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自身に多くの出会いや感動をくれた音楽で、これからは街に、人に、ささやかな潤いを届けていきたい

2019.04.28 Sun

国際音楽・ダンス・エンタテイメント専門学校(以下SHOW!)でサウンドクリエイター科主任を務める佐藤和音さんは、講師、作曲家、アーティストと、3つの顔を持っています。学生たちを教えるかたわら、Cacis(カシス)というピアノ&ヴォーカルユニットで公演を展開し、先日、開園したばかりの開志上所こども園の園歌を作曲するなど、地域密着で音楽活動を続けている佐藤さんにお話を聞きました。

専門学校で音楽の新しい世界が広がった

音楽好きの両親の娘ということで、名前も和音(笑)。父は吹奏楽の指導などもしていて、母は吹奏楽のクラリネット担当、いつも音楽が自然に暮らしの中にある環境で育ちました。子どもの頃はピアノを習ったり、中学生になってクラリネットやリコーダーなど管楽器に触れ、高校時代は吹奏楽部で活動していました。当時、SHOW!には管楽器コースがあったので、高校卒業後は専門学校生となりました。
それまで部活動や趣味で音楽を楽しんできた私にとって、SHOW!での日々は本当に刺激的でした。有名なアーティストの方々が講師に来てくださったり、プロの音楽活動の舞台裏に触れたり、たくさんの人や出来事、物事との出会いがあって、音楽の世界が一気に広がっていく感じでした。それで、2年間の課程を終了後、さらに研究科に進んで、3年間、勉強させてもらいました。
初めて作曲したのもSHOW!で学んでいたときです。音楽理論という科目の課題が作曲だったんです。どんな曲を作ったのか自分でも思い出せませんが(笑)、ただ必死に作った記憶はあります。
SHOW!での勉強は本当に楽しかった。ずっと音楽を続けたい、一生音楽を続けていきたい……そんな思いだけはあるものの、それがどういう形なのか、その頃はまだ想像できていませんでした。ただ、研究科を卒業したタイミングでたまたま学校の職員募集があり、SHOWに就職させてもらって今に至ります。

NSGカレッジリーグの有志で結成された吹奏楽団でクラリネットを担当する佐藤さん。通っている専門学校もさまざま、学生と先生の垣根もなく一緒に音楽を作っています。
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