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「電卓の名人」は子育て&仕事で奮闘中 「職場、家族、周囲の支えに感謝です」

2019.08.12 Mon

“ビジネスの甲子園”と言われる「全国簿記電卓競技大会」(全国経理教育協会主催、文部科学省後援)関東支部予選で、4年連続3部門制覇を成し遂げたNABI 新潟会計ビジネス専門学校。この躍進を支えている一人が大野麻衣子さん。電卓部の監督で、かつて自身も選手として出場し、全国制覇を成し遂げるとともに、個人でも電卓検定で名人位を取得しました。産休・育休から現場復帰して約1年、電卓部の全国大会を目前に頑張る大野さんに、仕事や子育てについて話を聞きました。


可能性を引き出してくれたのは専門学校時代の先生
自身も後進たちを支え、少しでも役に立ちたい
高校卒業後は医療事務の資格を取ろうと思い、当校(新潟会計ビジネス専門学校=以下NABI)に進学しました。現在、医療事務の学科は新潟ビジネス専門学校に移りましたが、当時はNABIで学ぶことができたんです。
授業中、医療の点数を暗算で計算している私に目をとめてくれたのが、当時、電卓部の監督をされていた大竹先生です。「計算が好きみたいだし、数字に強そうだから、一緒に電卓の大会に出てみないか」と。

それで電卓部のメンバーとして全国簿記電卓競技大会に出させていただき、全国大会で団体優勝を果たすことができました。私個人としても、電卓計算能力検定で名人を取得することができました。この検定は4級から始まり、1級のさらに上には段位があり、グレードが上がるにつれて試験の桁数や問題数が多くなっていきます。名人は、乗算・除算・見取算・複合算・伝票算、160問を50分で1問も間違えずに回答できた場合のみ取得できます。
集中力はもちろんですが、最後は持久力、体力勝負みたいになりました(笑)。でも、先生や先輩のご指導、励ましのおかげで頑張れました。そして、先生に薦められたこともあり、卒業後は、医療事務の道ではなく、母校で後輩を教える道に進んだんです。

ブラインドタッチで10桁以上の計算をスイスイ進めていく名人。「学生の頃は憧れの先輩に追いつきたい一心で頑張っていた気がします。後輩のお手本や憧れとなる先輩がいること、先輩と後輩の仲がいいことなどは、大会での強みだと思いますし、NABIの伝統にもなっていると思います」と大野さん。
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