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広報の仕事が好き。
選んだ道ぜんぶで、今の私ができている。

#学生と向き合う仕事
#フットワークは軽く
#シガチャンネル

等身大の自分であり続ける。

学校法人国際総合学園
志賀 渚

新潟県新潟市出身。2018年入社。新潟県立大学国際地域学部卒。開志国際高等学校で2年間、広報を担当したのち、2020年に新潟デザイン専門学校に異動。学生募集を中心に学校の運営に関わる。1年間に学校訪問で向き合う高校生の人数は3桁以上。YouTubeに自ら出演して、学校の魅力を発信している。

これまでのキャリア
1年目
開志国際高等学校で広報担当に。生徒募集に奮闘する。
3年目
新潟デザイン専門学校に異動。学生募集を中心に学校の運営に関わる。
4年目
学校のPRのため、自ら出演したYouTube「シガチャンネル」を開設。

インターンで気づいた、この仕事をやりたい理由。

この好奇心旺盛な性格は誰に似たのだろう。学生時代はいろんなアルバイトやボランティアをした。イタリアンレストランでは接客のタイミングひとつでお客様の笑顔を引き出せた。福祉施設ではさまざまな人の人生を垣間見ることができた。裁判所書記官のセミナーにも通った。もっと社会におけるディープな人間模様を知りたくなって、将来は人と関わる仕事をしよう。それだけは決めていた。

大学3年生になってNSGのインターンシップに参加したときのこと。ワークショップで学校には広報という仕事があることを知った。この仕事をしたい。直感でそう思ったのには理由がある。小さな頃からおしゃれが好きで、大きくなるにつれて美容師に憧れるようになった。ところが、進学した高校は地元でも有数の進学校。周囲が大学受験に突き進む中で、美容の専門学校に行きたいとは言い出せなかった。自分なりに勉強も頑張った。大学を選んだことに後悔があるわけではない。それでも心のどこかで引っかかっていた思いがあった。学校選びは人生の大きな分岐点の1つ。好きなものにまっすぐに向かうのは簡単なことじゃない。そのなかで、自分が踏み出せなかった一歩を踏み出そうとする人たちがいる。もし私が誰かの夢の実現を手伝えるなら。進みたい道が見えた。

足を運ぶ。話を聞く。等身大の言葉で語れるまで。

インターンが終わった瞬間にNSG専用のノートをつくった。NSGについて調べたことを書き留めていく。合同企業説明会では、ほぼ皆勤賞でNSGのブースに座った。熱意が届いたのか無事に内定をもらえると、迷わずNSGに決めた。入社後、最初の配属先は開志国際高等学校。希望通りの仕事に就くことができた。ただ、人前で話すことが得意なわけではなかった。学校説明会では緊張で手が震え、体がこわばってしまう。上司から「落ち着け」と声をかけられるほど。上手くやろうとするほど、空気が固くなってしまう。そんな日々が続いた。

ある日、バスケ部の練習を見学した。開志国際高等学校はインターハイ優勝経験もある強豪校。体育館に響く声、熱気。選手たちの真剣な眼差し。圧倒された。自分が伝えるべきものが見えた気がした。それからはまたノートを手に学校中を歩いた。一人ひとり先生を訪ねては話を聞く。授業のこと、部活のこと、生徒たちへの想い。週末は時間がある限り部活の応援にいった。「あれ、またきたの?」。声をかけてくれる生徒が増えた。いつの間にかこの学校のファンになっている自分がいた。学校説明会で緊張することはなくなった。話したいことがいくらでも溢れてくる。「こっちを見て、聞いて」。上手なプレゼンはできなくてもいい。自分が心から感じてきたことを等身大で語ろう。それが自分なりの答えだった。

YouTubeで独自コーナー開設。企画、出演、編集までぜんぶ。

2020年に新潟デザイン専門学校に異動。さまざまな分野のデザイナー、イラストレーターを目指す人たち。目指すものにまっすぐに打ち込む彼らはキラキラと輝いている。彼らを見守りながらも、同じ志を持つ者として接する先生たち。この学校のことをもっと知りたい。「あの作品見たよ。どんなコンセプトで作ったの?」学生たちに声をかけると、いつも熱のある答えが返ってくる。この熱を高校生に、保護者に、高校の先生に届けることが私の仕事。

学校のYouTubeチャンネルの中で、オープンキャンパス内で実施している目玉プログラム「デザイン体験」をYouTuber風に紹介する企画を立ち上げた。名付けて「シガチャンネル」。企画、出演、編集はぜんぶ自分でやった。先生や学生たちが一緒になってオープニング映像を作ってくれた。繁忙期なか、マルチタスクで取り組んだから、振り返っても記憶がないくらい大変だったけど、それでもやり遂げることができたのは、「デザイン分野の魅力を発信したい」。その思いが溢れてきたから。オープンキャンパスに来た高校生たちから「シガチャンネルの人ですね」と言われるとちょっと恥ずかしい。けど、認知してもらうキッカケを作れたことはすごく嬉しい。この仕事が好き。今、好きなことを仕事にしていると自信を持って言える。歩いてきた道のぜんぶがあって今がある。これからもきっとそうだ。

※所属表記・記事内容は、取材当時の内容に基づいています。
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