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【伝統文化と環境福祉の専門学校】学生が制作の一間社流造本殿を奉納します。

2023.11.21 Tue

NSGグループの伝統文化と環境福祉の専門学校(以下、当校)は、この度、卒業制作として学生が制作した社殿 一間社流造本殿が日本製鉄株式会社直江津工場敷地内の稲荷神社へ奉納されます。(卒業制作の神社への奉納は2件目となります。)

制作の様子(屋根葺)

当校は、新潟県佐渡市にあり、佐渡島全体をフィールドとして学ぶ、伝統建築学科、建築士技能士養成学科、公務員学科、ITエンジニア学科、まちづくり・観光ビジネス学科を設置する、総合専門学校です。

伝統建築学科は在校生の95%が新潟県外から入学する、宮大工を目指せる学科です。佐渡島内に残る神社、寺院、伝統建築建造物の修繕を授業で行っています。(各科の特徴)

当校の伝統建築学科では、2020年度より、授業内で流造本殿の制作に取り組んでいます。制作にあたり、木割(きわり)と呼ばれる建築物の各部の比率は、日本最古の木割書とされる「匠明(しょうめい)」の比率で制作をしています。2020年度は二間社を制作し、2021年度からは一間社の制作を行っております。完成した一間社流造本殿は、全国に募集を行い、希望のあった神社等へ奉納しております。2021年度には岐阜県中津川市へ奉納を行いました。

完成した社殿

この度、新たに、日本製鉄株式会社直江津工場敷地内の稲荷神社への奉納が決まり奉納が決まり、2023年10月30日当校より発送され、11月9日日当校代表学生も参加し、遷座祭を行いました。

日本製鉄株式会社チタン営業部、東日本製鉄所直江津工場様より、「将来の伝統建築物のものづくりを担う次世代の人材育成の理念」に共感をいただき、全国で担い手が少なくなっている宮大工の育成に、耐久性に優れたチタンで貢献できないかとのお考えのもと、チタンに関する講義を日本製鉄株式会社様のチタン事業に関係の深い宮大工の康和建工 三村棟梁、山本鈑金製作所社長を広島から講師として派遣いただく事を提案いただきました。

屋根葺きも学生に経験してもらう事で今後の宮大工としての仕事に活かせるとのご提案から、上越市で初めてチタンの屋根を葺いた 八坂神社と同色のチタン板を提供いただき、実技指導を実施いただいたうえで、学生自ら屋根を葺きました。実際に神社として奉納される社殿を学生が制作できる実習を通し、本物でしか学べない貴重な体験を授業で実施しています。

制作の様子(社殿)

 

学校法人 国際総合学園 伝統文化と環境福祉の専門学校
所在地:〒952-1209 新潟県佐渡市千種丙202番地1                       
代表者名:学校長 渡辺秀則
URL:https://www.sado-nsg.com/

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