地元福島の学生たちの夢を叶えるための助けになりたい! 教員と事務局を経験したからこそ分かる、よりよい学校に。
国際ビューティ&フード大学校(FSGカレッジリーグ) / 青山  美緒

2023.05.01 Mon
PROFILE
青山  美緒
国際ビューティ&フード大学校(FSGカレッジリーグ) 事務局長
地元福島で学生にファッションについて教えたいと思い専門学校の非常勤講師を務める。
その後、正社員として入社し、事務局で高校生に地元・福島で学べる環境がある広報を5年担当する。その後教員として、ブライダルコーディネート学科(2024年4月より:ウェディング学科)の担任を2年受け持つ。2019年に事務局に戻り、2022年に事務局長に就任。教員と事務局の経験を活かして、学校全体の運営に関わる。
地元福島で「好き」を学べる場としてさらなる魅力の発信を目指す。
東京の大学でファッションについて学び、家庭科の教員免許を取得。
地元福島でファッションを教える教員になりたいと思いUターン。
国際ビューティ・ファッション専門学校(現:国際ビューティ&フード大学校)の非常勤講師勤務。
その後、正社員として入社し事務局の広報担当として学校の魅力を発信。
新しいことに果敢に挑戦しFSGのトップオブマーケティングの表彰を3回受賞。

専門学校の教員と事務局広報担当を経て事務局長に。

教員と事務局の2つの立場を経験されたのですね。

私は福島を出て東京の服飾関係の大学で4年間勉強し、教員になりたいと思い地元に戻ってきました。その時に国際ビューティ&フード大学校(2007年当時は国際ビューティ・ファッション専門学校。以下B&F)で教員募集を見つけて「自分の専門性を活かして専門学校の教員になるチャンスだ!」と応募することをきめたんです。最初は、非常勤職員として勤めました。

 

その後、事務局の広報担当として正社員として入社することになりました。入社した2012年は、新設したパティシエ学科の募集が始まる変化の年でした。オープンキャンパスでどうPRするかを考えながら取り組んだのをよく覚えています。そこから5年間事務局で広報を担当して、その後教務に異動し、ファッションの授業とブライダルコーディネート学科で担任をしていました。2年後の2019年に再び事務局に戻り、2022年度から事務局長を拝命しました。

教員を志して、入職されていますが、事務局を経験して、心境の変化はありましたか?

最初は「ファッションという得意分野の先生でいたい」というこだわりがありました。でも、事務局として学科を越えて高校生たちと接するうちに、この子たちの夢を応援し、サポートをしながらその夢を大事に育てることができるなら「広報の仕事は面白いな」とやりがいを感じられるようになったんです。

子どもたちの未来の選択肢を広げる広報。

広報をしてきて印象に残っていることはありますか?

事務局の広報の仕事では、高校生に学校のことを知ってもらうために、パンフレットやリーフレットなどの制作や、SNSの更新を担当していました。教務と比べて学生と接点が減った分、正直寂しい気持ちもありました。でも、ある卒業式で「B&Fに入れて夢を叶えられて良かったです。進路ガイダンスの時に私にアドバイスしてくれてありがとう」と言われたんです。そこで「教務でも事務局でも、変わらず学生たちの夢の実現を支えることができるのだな」と思えました。とても嬉しかったので、その言葉は心に残っていますね。嬉しい言葉でしたね。

何にでも挑戦することで、それが成長につながった。

仕事で大事にしていることを教えてください。

やりきることですね。教務担当から広報担当に変わったときも、専門分野ではないブライダルの学科担当になったときも、こだわりを捨てて、敬遠せずに何でも挑戦しみました。私が成長できた一番のきっかけかもしれません。できる事の幅が広がれば、やるべきことにも気づけるようになって、他の教員たちとの連携もスムーズになりました。

広報で結果を残すためにどんな工夫をしたんですか?

「個別対応」を大事にしました。私は人の顔と名前を覚えるのが得意なんです。広報担当の頃は進路ガイダンスで会った高校生とオープンキャンパスで再会した時に「来てくれていたよね」と話しかけていました。ガイダンスで会った時ことを覚えてくれている生徒は多いので、高校生たちの目や表情が「覚えてもらっている!」と嬉しそうに変わる瞬間があるんです。

一人一人とコミュニケーションができるようにLINEのシステムを構築したのも、FSGカレッジリーグでは本校が初めてでした。新しいものの導入にチャレンジしたことで結果に繋がったと思います。

事務局長になって仕事内容は変わりましたか?

仕事は広報計画の立案、入試のサポート、後輩社員の指導、予算管理、施設の管理など多岐にわたります。また、今までは「学生のサポート」メインでしたが、事務局長になってからは「学校の運営」と「職員の育成」が加わりました。教員から相談や依頼を受けることも増え、私が判断する立場になったことを実感しています。教務と事務局を経験してきたからこそ、どちらの立場も理解しながら、学校運営に励んでいます。

福島で学び、活躍する若者たちの選択肢を示す。

今どのような目標を持っていますか?

福島の高校生たちには福島で学べることは福島で学んでほしい気持ちがあります。私は福島の出身なのに、進学時にB&FやFSGカレッジリーグのことは知りませんでした。だから、まず地元の全ての人がB&Fを知ってくれるところまで認知度を上げていきたいです。そして、子どもたちが「東京の学校ではなく、B&Fに行きたい」とこの学校を選んでくれるようにしたい。そのための学校作りにスタッフと一緒に取り組んでいます。広報担当は、今ある魅力を発信していくのが仕事です。でも、自分が本当にいいと思っていないと全力では伝えられません。だから他の職員達にも、学生、学校、教員たちのことをもっとよく知るように指導しています。きっといいと思えるポイントがたくさん見つかり、私がそうだったように愛着を持つようになると思います。

 

お仕事のやりがいはどんな時に感じますか?

やはり、学生が夢をかなえた姿を見ることですね。例えばブライダルコーディネート学科の実習では、地元の結婚式場をお借りして行います。そこで挙式を行なうカップルが卒業生だったり、協力していただく地元のヘアメイクさんや指導してくれる式場のプランナーさんが卒業生たちなんです。B&Fで学んで社会で活躍している姿を見られることもやりがいに繋がっています。

そんな学校だから、私はここにとても愛着があり、日々やりがいを感じながら働いています。

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