社員が前を向いて 挑戦し続けることのできる 日本一働きがいのある会社へ
愛宕商事株式会社 / 三ヶ月 亘彦

2021.05.17 Mon
PROFILE
三ヶ月 亘彦
愛宕商事株式会社 経営企画室 室長
横浜市出身。大学卒業後、健康食品会社の営業を経て、Iターンで新潟市へ。ブライダルプランナーの資格を取得し、県内のウェディング業界で勤務。その後、人事コンサルティング会社に転職し、新潟支社長を務める。2020年にNSGグループの愛宕商事株式会社に入社。教育、医療、福祉施設などへの物品の販売をはじめ、保険代理店、環境事業、旅行代理店、指定管理事業、調剤薬局など多角的な事業を展開する企業で、経営企画室 室長に就任。人事制度の改革などに取り組んでいる。
以前働いていた会社で人事に興味を持ち、人事コンサルティング会社へ転職。
数多くの会社の人事評価制度を構築・運用を経験。
そこから更にもう一歩踏み込み、自ら会社に入り込んで働く環境を良くしたい。
そんな思いからNSGグループの愛宕商事に入社。
社長直轄のポジションで社内改革に当たり、新規プロジェクトを手掛ける。
目指すは日本一働きがいのある会社。
そんな理想を掲げる三ヶ月さんの未来ビジョンとは

若手中心の部署横断のプロジェクトを立ち上げる

愛宕商事に入社してからの仕事内容を聞かせてください

2019年に愛宕商事株式会社の新社長として就任した高橋から、「一人ひとりが生き生きと働ける環境整備に取りみたいので力になってほしい」と声をかけていただき、入社しました。入社と同時にできた部署である経営企画室は、私1人からのスタート。最初は何をする部署なのか?と社員から思われたようです(笑)。社長直轄の部署なので、社長と管理職・社員のパイプ役。また会社の事業の方針を社長に提案したり、実行のサポートをしたりするのも大切な業務。まさに経営企画という内容です。その後、当部署は人事・総務と合併。社員の採用や育成なども行なっており、現在は私を含めて7名体制で業務を推進しています。

入社早々、新しいプロジェクトを手掛けたそうですね?

社長はボトムアップも大切にして、社員の意見を尊重してくれるので、私が社員の声をまとめて社長に提案しています。その一つが「ATAGO2.0」という取り組みです。入社して1~2ヶ月経った頃、「社員の力を借りて何かやりましょう」と社長と話していたところ、若手からプロジェクト立ち上げの提案もあり、早速メンバーを社内公募したところ、部署の垣根を超えて20~40歳代、計14名が集まりました。

具体的にはどのようなことを行なったのですか?

“自分達の会社をより良くしていこう”という思いのプロジェクトで、若手社員を中心に部署にとらわれない形でメンバーが集まり、会社を盛り上げるためのアイデアを出して実行していく活動を推進しました。例えば、このプロジェクトで実際に実行されたものとしては、会社の新しいロゴマークを制作し、ホームページも一新しました。また、企業の社会貢献の重要性についても話があがり、その一環として月1回、会社周辺の商店街のゴミ拾いをしています。さらには献血に協力しようということで、献血車に事業所まで来ていただきました。その時は「企業単位で献血していただけるのは貴重なことです」と喜ばれました。慣れずに試行錯誤することもありましたが、1年間メンバーは楽しみながらプロジェクトに取り組んでくれました。

プロジェクトの成果はありましたでしょうか?

「社内の風通しが良くなった」「他の部の方と話しやすくなった」という声を聞きます。当社は事業範囲が広い分、部署間の横のつながりが少なかったのですが、このプロジェクトはいろんな部署からメンバーが集まり、力を合わせて進行するのでコミュニケーションが取りやすくなったと思います。結果、部署を超えた共同事業もスタートしました。これはプロジェクトの成果だと思います。

頑張ってくれたメンバーには、感謝状とロゴマークを入れた記念品を贈りました。贈り物そのものは大したものではないかもしれませんが、この取り組みを会社として感謝している、という気持ちを社内に示すことが大切だと思います。今年度は「ATAGO2.1」に名前を変え、内容もバージョンアップして、取り組んでいく予定です。

人事コンサルタントからNSGグループへ

そもそも三ヶ月さんは横浜出身で、新潟へIターン転職したそうですね

はい。新潟は妻の実家があるので。新潟に来てからはブライダルプランナーの資格を取得し県内の数ヶ所の旅館などでウェディング業務に携わっていました。その会社では、社員が会社にあまり定着しないことに悩みました。何が足りないのだろう…と考えたら、社員の働きをしっかりと評価する人事の仕組みづくりが必要ではないかと思い至りました。それがきっかけで人事に興味が湧き、自分で勉強を始めました。

それで、人事コンサルティング会社に転職をしたのですか?

はい。コンサルティングを行う会社で、お客様の会社の人事に関する業務に当たりました。しかし、当然社員ではないので、限られた範囲のお手伝いになります。人事の仕事はしっかりと会社に入り込まないと適切な評価制度は作りにくいと感じるようになりました。

今度は「企業の内部で人事の仕事をやりたい」という思いが芽生えました。

なぜNSGグループに入社しようと思ったのですか?

人事評価制度の構築・運用をサポートした会社の中にNSGグループの会社がありました。その時、初めてNSGグループと出会いました。
せっかく新潟に来たので、地域に貢献できる企業で働きたいと思いがありました。地域を活性化するために事業を展開している会社はどこだろう?と改めて考えた時、まず頭に浮かんだのが仕事でお付き合いのあったNSGグループでした。そしてグループの一員である愛宕商事で働くことになりました。

日本一働きがいのある会社を目指して

今後はどのような方向へ会社は進むべきだと思いますか?

少子高齢化などビジネスの環境が変わってきています。これまでの事業フィールドを守りつつ、新規事業を創造し、どう伸ばしていくかが課題です。新規事業への取り組みは絵空言ではなく、既に新たな展開が始まっています。例えば、新型コロナウィルスの民間PCR検査センターの開設や、カーボンニュートラルを目指した環境事業の展開など…「地域や国、地球のためになるような事業に取り組もう」という機運が高まっています。

そんな良い流れを止めずに、さらに加速させることが重要です。縁があって同じ会社に集まったのですから、前を向いて楽しみながら仕事にチャレンジする環境づくりをするのが私の使命。そのために人事制度の改革や人事研修の充実等に取り組みたい。働きがいのある会社ランキングがありますが、そこにランクインするのが夢ですね。

会社の発展のために、どのような人材を求めていますか?

チャレンジできる、前を向いて歩いていける方に入社いただきたいと考えています。現状維持は衰退。変化を恐れず挑戦し続けることが大切だと思います。これはNSGグループの経営理念とも合致していると思います。そんな人が集まれば、新しい関係性が生まれ、ビジネスフィールドが広がっていくと思います。

さらに経験を積んで人事のプロフェッショナルに

三ヶ月さん自身のこれからのキャリアビジョンを聞かせてください

ゆくゆくは人事コンサルティングとして起業するか、それともNSGグループ全体を「日本一働きがいのあるグループ」にする仕事をするか…具体的に決めてはいないのですが、いずれにしても人事に関わる仕事をしたいですね。その前に、愛宕商事でまだやりたいことがあります。まずは愛宕商事を「日本一働きがいのある会社」にし、NSGグループの法人サービス事業部門として地域を変えていく担い手になることが当面の自身のビジョンだと思っています。

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