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―「美味しい」を追求し、挑戦し続けたい― ホテルイタリア軒で腕を振るう若き料理人

2019.07.30 Tue

ホテルイタリア軒「リストランテ マルコポーロ」でシェフとして活躍する池田将人さん。更なる‟美味しさ”を求めて日々腕を磨く池田さんは、県内外で開催されるコンクールにも積極的に参加し、2018年10月に行われた「にいがたのフランス料理コンクール(主催: クラブ・デ・シェルシェ)」では念願の優勝。
「仕事=趣味」と言うほどの料理好きで、常に新しい目標を掲げ、食の可能性を探り続けています。「‟食”を通して地元・新潟を盛り上げていきたい」と話す池田さんに、これまでのことや仕事への想い、そして目標について聞きました。

ワクワクの連続だった学生時代。
ホテルイタリア軒との出会いは偶然
幼少期から野菜くずを見つけては料理の真似事をしていたので、早い時期から食の世界に興味を持っていたのだと思います。小・中学生の頃も台所に立ち、得意料理のチャーハンを作ったりしていました。でも当時は絶対に料理人にはならないと思っていて。厳しい道というイメージがありましたし、自分が美味しく楽しく食べられればそれでいいと思っていました。その気持ちが変わったのが高校時代ですね。ある日、親戚の集まりでパスタを作ったら皆が口をそろえて「美味しい」と言ってくれて。作った料理を笑顔で食べてもらえた喜びと感動が忘れられず、これをきっかけに料理人を目指すことになりました。

進路を決めてからは、オープンキャンパスに行くたびに新しい発見があり、早く料理の勉強がしたいと毎日ワクワクしていましたね(笑) そして専門学校に進学すると同時に一人暮らしを始め、新生活がスタートしました。在学中は和食・洋食・中華の中でも、結婚式や記念日のような‟特別な一日”を彩る料理を作りたいと思い、洋食を選択。毎日頭の中は料理一色で、気になるレシピが浮かんだら深夜であってもスーパーに駆け込んで研究したりしていました(笑)
学生時代一番の思い出は、2年次に参加したフランスへの1カ月短期留学です。1週間みっちりと語学を学んだ後、2~3週間は研修として現地レストランの厨房に入れてもらい、調理・盛り付け・サービスなど本場の洋食について勉強させていただきました。
もう一つ楽しかったのが、滞在中の食事。基本的に自炊だったので、近所のスーパーやマルシェで日本にはないような珍しい野菜や肉を購入し、色々な料理に挑戦しました。調理方法がわからなければ調べてみたり、仲間とアレンジしてみたり。とてもいい思い出ですね。

そして実は「ホテルイタリア軒」とのご縁は学生時代からなんです。
専門学校入学後、飲食店でアルバイトを始めようと候補を絞り、応募しようと思っていた矢先に先生から「イタリア軒でアルバイトを探しているから、応募してみたらどうか」と声をかけていただいて。ホテルでアルバイトができるなんて、チャンスだと思いましたね。そして採用され、約2年間キッチンで働いていました。学校では学べない技術を教えてもらったり、テスト期間は練習ができたり、本当に恵まれた環境だったと思います。

その後、就職時期を迎えた時「ここでもっと成長していきたい」という思いを汲んでもらい、改めて採用となりました。

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