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陸上競技は未経験。
失敗することもあるけど、
私は元気です。

#スポーツビジネス
#未経験のわたしだから
#新潟に来てよかった

失敗も成功も糧にする。

株式会社新潟アルビレックスランニングクラブ
佐々木 雪乃

東京都多摩市出身。日本大学商学部卒。2020年に入社後は株式会社新潟アルビレックスランニングクラブでマーケティングや広報を担当する。NSGとは東京の就活イベントで出会う。挑戦せずに後悔したくないという思いで新潟へ。経験のない陸上競技に携わることに。休日のドライブが趣味。

スポーツに関わりたい。新潟にチャンスがあった。

東京都多摩市の出身。子どもの頃からスポーツを観るのが好きで、プロ野球やJリーグにはよく連れて行ってもらった。祖父と叔父がスポーツ記者だったこともあり、いつか自分もスポーツに関わる仕事がしたいと思うようになった。大学は商学部でマーケティングを専攻。就活では有名な球団や新聞社をいくつか受けてみたが、狭き門だった。一旦は方向転換をして、ファッション、IT、人材系、食品、広告など幅広く受けた。内定もいくつかもらえた。でもスポーツビジネスへの思いはくすぶったまま。そんなとき、ある就活イベントでNSGと出会った。「スポーツビジネス」という採用コースの紹介文に、心が奪われた。NSGにはグループ内にサッカーやバスケットボールなど多数のプロチームがある。その上、事業分野が多岐に渡っているので、将来のライフステージの変化にも対応できそうに思えた。もう一つ、背中を押してくれたのは採用担当の人が魅力的だったこと。誠実で丁寧な応対に安心感を覚えた。住み慣れた東京を離れるのは正直悩んだ。周りも心配した。でも、挑戦しないで後悔するのは嫌だと思った。配属は株式会社新潟アルビレックスランニングクラブ。日本初の地域密着型ランニングクラブだと聞いた。「え、陸上?」。当時はどんな仕事か、想像すらできなかった。

未経験の陸上競技。失敗から学ぶ日々。

新潟アルビレックスランニングクラブ。2005年の設立以来、日本を代表するトップアスリートの育成からジュニアスポーツの普及、スポーツを通した健康づくりや生涯学習など、「地域の元気と健康に寄与できるクラブづくり」を掲げた活動を続けている。当然ながら周りは陸上経験者ばかり。「佐々木さんは何の競技をやっていたの?」。どこに行ってもそう聞かれる。「未経験です」と答えると、面白がって逆に名前を覚えてもらえた。大会の運営、イベントの企画、スポンサーへの提案や報告。1年目からいろんな仕事を任せてもらえた。失敗もたくさんした。大会で選手がつけるゼッケンの発注を任されたときのこと。ゼッケンは通常「胸と背中」の2枚。それすら知らずに1人1枚分しか発注しなかった。発覚したのは大会の二日前。緊急対応で乗り越えたが、今思い出しても冷や汗が出る。オリンピック選考を兼ねた注目の大会でメディア対応を担当したときは、選手インタビューを急遽リモートで行うことに。直前でイヤホンが足りないとわかり、スピーカーに切り替えると今度は風で音が聞こえない。ライブ配信で60数社の報道機関に共有することになっているなかで失敗はできない。スピーカーの数を増やしてなんとか乗り切ったものの、このときも胃が痛くなった。「また勉強になったな」。それでも上司は温かく見守ってくれた。

人を笑顔にする力。スポーツってやっぱりすごい。

陸上はまだまだマイナー競技。マスメディアへの露出は少なく、広告媒体としての価値は高くない。だからこそ知恵で勝負する。今年の夏はコロナ禍で陥りがちな子どもたちの運動不足解消を目的に、新潟市内の学童保育を巡回して、運動指導をするイベント「キッズキャラバン」を企画した。夏休みだけで約40か所、延べ1,400人以上の子どもたちが参加した。そのキャラバンにスポンサーの冠名をつけた。その場でスポンサーの商品をプレゼントして、喜ぶ子どもたちの笑顔をSNSにアップすると、親御さんが拡散してくれた。「お姉さんと一緒にやろうか」。運動が苦手な子にこそ積極的に声をかけた。陸上を知らない自分だからこそ、見える景色がある。コロナ禍で中止になった新潟シティマラソンの代替イベントでは、子どもも大人も車椅子の人も、誰もがランニングを楽しめるように企画した。みんなが声を掛け合い、応援し合う。用意したホワイトボードには、たくさんのコメントが書かれていた。「来年こそ絶対走るぞ!」「がん検診を受けましょう」「新潟に元気を!」。SNSで紹介すると、たくさんの人が広げてくれた。スポンサーさんも喜んでくれた。スポーツを通して笑顔が生まれる。「あ、私、これがやりたかったんだ」。七転八起の日々だけど毎日が楽しい。新潟に来てよかった。

※所属表記・記事内容は、取材当時の内容に基づいています。