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【開志専門職大学 事業創造学部】 土岐智賀子先生が執筆に参加した「コロナ危機と欧州福祉レジームの転換」が昭和堂より出版されました。

2024.01.17 Wed
NSGグループ学校法人 新潟総合学院 開志専門職大学(以下「本学」、新潟県新潟市、理事長:池田 祥護、学長:北畑 隆生)事業創造学部 土岐智賀子先生が執筆に参加した「コロナ危機と欧州福祉レジームの転換」が、2023年12月20日に、昭和堂より出版されました。

■内容紹介

2020年に始まったコロナ・パンデミック。EUとその加盟国はどのように対応したのか。各加盟国の対策と中長期的な復興戦略は、欧州の福祉レジームに重大な変化をもたらしつつある。EUの戦略、9つの加盟国の社会保障制度の分析を通し、その持続と転換を浮き彫りにする。

 

<土岐先生からのコメント>

この本は、欧州の福祉政策について研究を行っている「EU(欧州)福祉レジーム・市民権研究会」のメンバーによって書かれた4冊目の本になります。ドイツ、フランス、イギリス、オランダ、スウェーデン、デンマーク、ベルギー、イタリア、ハンガリーの社会状況と福祉政策について、それを研究対象としている執筆者が章ごとに分担して一冊の本にまとめています。

博士論文で「イタリアの若者のキャリア形成とソーシャル・ネットワーク」について取り組んだ私が担当しているのはイタリアです。若者の就職難が続くイタリアの状況や、その課題を克服するための社会政策を主なテーマとして、これまで、大学改革、若者の就労支援政策、新たなキャリアと支援のあり方としてのサードセクター等について論じてきました。今回は、現在欧州全体で大きな課題となっているNEET対策としての「若者保障」の動向を整理しています。

他の国の社会状況や社会政策を知ることにより、海外の動向を知るだけでなく、日本の特徴を知ったり、社会課題の克服のためのヒントを得たりすることができると思います。少々とっつきにくい内容かもしれませんが、ぜひ手に取ってみてください。

 

【土岐智賀子先生 略歴】

開志専門職大学事業創造学部講師。立命館大学教育開発推進機構講師、明星大学等で非常勤講師歴任。38歳の時に、イタリア政府奨学金を得てイタリアに1年間留学。

【書籍情報】

「コロナ危機と欧州福祉レジームの転換」

出版社:昭和堂

編者:福原宏幸、中村健吾、柳原剛司

発行日:2023/12/20

A5判 / 306頁

ISBN: 978-4812223017

■開志専門職大学について

2020年4月、新潟県新潟市に開学。在学中600時間(約5カ月)以上の長期企業内実習をはじめとする教育で、成長分野の高度人材を育成する総合専門職大学です。実践的なカリキュラムを通じてビジネスの現場で必要な知識と応用力を身に付け、変化する社会で活躍できるプロフェッショナルを育成します。

設置学部:事業創造学部、情報学部、アニメ・マンガ学部

<開志専門職大学 公式HP> https://kaishi-pu.ac.jp/

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