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求めに応えて県内各地に出向く移動販売車。稼働率アップで「製麺工房ドリーム本店」の認知度もアップ!

2018.12.06 Thu

支援から自立へ―
新たな事業にも挑戦

就労継続支援A型と呼ばれるドリームネクストには、現在、25名の障がい者が通っており、製麺工房やラーメン店、受託契約を結んでいる施設等での清掃など、各々さまざまな業務に従事しています。施設職員と施設を利用する障がい者の皆さんが一丸となって頑張り、製麺工房ドリーム本店の売上も伸びてきました。
「障がいのある方も十分仕事をこなしてくれています。そういった方と接していると、ずっと支援するだけでなく、自立の道を探ることも大切なんじゃないかな、と思うようになりました」と田中店長。「ドリームネクストは営利を目的とする一般企業とは立ち位置が異なりますが、法に則り、最低賃金などを定めた労働報酬のルールにはきちんと対応しています。そのため、ある程度の経営改善も考えていく必要があると思っています」とも。
現在、近隣の休耕地を任され、ラーメン店で使う小松菜を栽培しているそうですが、今後は小松菜以外の野菜も手掛け、収入源を増やしていくことも考えています。施設がある北区では、高齢のため、また後継者不足のため、やむを得ず農地を休耕地にせざるを得ない場合があるといいます。そういった農地を借り受け、野菜作りにチャレンジしていこうという試みは、地域の人たちにも喜ばれています。

真面目な仕事の取組みと、丁寧な味づくりで、常連さんも増えてきているそうです。
「製麺工房で作る麺はよい素材を使っており、味にも自信があります」とも。

 

就労センター ドリームネクスト
障がい者の雇用支援・促進を目指す就労継続支援A型と呼ばれる施設。時給制ですが有給休暇なども整備された一般的な雇用契約に基づく就労の機会を提供することによって、その知識や能力の向上を図る。
1日5時間、週5日間働くことからスタートし、支援付きでの雇用で自信がついたら企業就労へつなげる。雇用にあたっては労働基準関係法令を遵守、有給休暇なども付与される。
現在、「製麺工房ドリーム本店」を併設、運営。ここでは、製麺やラーメン店の運営、移動販売車による麺メニューの販売を行っている。
就労センタードリームネクストでは、同工房での仕事のほか、福祉施設での清掃・洗濯・リネン交換業務の受託、福祉施設での介護補助業務の受託も行う。

 

製麺工房ドリーム本店
新潟市北区木崎1816ー5  
TEL/025-384-2800
営業時間 /11時~15時※麺・スープなくなり次第終了
定休日/日曜

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