自ら手を挙げ、
海外研修旅行を企画。
新しい挑戦がはじまる。
海外に関わる仕事をするために。
2022年新卒入社。入社以来、愛宕商事株式会社旅行事業部にて主に教育機関向けの営業を担当。中学生のときの交換留学がきっかけで海外に興味を持つ。就活では旅行業界や航空業界を目指すが、コロナ禍で募集がない。諦めかけた中でNSGグループと出会う。新潟県加茂市出身。
本音をぶつけた面接。諦めかけた夢がつながった。
中学生のとき、地元の姉妹都市交流でロシアに行った。初めての飛行機、初めての海外。ロシア語はまったくわからないが、身振り手振りだけで現地の人たちとすぐに仲良くなれた。見るもの、触れるもの、すべてが新鮮だった。この経験から海外に興味を持つようになり、大学も観光ビジネスを学べる学科を選択。将来は旅行業界や航空業界で働くことを夢見ていた。ところが、その夢はコロナ禍で打ち砕かれた。希望していた業界は大打撃を受け、募集もほぼゼロ。そんなタイミングで地元・新潟での就職を考えるようになった。そもそも、のんびりした性格の自分に東京の暮らしは合わないのかもしれない。夢を諦める理由を探していた。そんなときにNSGグループと出会った。調べると、商社では旅行事業も手がけている。でも、きっと募集はないだろう。あったとしても、今の社会情勢でそんな本音の志望動機なんて言えば、逆効果かもしれない。躊躇していたが、面接で「やりたいことはありますか?」と聞かれ、思わず本音が漏れた。「旅行事業です、将来的に海外に関わる仕事がしたいです」。それがよかったのか、どうなのか。結果的に内定をもらえた。正直にいえば地域の金融機関とも少し悩んだが、「どうしても夢を諦めたくない」。そんな思いでNSGグループに飛び込んだ。配属は愛宕商事の旅行事業部。旅行の企画・提案やインバウンド事業など、多岐に渡る事業を担当している部署だ。入社後にわかった。「ホンネを伝えてよかったんだ!」。NSGは社員のやりたいことを応援する会社。思わぬかたちで夢のスタートラインに立てた。
教育機関の研修旅行を担当。学生の夢を後押しする仕事。
今年で入社3年目。入社から一貫して営業担当として法人顧客のニーズをかたちにする経験を積んできた。現在は専門的な学びを提供する教育機関を約10校担当し、各校のカリキュラムや指導方針に合わせた研修旅行の企画・提案・手配、時には添乗もする。例えば、ホテル・ブライダル系の学校向けに東京の有名ホテルでのルーム・インスペクション(清掃点検業務)の見学が可能かホテルに問い合わせをしたり、研修スケジュールの構築をしたり。ビジネス系の学校向けには、それぞれの専門分野にあわせた企業の職場見学や施設での体験ができるか問い合わせをして学生が学ぶ機会を提供した。学校側の要望に応じて行程を詰めることもあれば、こちらからプランを提案することもある。「ここ、いいですね」「ここのホテル、よかったよ」提案が受け入れられるとやはりうれしい。年に数回ある添乗員としての同行。「写真撮ってください!」と学生から声をかけられることもある。普段はそれぞれの夢に向かって直向きに努力を続ける学生たちが、心から楽しそうに学んでいる様子を見ると、「青春だなあ」と温かい気持ちになる。がんばって夢を叶えてねと、心の中で密かに願ったりする。
海外研修旅行を企画。海外旅行事業の基盤をつくりたい。
いま、コロナ禍が落ち着いたことで、研修旅行先として海外を考える学校が増えてきた。担当する2つの学校からも海外研修旅行の企画を依頼された。これまで海外の場合は、自社では営業窓口のみを担当し、旅行の手配や添乗は専門の大手の旅行代理店に依頼していた。しかし、海外に関わることは入社前からの夢。「自分の手でやってみたいです」。そう上司に提案すると、OKがでた。会社としても海外案件を増やす方針があり、その基盤を自分で築いてみたい。ただ実際にはじめてみると、前例がないことばかり。現地のランドオペレーター(旅行先の宿泊手配などを専門に行う企業)と直接やり取りをして、ホテルを予約したり、観光施設やイベントのチケットを手配したり。毎日のように小さなつまずきがある。「困ったらそのときに考えればいい、大丈夫だ」。上司と先輩が背中を押してくれた。今回の行き先はシンガポール。観光ビジネス系の学校には、現地の学生との交流機会や世界的に有名なシンガポール・チャンギ国際空港の見学を企画した。動物系の専門学校には、シンガポール動物園のバックヤードツアーやナイトサファリの訪問を提案。出発は来月。この旅が参加する学生たちの人生の扉を開く機会となればと思う。