当日は大学関係者、冨士美園株式会社関係者、報道関係者等20名程度の方々にご参加いただき、取り組みへの経緯や商品説明等を発表いたしました。

「MELISSA村上茶ハーブティー」は、本学学生の卒業研究から生まれた緑茶ハーブティー飲料です。北限の茶処として有名な香味に特徴のある冨士美園株式会社の村上茶と、香りにレモンのような爽快感のあるハーブ：レモンバーム（メリッサ）を使用し、朝日飯豊連峰の天然水で丁寧に抽出したPETボトルおよび、村上茶とレモンバームとブレンドしたオリジナルハーブティーのティーバッグを発売します。

写真右から：

新潟食料農業大学 副学長兼新潟食料健康研究機構長　中井　裕
新潟食料農業大学 食料産業学部 食料産業学科 フードコース 教授　横向　慶子

冨士美園株式会社 代表取締役　飯島　剛志
新潟食料農業大学 学生代表　安間 優実、石沢 結衣

■本事業の取り組みの経緯

研究の始まりは第1期生小久保 夏希さん（2022年卒）が「自分のお茶ブランドを作りたい！」と4年次にキリンで「午後の紅茶」などの飲料開発に取り組んだ横向 慶子教授のゼミに所属し、オリジナルブレンドティーの研究・開発に取り組み始めたことがきっかけとなりました。「北限のお茶」村上茶について知識を増やすべく、村上市の冨士美園株式会社を訪れ、茶畑見学や茶摘み体験、お茶の試飲などを行い、村上茶の特徴や抽出温度による味の違いなどを研究しました。

その後、第2期生 星野 万悠子さん（2023年卒）が「最終目標をティーバッグだけでは終わらせたくない。PETボトルに入れて多くの皆さんに手軽に飲んでほしい」という想いを持ち研究を引き継ぎました。そして、冨士美園株式会社の飯島社長に村上茶とハーブティー（村上茶×レモングラス、村上茶×レモンバーム）のブレンド茶のプレゼンを行い、実際にPETボトル飲料として完成させるまでの準備やデザインを担い完成させることができました。

また、星野さんをリーダーに村上茶サークル活動を７月に立ち上げ、村上茶とハーブティーのブレンド体験についての出前講座を行うことを事業中心として新潟県学生地域活動支援事業補助金交付対象に選ばれました。具体的には、新発田市元菅谷小学校跡地で開催された菅谷マルシェでの試飲会や、大学祭でのオリジナルブレンドティーバッグ無料配布を行いました。しかし、コロナ禍の自粛期間と重なり高校生へのアプローチやカフェでの提供をあきらめざるを得なくなり、PETボトルに入れて配布する検討を加速させました。

商品名は胎内市チューリップフェスティバルなどでネーミング調査を行った結果、80％の方から「村上茶の名前があった方が良い」「村上茶を盛り立ててほしい」との意見から「村上茶ハーブティー」に決定いたしました。また、ニックネームとしてレモンバームの別名「MELISSA（メリッサ）」を商品のシンボルにし、デザインには冨士美園株式会社の飯島社長のご厚意で新潟食料農業大学ブランドロゴも正面に入れました。また、雪国緑茶・雪国紅茶のデザインである「蘭字デザイン」の使用もご提案いただき、村上茶ハーブティー「メリッサ」製造・販売にたどり着くことができました。

2名の学生の卒業研究を担当した横向教授は、2020年新潟食料農業大学に赴任し、「卒業研究で取り組みながら、この日を迎え嬉しく思います。地域の課題と研究と学生指導を一体で取り組むスタイルで、研究から実践へ、実験室から地域をつなぎたいと考えていました。そして、形として商品を残すことを目指し、地元企業の方々とWIN-WIN の関係を構築したいです。地域に愛される息の長い商品になってほしいです。」と話しました。

■商品について

冨士美園株式会社 飯島　剛志 代表取締役より、以下の内容で商品についての説明がありました。

【販売価格】
◯ペットボトル
350 ｍｌ 180 円（税別） １ケース２４本入り
◯ティーバッグ
2 ｇ× 8 個入り 700 円（税別）

【販売箇所】
◯冨士美園
村上市長井町 4-19 　TEL　0254-52-2716
※今後、順次販売箇所は拡大予定です。

北限の茶処として有名な香味に特徴のある冨士美園の村上茶と、香りにレモンの よう な爽快感 のある「 レモンバーム 」 （「 メリッサ 」 和名 「 こうすいはっか 香水薄荷 」「メリッサ ソウ 」とも 呼ばれます）を ブレンドしたお茶です。 リフレッシュ したい時や、リラックスしたい時に後味すっきりとした、優しい味わいを愉しんでください。なお、レモンバームは大学の圃場でも栽培中で、将来的には「 胎内産 」に切り替える予定です。

新潟食料農業大学

所在地：新潟県胎内市平根台2416

TEL：0254-28-9840

URL：https://nafu.ac.jp/