり状態になる要因となっています。骨折をすると、もともとの持病が悪化したり、入院治療の間に筋肉が衰えたりしがちです。また、骨折には骨粗しょう症が隠れている場合が多く、骨折をした高齢者は次の骨折の確率も高くなっているのです。

「最初は腕、その次に腰、最後に股を骨折して寝たきりになった…」というような話を、残念ながらよく耳にします。この二次骨折を予防するには、骨折患者の骨粗しょう症の評価、早期治療開始、そして退院後も切れ目のない治療による骨折予防を行うことが重要です。しかし、骨折による入院から退院した後、理想的な食事やリハビリを続けるのが困難な高齢者も少なくありません。

新潟リハビリテーション病院では、医師や看護師だけではなく薬剤師、管理栄養士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、クラーク、医療ソーシャルワーカー、介護福祉士など幅広い領域のスタッフによるチーム医療を行っています。そして、「医療・看護チームと患者さんやそのご家族とが” ワンチーム”となって予防に取り組むことが大切」として、治療のコーディネーターとしての役割を担う骨粗しょう症マネージャーを配置し、リエゾンサービスの体制を整えています。

写真左から、骨粗鬆症マネージャーの横堀由美さん、骨粗しょう症認定医の山本智章院長、骨粗鬆症マネージャーの星野美和さん。

 

この記事に関するNSGグループの取り組みはこちら

シェア