挑戦を恐れず、時代を先取りし、 日本一の専門学校グループを目指す。
学校法人 国際総合学園 / 荒井 英之

2023.03.03 Fri
PROFILE
荒井 英之
学校法人 国際総合学園 NSGカレッジリーグ 常務理事
新潟県外の大学を卒業後、UターンしてNSGグループに入社。新潟工科専門学校の事務局に配属。その後、複数の学校の事務局業務を経験し、国際トータルファッション専門学校に異動した際に事務局長に就任。入社して10年後、国際ビューティーモード専門学校で副校長に。NSGカレッジリーグ本部へ異動後は、事業推進部長を経て現在に至る。
「ふるさと新潟の発展に貢献したい」。そんな高い志を持って入社。
複数の専門学校で勤務し、 学校運営の経験を積み重ねる。
その後、本部に異動し、NSGカレッジリーグ全体の運営に携わる。
リモート授業、AIの導入、デジタル教育の推進
次代を見据えた新しい学びのスタイルに挑戦する。
そんな荒井さんが掲げる、専門学校の未来像とは。

教育の質を向上させ、国内外から入学したい学校へ。

NSGカレッジリーグの責任者として、目指している理想の姿は?

教育の質はもちろん規模やあらゆる面において「日本一の専門学校グループ」を目指していきたい。時代のニーズの変化に対応した学科、コースを設定して、全国から、そして世界から学生が新潟に集い、学び、各地へ羽ばたき活躍してくれることが願いです。NSGグループの経営理念には「地域社会・国家・国際社会の発展に寄与する」という一文があります。 私たちは教育で貢献できればと考えています。規模的なイメージとしては新潟の現在の学校数は29校ですが、30校、35校と地域で学べる環境をさらに充実させたい ですね。

NSGカレッジリーグをさらに発展させるためにどのような施策をお考えでしょうか?

これまでは高校を卒業した方が主な入学対象者でしたが、これからは“社会人の学び直し”も積極的に受け入れていきたい。社会全体でリスキリングの必要性が高まっています。文科省が定める専門教育の8分野すべてを有する専門学校グループは、日本ではNSGカレッジリーグだけ。そんな学びの幅広さを全国にアピールしたいですね。また、現在 25%が県外の学生ですが、近い将来30%以上を目標にしています。そのためには、今まで以上に教育の質の向上が欠かせませんね。専門学校と企業が連携した展開の可能性もあるかもしれません。NSGグループのメリットも活かしていきたいですね。

企業から求められる人材を輩出するために大切にしていることは何でしょうか?

学生が卒業後に就職する各業界は日々進化しています。そのため、全教職員がしっかりアンテナを張って学び続けることが求められます。各学校がそれぞれの業界の将来を見据えて、「これから必要とされる技術や資格はなんだろうか」と問い続ける。社会における人材ニーズを先取りして、学科・コース・カリキュラムを変革し続けることが重要です。いつの時代にも企業に必要とされる人材を輩出することで、信頼される学校であり続けたい。それができないと学生や保護者の方からの信頼も勝ち取ることは難しいと思います。

時代の変化に気づき、新しい学びを提供。

オンラインなど新しい学びのスタイルを取り入れる考えはありますか?

コロナ禍を経験し、オンラインでも授業が行えることが実証されました。オンラインの方が教育効果が高まる場合もあります。そのメリットを教育にどう活かしていくかはこれからのテーマです。例えば、国内で通信制の高校を選ぶ生徒も増えています。同じように専門学校でも通信制を導入することができないかであるとか。色々な学びの形があれば、もっと多くのニーズに応え学ぶ機会を提供出来ると思います。「登校が難しい学生でも学習できる」、「時間や場所に関係なく授業を受けられる」といったオンラインのメリットと、教育の質の向上をセットにして、新しい教育スタイルの実現にチャレンジしていきたいですね。

時代の変化に対応するために、何がポイントになるでしょうか?

「気づき」です。一方向からではなく、色々な角度から情報収集することで、気づきが生まれます。教育を取り巻く環境は刻々と変化しています。だから今これまでの固定概念にとらわれず感度を上げて日々を過ごしていれば、新たな気づきがあるはずで、変わっていけるし、進化も可能。そこからオンリーワンの教育が生まれます。また、NSGカレッジリーグは現在29校の学校を運営しています。各校の職員・教員が、進路指導の方法や授業の仕方、学生のモチベーションの上げ方、学生が就職する業界の動きなどの情報を交換するだけで、いろんな気づきがあるはず。それは私たちのスケールメリットの一つでもあります。

資格試験の結果や就職率などの数字で表れる面も重要だと思いますが。

その通りです。専門学校で学ぶ学生たちはそれぞれが夢をもって入学しているわけですから、その夢を実現するために必要な国家資格や重要資格に合格することが最初の目標になります。その実現のためにも、教育方法も更に進化していかなければ。例えば、AIで習得度合を評価して、一人ひとりの学生に即した教育を行うことやすべての教材のデジタル化など、オンリーワンの教育・教材で、より高みを目指していく。それで学生が社会で活躍し、夢を実現してくれれば、全国に留まらず、世界から学生が集まってきてくれると考えています。

失敗を恐れず、フットワーク良くチャレンジし続けたい。

常に心掛けていることはありますか?

新しいことにチャレンジし続けることです。以前、当グループの池田 弘会長の講演を聞いた際に、強く心に響いた言葉がありました。それは「目標に向けて挑戦する過程での上手くいかなかったことは、失敗ではなく、貴重な経験値。だから、くじけずに挑戦し続けることが大切だ」です。それまでは、「絶対に失敗できない」と、必要以上に肩に力が入っていましたが、その言葉を聞いて、ふっと気持ちが軽くなりました。一度上手くいかなかったとしても、次の挑戦で活かすことができれば「失敗」ではなく「経験」になる。そのときの会長の言葉を、私が仕事をする上での信条としています。これからも失敗を恐れずに、フットワークよく挑戦していきたい。それがNSGカレッジリーグの発展にも繋がると思っています。

NSGカレッジリーグの社員にはどのような人が適していますか?

NSGカレッジリーグは、好奇心が旺盛で、自分の可能性に挑戦したい方には最適な環境があります。いろんな専門学校がありますから、そこで働きながら多彩な学びがあり、人として成長することが出来ると思います。ぜひチャレンジ精神旺盛な方と一緒にNSGカレッジリーグを発展させていきたいですね。

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