卒業生がJリーグ60クラブ中59クラブに就職!サッカー界への夢を叶えるJAPANサッカーカレッジ

2025.05.09 Fri

全国で唯一、サッカーに特化した総合専門学校「JAPANサッカーカレッジ」。
2002年の開校以来、Jリーグをはじめとするサッカー業界へ、数多くの人材を輩出してきました。

現場に即した実践教育と、きめ細かな就職サポートにより、高い就職実績を誇る同校。今回は、副校長の原朋洋さんと教務部長の竹川昌彦さんに、Jリーグクラブからの信頼を集める理由、学生を支える教育体制、そして今後のチャレンジについて伺いました。

原朋洋さん竹川昌彦さん
写真左:原朋洋さん 写真右:竹川昌彦さん

 

卒業生の実績と実践的な教育が、就職への道を切り開く。

― Jリーグをはじめとするサッカークラブへの就職事情について教えてください。

サッカー業界への就職には、他業界とは異なる特徴があります。一般的な企業であれば、就職サイトや求人誌を通じて情報が広く公開されますが、Jリーグクラブをはじめとするサッカー業界では、そうした手段での求人はほとんど見られません。そのため、進路に迷った末に「やっぱりサッカーに関わりたい」と本校に進学を決める学生も少なくありません。本校には業界との深いつながりがあり、現場に近い情報やキャリア形成のチャンスを得ることができるからです。

竹川 大学を卒業した後に入学する方や、一度社会人として働いた経験を持つ方も増えています。元教員や医師など、異業種からサッカーへの情熱を抱き、大胆にキャリアチェンジを遂げてJリーグクラブへの道を切り開いた卒業生もいます。

― 優れた就職実績を残していますが、その秘訣は何でしょうか。

Jリーグクラブでの勤務経験を持つ教員が築いてきた人脈が強みとなっており、クラブから直接「いい学生がいれば紹介してほしい」と相談を受けることが増えてきました。そうして就職していった卒業生たちの実績が現場で評価され、「またJAPANサッカーカレッジから紹介してほしい」と声がかかるようになりました。

竹川 このように本校に届く求人は、単なる人脈によるものではなく、“実績と信頼”の上に成り立っているのだと思っています。

― 学生への就職支援体制について教えてください。

本校では、学生一人ひとりの夢や希望に寄り添いながら、段階的かつ丁寧な就職支援を行っています。毎週行われる就職指導では、自己分析や履歴書の書き方、クラブ研究、模擬面接などを通じて基礎力を養います。就活が本格化する11月にはNSGカレッジリーグ全体で開催される「就職活動キックオフイベント」に参加し、学生の意識を高める機会を設けています。
さらに卒業年次に入ると、各担当教員による個別面談が頻繁に行われ、履歴書の添削や志望先の相談に加え、学生の希望とクラブ側の特徴を丁寧に照らし合わせながら、それぞれにふさわしい進路を提案しています。
クラブごとに求める人物像が異なるため、「この学生にはこのクラブが合っているだろう」という“目利き”の力も、教員に求められる重要な要素となっています。

原朋洋さん

 

インターンシップでの仕事ぶりが認められ、就職につながるケースも。

― クラブが求める人材像には、どのような特徴がありますか。

規模や方針によって求められる人物像は異なりますが、多くのクラブで共通して重視されるのは、「さまざまな仕事を柔軟にこなせる実践力」です。Jリーグクラブは少人数で運営されることが多いため、スタッフ一人ひとりに複数の役割が求められます。

竹川 例えば、マネージャーを志望していた学生が、現場での指導者を任されることもあれば、指導者を志していた学生がフロント業務を兼務することもあります。そうした場面に対応できる「引き出しの多さ」が、クラブが求める人材の重要な要素です。

本校では、そうしたニーズに応えるために、カリキュラムの中に多様な学びを組み込んでいます。日本サッカー協会(JFA)公認の指導者のライセンスは、指導者専攻の学生だけでなく、ビジネスやマネージャーを専攻している学生でも取得が可能です。このように、専門領域の垣根を越えてスキルを身につける環境が整っており、就職後の多様な現場に柔軟に対応できる力が養われています。

― インターンシップの役割と成果についてお聞かせください。

竹川 本校では、インターンシップを就職への重要なステップと位置づけ、特に力を入れて取り組んでいます。学生が現場を経験することで、実践力や人間性を磨く貴重な機会になります。また、クラブ側としても学生の適性を見極める機会となり、優秀な学生はそのまま内定につながるケースもあります。本当にインターンシップを受け入れていただいているクラブには感謝しています。

なかでも地元のJリーグクラブであるアルビレックス新潟とは深い連携があり、フロント部門やアカデミー、スクールなど、さまざまな部署でインターンシップを受け入れていただいています。実際の業務を経験することで、学生は自信を持ち、将来のキャリアをより具体的にイメージできるようになります。

クラブでのインターンシップ

 

卒業生はJリーグをはじめ多彩なスポーツ業界で奮闘中。

― 多くのクラブで卒業生が活躍されているとお聞きしましたが。

おかげさまで、現在、Jリーグクラブに本校の卒業生が多く所属し、活躍の場を広げています。就職して終わりではなく、その後もクラブ内で中心的な役割を担い、長く活躍する卒業生も増えてきました。強化部長、アカデミー統括責任者、広報責任者、さらにはJリーグの監督を務められるライセンスを取得した卒業生など、数多くの実績があります。

竹川 また、Bリーグ(バスケットボール)やリーグワン(ラグビー)など他競技に転身する卒業生や、海外でクラブの立ち上げやフットサル施設の運営に関わる卒業生もいます。さらには、Jリーグも裁ける1級審判員として活躍する人材もおり、卒業後の進路は多岐にわたっています。

こうした卒業生たちの奮闘が、現役学生にとっても大きな励みであり、「自分もあの先輩のようになりたい」という意識を高める原動力になっています。

― その他に特徴的な取り組みはありますか。

本校は、地域や社会との関わりも大切にしています。最近では、聴覚障がい者による「デフサッカー」日本代表チームと連携し、映像分析などをフィードバック。これは学生にとっても貴重で実践的な学びの場となっています。

竹川 さらに、日本代表戦や地域イベントへのボランティア参加、スタジアム運営やグッズ販売といった活動も行っており、スポーツの現場を支える力を養う機会となっています。そのほかにも、地域のお祭りや地元クラブとの交流を通じて、人間的な成長を促すことも本校の教育の一環です。

竹川昌彦さん

 

夢はJリーグクラブから、日本代表、そして世界へ

― 最後に、これから学校が挑戦したいことをお聞かせください

竹川 現在、Jリーグ全60クラブのうち59クラブで卒業生が活躍しています。残る1クラブにも関われるよう、応援していきたいと思っています。また、WEリーグでも12クラブ中9クラブに卒業生が関わっています。こうした成果は、卒業生一人ひとりの努力のたまものだと感じていますが、私たちもその頑張りを支える環境づくりを今後も大切にしていきたい。そうした取り組みが、次世代の学生たちの夢や挑戦を後押しするものになれば、これほど嬉しいことはありません。

Jリーグクラブだけでなく、日本代表チームのスタッフや海外クラブへの挑戦も、もはや夢ではなくなっています。さらに今後は、留学生の受け入れや海外機関との連携も視野に入れ、よりグローバルな人材育成に力を注いでいきたいと考えています。これからも、学生一人ひとりの夢の実現を全力でサポートしていきたいと考えています。

 

JAPANサッカーカレッジ

〒957-0103 新潟県北蒲原郡聖籠町網代浜925-1
TEL.0254-32-5357 / FAX.0254-32-5358
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全国唯一サッカー総合専門学校「JAPANサッカーカレッジ」は、日韓ワールドカップが開催された2002年に開校し、多くの卒業生をサッカー業界やスポーツ業界に輩出しています。Jリーグクラブだけではなく、日本サッカー協会やサッカー関連の雑誌社、WEB会社、レフェリー、VARのリプレイオペレーターなどでも卒業生が活躍しています。

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