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【国際こども・福祉カレッジ】「ハサミの法則」でコミュニケーションやさしい日本語で、やさしい保育者・教育者を目指そう

2023.12.11 Mon

NSGグループの国際こども・福祉カレッジは、保育士・幼稚園教諭・小学校教諭・養護教諭を目指す、こども保育学科・こども福祉教育学科・児童教育学科の1年生が履修している「こども家庭福祉」の授業の一環で、一般財団法人やさしい日本語普及連絡会 代表理事である吉開 章氏をゲストスピーカーに招き「やさしい日本語で、やさしい世界を。」と題した講演を11月24日に実施しました。

やさしい日本語とは、日本語を母語としない外国人など、日本語の理解やコミュニケーションに何らかの困難を抱えている人のために配慮された日本語表現です。講演では、やさしい日本語のキーワードとして「ハサミ法則」が紹介されました。

 

「ハサミの法則」とは相手に物事を伝える時に「はっきり言う、さいごまで言う、みじかく言う」ことを意識して話すことで、より伝わりやすくなる方法です。学生たちは提示された例文を丁寧に読み「ハサミの法則」を使ってたくさんの人に伝わりやすい日本語に言い直す方法を学びました。

講演の後半には学生たちが4人グループに分かれ、提示された単語を「みじかく言う」練習、そして楽しいクイズ形式で「説明」するトレーニングの「3文クッキング」に挑戦しました。

例えば、『オープキャンパスを「○○です。」「○○ます。」の形で説明してください。』という問題に対して、「①高校3年生が参加します。②大学や専門学校に行って学校の説明を聞きます。③土曜日や日曜日にあります。という3文で説明します。」など、それぞれのグループで伝わりやすい3文を考え、発表しました。

教員の近藤倫代さんは「学生たちがこれから出会う外国にルーツのある親子と関わる際、やさしい気持ちを持って相手に合わせたコミュニケーションを取る意識を持つきっかけとなり、貴重な経験ができました。」と話す。

参加した学生は「外国人とのコミュニケーションは英語でなければならないという固定概念がありましたが、工夫をすれば日本語で伝わるということを学ぶことができました。今後も、やさしい日本語に関心を持って外国人だけでなく高齢者や障害のある人などに対しても、場面に合わせて活用していきたい」との感想を述べてくれました。

<講演概要>
●日時:2023年11月24日(金)
●会場:国際こども・福祉カレッジ 駅南キャンパス
●内容:やさしい せかい
やさしい日本語で、やさしい世界を。
「ハサミの法則」でコミュニケーション
やさしい日本語で、やさしい保育者・教育者を目指そう

当校は、社会福祉士、精神保健福祉士、介護福祉士、保育士の養成施設として位置付けられており、福祉分野、教育分野で活躍する人材の育成に取り組んでいます。今後もさまざまな観点から体験的な教育実践を通して、より一層教育効果の向上を目指していきます。

学校法人国際総合学園 国際こども・福祉カレッジ
学校長:羽田春喜
所在地:新潟県新潟市中央区花園1-1-12
URL:https://www.wm-c.ac.jp/

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