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ボードゲームを応用した
オリジナル教育教材を開発。
趣味から仕事を生み出した。

商社マン、商標登録出願中。

愛宕商事株式会社
田宮 翔

愛宕商事株式会社勤務。所属する教育事業部は、学校に必要な物品の調達と販売が業務。主に新規開拓を担当し、1年半で数多くの顧客を開拓する。趣味のボードゲームを活用した学校教材をオリジナル開発し、現在商標登録出願中。元幼稚園教諭。2018年中途採用で入社。新潟市出身。

仕事は自分でつくるもの。飛び込んだ商社の営業。

実は小学校の頃から、夢は幼稚園の先生だった。高校卒業後はNSGグループの幼児教育の専門学校に入り、二十歳で夢をかなえた。子供たちと過ごす時間は楽しく、他の先生たちや保護者からも高い評価を受けた。ただ、年月が経つほどに少々閉鎖的な小さな世界に息苦しさを感じ始める。時折外の空気を運んでくる備品納入業者の営業マンが眩しく見えた。あの仕事をやってみたい。園長や他の先生からは強く慰留された。保護者さんにも残念がられた。自分も心苦しい。でも広い世界を知りたい欲求に抗えなかった。

幼稚園の先生から営業職へ。人材系の営業職を経験した後、NSGグループの商社である愛宕商事に入社。熱量ある人たちが、想いをぶつけ合い、アイデアを次々と実現する。ここでは仕事は与えられるものではなく、自らつくるもの。配属された教育事業部は、物品を学校に販売する部門。入社早々、上長から伝えられたミッションは、NSGグループ外の学校を新規開拓することだった。さて、どうしたものか。道は険しいそうだ。でもなぜかワクワクした。

入社3ヶ月受注ゼロから、1年半で顧客数が数倍に。

まずは会社名と顔を覚えてもらおう。新潟市内の公立の小中学校を回る。インターホン越しに挨拶して、事務担当の先生に繋いでもらう。嫌な顔をされることも少なくない。入れてもらえないことも当たり前。それでも決まった曜日に通うことで「この人いつも来るなあ」と思ってもらえればいい。うまく会えても商売の話はしない。雑談をしながら、さりげなく情報を入れたりする。自分の強みは人に嫌われないこと。それだけは幼稚園教諭の頃から自信があった。いい距離感をつくる。相手の役に立つことだけを考える。でも、入社後3ヶ月は1つの注文も取れなかった。

いつものように雑談をしたある日の帰り際。「加湿器は扱っていますか?」。「はい、ご用意できます」。確信はなかったが、二つ返事で答えた。上長に相談するとすぐに調達してくれた。加湿器20台、それが初受注。そこから堰を切ったように仕事が増えた。「あの人はよくやってくれるよ」。学校から学校に噂が広まる。インターホンを押せば名乗らなくても開けてもらえるようになった。一年半で取引校の数は何倍にも増えた。新しい担当者もついた。いずれNSGグループ外の学校取引は、教育事業部の一つの柱になるだろう。

独自のボードゲームを制作。学校教育の現場で採用される。

今、ちょっとした転機がきている。自分の趣味はボードゲーム、といってもヨーロッパ由来の本格的なものだ。幼稚園教諭の頃、学童保育に活用できないかと始めたのがきっかけでのめり込んだ。保有するゲームは400種類以上。ボードゲームは論理的思考やイマジネーション力が鍛えられる。一度、社内研修に提案したら、ウケが良かった。いっそ教育事業に取り込めないか。議論するうちに、小学校の地域学習にカードゲームを活用できたらという案が出た。別プロジェクトで関わりのある佐渡島になら提案できるかも。「いっそオリジナルで作っちゃったら?」。上長の一言で歯車が動き出した。本気ですか?すごく驚いた。けれど、スイッチが入ると頭は急回転し、「知域王」が誕生した。

何度も佐渡に足を運ぶ。現地の教育委員会に企画をぶつけたところ、かなりの好感触を得た。地域の歴史、風土、自然、暮らし。知るほどに佐渡が好きになった。完成までに5ヶ月。ルールもデザインもすべて自分で考えた。大人も楽しめるほど作り込んで、やり込むほどに面白い。先日、新潟県佐渡市の小学校での試験的な導入が決定した。Amazonでの販売もスタートした。現在、商品登録出願中。いずれは新潟全県に、そして日本全国に。夢が広がっていく。

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