講師はTHECOO株式会社 Fanicon事業部セールス＆マーケティングの長谷川翼氏。

長谷川翼氏

同社は会員制ファンコミュニティプラットフォーム「Fanicon」の開発・運営やインフルエンサーマーケティング事業を展開するスタートアップ・ベンチャー企業です。
【THECOO株式会社】https://thecoo.co.jp/

今回の講演は話題の最先端テクノロジーWeb3の世界、NFT、DAO、メタバース　について同社の長谷川氏に講義を実施していただきました。エンタテイメント業界を志す学生向けに、ＩＴ×エンタメの側面からWeb3の世界について３回にわたり講演を実施しました。

第1回目では1990年より移り変わるWeb1.0～Web2.0～Web3の歴史について講義がスタートし、作り手に正当に利益還元できる世界へ向かう動きについて説明をしていただきました。アーティスト、クリエイターを目指す本校の学生にとっては、音楽やスポーツエンタテイメントなどに相性の良いムーブメントがWeb3によって来ていることを学べる機会になりました。

１回目のテーマであるNFTでは「唯一無二」を証明するトークンＩＤなどデジタル技術のこと、「NFTを使ってできるようになること」をエンタメ、スポーツ、ゲーム、アートなど様々な分野の事例を元にお話していただきました。

第2回目では１回目のテーマNFTを振り返りながらそこで生まれるコミュニティDAOについて詳しく学びました。SNS上でのコミュニティが日常の学生たち。国も言葉も性別も関係なく、分け隔てなくコミュニティの中で「やりたいことを実現できる」のがDAOであるという、これからの時代のコミュニティの中での自身の在り方を学べる機会となりました。

複雑で難しい内容ではありましたがゼミ後の感想では、
『DAOは確かに自分たちの周りに浸透してきているものだと思いました。音楽配信サービスでアーティスト好きの人が集まって互いに語り合う機能があったり、TwitterやDiscordにも似たようなことができるようになっていると知りました。今回の話を聞き、まずITパスポートの資格勉強から始めてインターネットの理解を深めたいと思いました』

『未来のプラットフォームから脱却し制作者に正当な所有権を担保し、正当に利益還元できる世界を作ろうという動きはとても重要な事だと感じました。デジタル化が進む現代社会においてその環境で適切なシステムを作り上げることは目下の課題だと思います。』
などさまざまな事例を元に学生なりにDAOを学んでいました。

第３回目の最終回ではメタバースをテーマに講義を実施。メタバース関連事業に携わられている石川龍さんを迎え、個々のクリエイターやアーティストに大きなチャンスをもたらす可能性がある世界についてお話をしていただきました。

「アバター」を使ってバーチャルの世界で交流したり戦ったりするゲームやアーティスト×メタバースなどの事例に、学生たちも普段身近に接している空間がメタバースであるということを実感できた回でした。

最終回のゼミ後には学生からの質問も多く、『NFT（デジタルコンテンツ）を購入する時や、メタバース上でトラブル等が起こる事が考えられると思うのですが、法整備は整っているのでしょうか？』
『メタバースとMMOの違いってなんですか？』
『Web3.0を勉強できるおすすめの書籍があれば教えていただきたいです』
など、これから社会で活躍する世代の学生たちに必須である最先端テクノロジーWeb3の世界について、理解と関心を深める機会となりました。

あたらしい時代を築く学生に最先端テクノロジーの世界での大きな可能性とチャンスを見出して欲しいと考えております。今後も時代の先駆けを逃さない人材の育成に取り組んでまいります。

【国際音楽・ダンス・エンタテイメント専門学校】　https://show-net.jp/
新潟にある音楽系専門学校で、歌、楽器、ダンス、K-POP、音楽ビジネス、映像、音響・照明、作曲・編曲、レコーディングが学べる学校である。また日本で唯一K-POPを学べる学科「K-POPエンタテイメント科」があり、全国からK-POPを学びたいという学生が集まっている。

学科
ヴォーカル科／ミュージシャン科／ダンス科／K-POPエンタテイメント科／音楽ビジネス科／映像デザイン科／音響・照明科／サウンドクリエイター科／研究科