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【SDGs(エスディージーズ)の新たな挑戦】未来の福祉を担う学生が発案 NSG大運動会で楽しくSDGs活動!!

2025.07.07 Mon

学生の“ひと声”から始まった、専門学校29校を巻き込む取り組み

「NSGカレッジリーグ」が主催する「NSGカレッジリーグ大運動会 2025」は約7,000人の専門学校生が参加する、大きなイベントです。今年(2025年)は6月25日にデンカビッグスワンスタジアムにて開催され、「SDGs(持続可能な開発目標)」をテーマに、これまでにない新たな取り組みが実施されました。

そのきっかけは国際こども・福祉カレッジに在学している学生のひと声でした。
「ペットボトルのキャップを集めて世界の子どもにたちにワクチンを届けたい」という想いが、学内での取り組みへと広がり、やがてグループ全体を巻き込む大きな運動へと発展していきました。

NSGカレッジリーグの大運動会にて行われた「スポーツごみ拾い」の様子

■スポーツ×環境×福祉=“スポーツごみ拾い”競技が誕生
学生の声に応え、国際こども・福祉カレッジでは、まずペットボトルキャップの回収を教室からスタートしました。その後、NSGグループ内にこの取り組みが共有された結果、今年のNSG大運動会にて、全29校が参加できる「スポーツごみ拾い」という新競技が実施されることになりました。

この競技は、8つのチームから総勢80人の選手がスタジアム内を45分間かけて、清掃活動を行い、回収したごみの重さやペットボトルキャップの量を競い合う競技です。観客席を中心とした広いフィールド内での活動は、まさに“運動”と“社会貢献”を掛け合わせたSDGsに沿った挑戦です。

NSGカレッジリーグの大運動会の様子

■キャップの洗浄と回収、その先へ
この競技で集まったペットボトルキャップは約1,600個にのぼり、大運動会終了後は国際こども・福祉カレッジの校舎に持ち帰り、学生たちの手で1つ1つ洗浄し、後日ワクチン製造支援を行う業者へと引き渡されます。「拾って終わり」ではなく、「洗って届ける」までのプロセスを学生たち自身が担うことで、SDGsの目標3「すべての人に健康と福祉を」に貢献する実感が生まれました。

この一連の活動を通して、参加学生からは「楽しくSDGsに関われた」、「大勢で取り組むことでより大きな力になると実感した」といった前向きな声が多数寄せられました。

NSGカレッジリーグの大運動会にて行われた「スポーツごみ拾い」の様子

SDGsとは・・・持続可能な未来のために
SDGs(エスディージーズ)とは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称で、2015年に国連で採択された17の目標から構成されています。環境問題、貧困、教育、健康、ジェンダーなど、あらゆる社会課題の解決に向け、2030年までの国際的な目標として世界中で取り組みが広がっています。
今回のNSGカレッジリーグ大運動会における「スポーツごみ拾い」も、SDGsの理念に沿った“行動する教育”の一環です。競技を楽しみながら社会貢献ができるという、新たな学びの形が実現しました。

ワクチン製造支援を行う業者へ送るため集められたペットボトルのキャップ

■ひとつの「声」が社会を変える一歩に
「自分一人の声がここまで広がるとは思っていなかった」

発案した学生の言葉がこの取り組みの価値を物語っています。
ひとりの気づきから始まり、専門学校29校、約7,000人が関わる大きなSDGs活動へと発展した今回の事例は、「気づき→発信→行動→連携→成果」という流れを体験的に学べる貴重な機会となりました。
これからも国際こども・福祉カレッジでは学生ひとりひとりの想いや声を原動力に、社会を良くする活動を後押ししてまいります。

学校法人国際総合学園 国際こども・福祉カレッジ
学校長:羽田春喜

所在地:新潟県新潟市中央区花園1-1-12                     
URL:https://www.wm-c.ac.jp/

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