NSGグループの新潟にある声優・俳優・舞台・映像の専門学校「国際映像メディア専門学校」では、校内にあるCV & Artsシアターで授業の一環として東映アニメーション株式会社の佐渡和隆プロデューサーによる講演会を9月30日（金）に在校生を対象に行いました。

著名なマンガ家やアニメクリエーターを数多く輩出する「マンガ・アニメのまち」として有名な新潟市には、将来アニメ業界での就職を目指している学生が数多くいます。

しかしながら、インターネットが発達したとは言え、多くのアニメ関連企業が首都圏にあるため、新潟県内では制作現場に関する具体的なお話を聞く機会やアニメ業界への理解促進ができていないのが現状です。

今回、国際映像メディア専門学校では、東映アニメーション株式会社より、佐渡和隆プロデューサーにお越しいただき、講演会を実施しました。

アニメ作品制作をはじめ、アニメ作品の舞台化や関連グッズの商品企画まで実際の現場ではどのように仕事がなされているか具体的にお話いただきました。

講演会に参加した学生は「アニメのヒットに繋がった要因や、作り手が、大切にしていることなど普段聞けない作品の制作者側視点のお話を聞くことができました。私も舞台を作る側のスタッフを目指しているので、今回佐渡さんのお話していたことを心に留め、自分の夢を実現したいと思います。」と話をしてくれました。

講演会の最後には佐渡和隆プロデューサーから学生に対してアドバイスをいただきました。

「今の流行を知っておくということが大切です。コンサートや舞台の演出方法は時代に合わせてどんどん発展していきます。例えば舞台の表現方法では、ここ数年で映像を積極的に活用するようになりました。その結果、今の演者には空間を支配する力だけでなく、映像に演技を合わせられる力が求められるようになっています。学生のうちに様々なものに触れて、世の中の流行をしっかり捉える力を今から養っておくといいと思います。」

今後も国際映像メディア専門学校では授業の一環としてエンターテインメント業界から様々な方をお招きして講演会を実施する予定です。このような取り組みが将来の新潟のエンタメ産業を支える力になればと考えています。

〈講演会情報〉

2022年9月30日（金）13:30～  [国際映像メディア専門学校 CV & Artsシアター]にて実施