異文化体験がデザインにもたらすもの。NCAD新潟デザイン専門学校×アメリカのモンセラート美術大学。学生が互いに刺激を受ける国際交流

2017.07.4 Tue

異文化のデザインに触れる機会を

2017年5月23日から6月14日までの約3週間、新潟デザイン専門学校にアメリカのモンセラート美術大学から学生18人と教員3人の総勢21人が来訪し、日本のデザインや日本文化を学びました。

モンセラート美術大学と新潟デザイン専門学校は、1990年に教育提携の協定を結び、両校の国際交流は今年で19回目を数えます。

 

日本には日本らしい色づかいやデザインの特徴がありますが、外国にはまたその国独自のデザインの特徴があります。新潟デザイン専門学校では、学生が外国の文化に触れることで新たな発見や創作活動の幅を広げ、グローバルに活躍する人材が育つことをねらい、この交流を続けています。

 

共同制作を通して創作の幅を広げる

この交流の目玉は、両校の学生が共通課題に取り組む授業「OPEN STUDIO」です。
両校の学生たちが混成のグループを作り、共通テーマでアート作品を制作するものです。

「OPEN STUDIO」は期間中2回行われ、1回目は両校の学生がグループに分かれてイラストを描き、最後にグループ別に描いた作品を繋ぎ合わせて、巨大な宇宙空間の絵を完成させました。
2回目は、日本に伝わる折り紙でつくった動物を紙に貼ったり、動物を描いたりして、思い思いの動物園を制作しました。折り紙はアメリカにはないもので、折り紙初体験となるモンセラートの学生もいました。そうした学生に日本の学生が折り方をアドバイスをする光景が見られました。
折り紙でかわいい動物ができることにモンセラートの学生が驚いたり、アメリカの学生が描いた猿と日本の学生が描いた猿の雰囲気の違いに感心したりするなど両校の学生はお互いの文化の違いに感じ入っていました。
同じ動物をテーマにして絵を描いても仕上がりに大きな違いがあることを知ることで、両校の学生は今後の自分たちの創作の幅を広げる貴重な経験を積むことができました。

新潟デザイン専門学校 木藤俊介さんのコメント
「交流はとても楽しかった。こうした体験を通じて、作品にも良い影響がでると思う」

モンセラート美術大学 Emily Foxさんのコメント
「新潟デザイン専門学校はとても素敵な学校だった。ここで多くのことを学べて、素晴らしい時を過ごすことができた」

海外留学のきっかけに

国際的な異文化交流を重視している新潟デザイン専門学校では、海外の提携校から学生を招くだけでなく、海外で学ぶことを目指す学生のために留学制度も設けており、提携校への編入学も増えています。モンセラート美術大学に編入学する制度もあり、これまでに約20名の学生が編入しています。今回交流を体験した学生の中にも、刺激を受けたことで留学したいという希望を持つようになったと話す学生もいました。

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