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プログラミング教育の普及を促進すると共に子供たちの人生を輝かせる、スタープログラミングスクールの取り組み。

2022.12.20 Tue

大人向けの「パソコン市民講座」や小・中学生のための「STAR Programming SCHOOL(スタープログラミングスクール)」などの教室を全国で展開している、NSGグループの株式会社チアリー。文部科学省の「学習指導要領」の改訂により2020年度からプログラミング教育が必修化される中、チアリ―はそれに先駆けて2015年からプログラミング教室を行ってきました。プログラミング教育やICT機器が学校や生活の中で急速に普及していく中で生じる保護者の不安解消や、プログラミング教育の促進という面で、チアリーは先行して取り組んできた知見やノウハウを社会に還元する取り組みを行っています。今回は、同社で行っているプログラミング教育について東京事務局子どもICT事業部部長の梅津二美さんにお話を伺いました。

プログラミング教育を通して個々が輝く場を

―スタープログラミングスクールについて教えてください。 

梅津 「プログラミング」というと、まだまだ「ソースコードを書いてパソコンを動かす」というイメージをされることがありますが、「プログラミング教育」とはコンピュータを使って問題解決をする能力や、物事を順序立てて論理的に考える能力を伸ばす教育です。スタープログラミングスクールでは、ビジュアルプログラミング言語「スクラッチ」を用いて授業を行っています。マウス操作で命令ブロックを組み合わせることで直感的にプログラミングができるので、小学生からスムーズに使っていただけています。 

どのようなプログラムを組んでパソコンやロボットを動かしたいか自分で企画書を作り、オリジナルカリキュラムのレッスンで知識を習得しながら作品を創作して、みんなの前で発表しトライアンドエラーを繰り返していく。そのような流れで、自分で設定した目標を実現するチカラ、壁にぶつかっても困難を乗り越えるチカラ、自他を尊重し共創するチカラ、自分の想いや考えを伝えるチカラを身に着けてもらいます。 

これらのチカラは、単に「プログラミングができる」ということではなく、自身の人生をどう輝かせるかということに繋がっていく、選択肢を拡げるチカラであるとチアリーは考えています。「スタープログラミングスクール」の「スター」は、「一人ひとりの個性を大切に自分らしく輝ける」、そんな子どもたちになってほしいという思いからつけられました。 

検定にも力を入れていますが合格させることだけが目標ではなく、受験によって自信をつけたり、さらなる目標を見つけて実現する力をつけたりしてもらうことを目指しています。 

子どもたち自身で輝くために、どんなカリキュラムが行われているんですか? 

梅津  学習方法も子どもたちそれぞれの特性に合った方法を選べるよう、集合学習、個別学習、オンライン学習の3つのスタイルを用意しています。 

集合学習のコースでは、小学1年生さんから中学3年生までの子どもたちが、学年の垣根を越えて交流しながら基本的なプログラミングの知識を身につけていきます。 

時には苦手なことや、ちょっと踏ん張りが必要なことに取り組んでもらうことも大切だと考えています。プログラミングをする中では、トライアンドエラーはまさに「踏ん張り」の場ですが、実際にやってみることで自信がつき、また次のチャレンジへとつながっていく。自己表現が苦手なお子さんだからこそ、あえてスタープログラミングスクールで成功体験を積んで自信を持ってほしい、と通わせてくださる保護者の方もいらっしゃいます。 

経験を通してスモールステップを踏み、達成感を持って成長できるよう、子どもたちの様子や反応を見ながら教材を見直し、より子どもたちの思考が育つカリキュラムへとブラッシュアップし続けています。

どんどん挑戦してステップアップしていけるんですね 

梅津 「楽しみながら学ぶ」をキーワードにカリキュラムも工夫しています。中には難しい取り組みもありますが、人生の中で困難にぶつかったときに、「自分はスタープログラミングスクールで乗り越えることができたんだから」と、ここで踏ん張ったことが何か役立てば嬉しいですね。 

根本にはやはり、プログラミングを学ぶ中で「非認知能力」や「問題解決能力」「プレゼンテーション能力」を身につけてもらいたいという狙いがあります。


それをサポートするには、先生方の愛情や気持ちの部分も重要です。どうモチベーションを上げ、どう輝く場所を作り、個々の強みを活かしていくか。そこを大事にしたいので、教務のスキルアップはもちろん、メンタルフォローを含めた講師への研修も多く取り入れています。子どもたちが安心してチャレンジできる場づくりをしてあげることが、チカラを伸ばす最初の一歩になると思うんですよね。 

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