時代に合わせた企画で学生から高評価。 東京からのUターンで大学に新風を吹き込む。
新潟食料農業大学 / 梨本 大貴

2022.07.21 Thu
PROFILE
梨本 大貴
新潟食料農業大学 入試広報部 広報課
新潟県燕市出身。高校卒業後、関東の大学に進学。卒業後は教育関連の企業に就職。2020年にUターンしてNSGグループの学校法人新潟総合学園に入社。新潟食料農業大学の入試広報部に配属され、現在3年目。オープンキャンパスの企画・運営をメインに、入試・広報業務の全般に携わる。休日は新潟に戻ってきてから始めた海釣りやキャンプなど、アウトドアライフを満喫している。
東京から故郷の新潟にUターンし、NSGグループへ。
コロナ禍真っ只中の2020年から、受験生の大学選びの鍵となるオープンキャンパスを担当。
自身が企画したオンラインオープンキャンパスに、手応えを感じる。
入社3年目、高い志とチャレンジ精神で邁進する。
食料産業で活躍できる人材の輩出ために、さまざまな施策にチャレンジしたい。
そんな梨本さんが教育を通じて発信したい思いとは。

自らの企画が受験生の役に立ち、やりがいを感じる。

今、入試広報部ではどのような仕事を担当されているのですか?

オープンキャンパスの企画、運営が私の主な担当業務です。そのほか、高校内で行われる進学ガイダンスで生徒さん達に大学説明を行うなどの広報活動、あとは入試事務の業務や各種広報物の作成、プレスリリースの発信などメディアリレーションの活動も行っています。

担当しているオープンキャンパスの企画・運営では具体的にどのようなことを行いましたか?

私が入社したのは2020年の5月で、当時はコロナ禍真っ只中でした。それ以前までのようにリアルで行われるオープンキャンパスに参加できない高校生のために、リアルタイムで校舎を周って紹介する動画配信を行い、できるだけ大学の雰囲気を感じてもらえるような施策を実施しました。2021年からは、それをさらにバージョンアップしたオンラインオープンキャンパスを企画しました。

具体的には、新潟食料農業大学のYouTubeチャンネルを立ち上げました。校舎を周るだけでなく、オープンキャンパスそのものを動画で配信しました。「コロナ禍でも、よりリアルに大学を見て知ってもらう」という事に主題を置きました。その新たな形のオープンキャンパス全体の組み立てを任せてもらいました。最初に大学概要の説明を行い、そのあとオンラインでのキャンパスツアーです。以前は、“リアルタイム”を重視し、オープンキャンパス開催日の土曜日、日曜日のキャンパスの様子を配信していましたが、基本的にオープンキャンパスは大学の授業がない日なので、学生が実際に学んでいる平日に撮影しておいたものを配信しました。そうすることで、あたかも自分が授業に参加しているような実際のキャンパスを疑似体験できるようにしたいと思いました。

それを見た高校生の反応はどうだったのですか?

アンケートの結果では、「オンラインで雰囲気がわかるか不安だったが、動画で色々な大学の施設や様子の紹介があり、説明もわかりやすかった」というような声をいただきました。あとは出願時に、受験生に志願理由書を書いてもらうのですが、そこに「オープンキャンパスを見て入学を決めた」、「オープンキャンパスで非常に印象が良かった」、「オープンキャンパスで学生と先生との距離感が近い」などと書いてもらい、本当にやってよかったと思いました。

教育関連の仕事にこだわり、東京からUターン。

教育事業に興味をもったきっかけはなんだったのですか?

私自身が学生時代に関わってきた、多くの先生方のおかげで今の自分があると思っています。悩んだときに背中を押してくれ、その後の人生に影響を与えてくれたのが、教育の現場にいる方々でした。それが教育に携わりたいと思ったきっかけです。私は現在、教員という立場ではありませんが、事務局の立場から、今度は自分が若者の人生に良い影響を与えられる仕事をしたいと思っています。

東京からUターンしようと思ったきっかけは?

いずれは生まれ育った新潟で働きたいと思っていました。新卒で入社した会社で3年が経ったタイミングで転職活動を始めました。前職同様、教育関係で働きたいと思っていたので、NSGグループは最初から候補に入っていました。企業研究を進めるうちに教育事業だけに留まらないスケール感に魅力を感じ、転職を決意しました。

NSGグループ各社と連携し、大学の魅力を最大限にアピールしたい。

産学連携で行なっていることはありますか?

そうですね。学生が地域連携活動として農家のお手伝いをしています。その他にも地域のスーパーに学生が作った野菜を卸しています。特に食・農の分野は地域と強い結びつきが必要だと思いますので、本学の学生や栽培した野菜を通じて、地元の食・農に関する産業の発展に貢献したいですね。それが食の大学が新潟に開学した意義の一つだと思います。学生も生産から販売までフードチェーンを一貫して学ぶことで、現場で活きる即戦力が身についています。

 

また、同じNSGグループで運営するシティホテル ホテルイタリア軒で本学が育てた野菜を料理に使ってもらい、「イタリア野菜の試食会」を実施したこともあります。グループだからこそ実現できたコラボレーションだったと思います。今後も各社と連携して、大学の魅力づくりに繋げていきたいです。

 

食料産業で活躍できる人材を輩出するために、当大学の発展に貢献したい

これから取り組んでみたいことはありますか?

これからも教育分野で若者に良い影響を与える仕事がしたいというこだわりはぶれずに、今の仕事の質を高めていきたいですね。

当大学は、2018年に開校した新しい大学です。食料産業のあらゆる現場で活躍できる人材を輩出するためにも、まだまだ大学の認知度の向上が必要です。そのためにも、さまざまな取り組みにチャレンジしていきたいと思います。今は広報を中心に担当していますが、大学には様々な部署があるので、幅広い経験を積み、大学全体の運営について学び、これまで以上に当大学に貢献していきたいです。

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