WEBマーケティング領域の拡充のために結成。 社内外のプロ集団によるプロジェクトチームが活躍中。

2024.03.29 Fri

NSGグループの総合広告代理店(株)アイ・シー・オーは、WEBマーケティング領域の提案力・運用力を強化するため、Webマーケティング専門のプロジェクトチーム「Quattro Formaggi(クアトロ・フォルマッジ)」を立ち上げました。当チームは自社に在籍するWEBマーケティングのスペシャリストと、広告運用・クリエイティブ制作・サイト制作や分析・SNSマーケティングなどを得意とする外部プロフェッショナルとの混成チームです。

このプロジェクトチームを設立したねらい、チームの強みや課題、今後の展望などについて、(株)アイ・シー・オー ソリューション開発部に所属しQuattro Formaggiのプロジェクトリーダーである石井 麦(ばく)さんにお聞きしました。

 

デジタルマーケティング分野の強化のためにプロジェクトチームを立ち上げる。

― まず石井さんの経歴を教えてください。

石井 2017年に東京のWEBマーケティング専業代理店に就職し、クリエイティブ部署でWEBディレクターとしてバナーや動画などの制作に携わりました。その後、新潟にできたデザイン制作の新拠点に配属され、ディレクターと拠点のチーム運用を兼務。2020年に(株)アイ・シー・オーに転職し、2022年にデジタルマーケティング分野の強化のためにプロジェクトチームである「Quattro Formaggi(クアトロ・フォルマッジ)を立ち上げました。

 

―なぜこのチームを立ち上げたのですか。

石井 当社は総合広告代理店ですが、これまで、デジタルマーケティング分野の運用・制作はすべて外部の企業に委託していました。しかし、生活者がデジタルデバイスを当たり前に活用する昨今、広告代理店は、デジタルとマーケティングが語れずに生き残ることが難しくなっております。当社もデジタルマーケティングの機能をある程度内製出来る状態を目指す中、前職の経験もあり私がその担当になりました。
クライアント様の課題解決のため、WEBプロモーションを中心に提案・展開してきましたが、徐々に受注量が増えて手が回らなくなりました。そこでさらなる多様なニーズに対応するため「Quattro Formaggi」を立ち上げたのです。

 

社内の専門家と外部プロフェッショナル人材を集めて最適なチームを編成。

―「Quattro Formaggi」の由来を教えてください。

石井 当社としても「当社内の人材と外部プロフェッショナル人材で作るプロジェクトチーム」というのは初の試みでしたので、あえて「アイ・シー・オーらしくないネーミング」にしようと考えました。私は北海道出身で小さな頃からチーズが好物だったこともあり、頭に浮かんだのが“4種のチーズピザ”を指す「Quattro Formaggi」でした。よくピザ屋さんにある「クアトロフォルマッジピザ」は、ゴルゴンゾーラやモッツァレラなど、4種類のチーズを使っていますが、私たちのチームにおける”4種”は「プランニング力」「運用力」「デザイン力」そして「お客様との協力」を意味します。デジタルマーケティングと言うと、「ひたすら数字を追っていく」イメージを持たれるかもしれません。実際その点は間違いありませんが、数値から見えるものだけではなく、生活者の何気ない心の動きや、そこから生まれる「世間の空気」のようなものも、広報においては重要だと考えています。これらも含めた大きなモノの動きを捉え、プロモーションに活かしていく「プランニング」の力と、それを実働する上で得られたデータをもとにPDCAを回していく「運用力」、ユーザーの心に寄り添った、成果の出るクリエイティブを生成する力(=「デザイン力」)が必要です。ただ、これらのプロセスを成功させるために一番大事なのは、ご依頼いただくお客様と一緒にプロモーションを考えていくこと、すなわち「お客様との協力」だと考えています。

 

― チームはどのようなメンバー構成になっていますか。

石井 当社の社員は私を含め2名で、他は広告運用、バナー・動画制作、サイト制作、分析、SNSマーケティングなど、様々なスキルを持つプロフェッショナル人材です。デジタルマーケティングと言っても領域が幅広く、一人がそのすべてで一流になるのは困難なことです。当社の社員は「全体統括」「コミュニケーションプランニング」を行い、その先の各領域については、それぞれのプロに力を貸してもらうことで、柔軟なチームができると考えています。今後も私達の取り組みに共感してくれるプロがいれば、一緒に新しいビジネスにチャレンジしたいですね。

 

― 社外プロフェッショナル人材と協業するメリットや気をつけている点は何ですか。

石井 メリットは案件に応じて最適な人材を組み合わせたチーム構成ができることです。協力していただいている方々は新潟県内だけでなく、県外に住んでいる方もいますから、仕事のやり取りは基本オンラインです。だからチームとしての一体感が薄れないようにときどき集まってミーティングや食事会などを実施しています。それによってお互いの信頼関係の構築や知見の蓄積を心がけています。

 

強みはPDCAの管理とクリエイティブ力。

― Quattro Formaggiの強みはどこでしょうか。

石井 「クリエイティブの質の高さ」は強みの一つです。たとえばウェブ広告は、配信する媒体や地域、時間帯、年齢層など、様々な変数を調整することができますが、肝心のクリエイティブ(バナーや動画)は、使える素材、伝えられる訴求軸でなんとなく作ってしまっていることがよくあります。しかし我々は、クリエイティブこそ成果に最も寄与するポイントだと考えており、クリエイティブの分析と制作にかなり力を入れています。また、私たちは、あくまで総合広告代理店内のチームですから、WEBマーケティングの専門業者には提案できない「それ、WEBじゃないほうが効果出るかもしれませんよ?」といった提案もできるのが強みだと考えています。

 

― PDCAを効果的に行った事例はありますか。

石井 例えば、専門学校のWEBプロモーションの事例などでしょうか。数年前、コロナ禍で学校説明会が開催できなかった時期は、それこそデジタル上で学生募集を進めるしかありませんでした。そんな中、専門学校様からオンライン形式での学校説明会の募集広告の依頼をいただきました。専門学校様のほうで過去の学生募集知見はあるものの、コロナ禍では目に見えない高校生たちに対して、手探りでプロモーションを展開していくことになります。そこで、訴求したいターゲット層によってどのような広告表現が効果的か、いくつか仮説を立ててクリエイティブの検証を行いました。まずキャッチコピーを数種類制作して、どの場合にクリック率が高まるか。その後、ビジュアルも写真やイラストなど何パターンか作り、より到達率の高い表現を突き詰めていく。このようにPDCAを回すことで、限られた予算の中でより良い結果に結びつき、クラアント様から高い評価をいただきました。

 

― 立ち上げから、進化したところはどこですか。

石井 近くにいない、会社に属さないプロの方々との取り組みになりますから、はじめは、業務フローの整備に苦戦しました。ただ、ようやくQuattro Formaggiとしてのプロジェクトの進め方が体系化されてきて対応スピードもだいぶ改善されました。また、これまでは私がプランニング・制作・運用などすべてを手掛けていましたが、信頼できる運用者やデザイナーの方々のおかげで、全体のプランニングに専念できるようになりました。今後はさらに各領域の仲間を増やし、提案の幅を広げていきたいと考えています。

 

WEB領域を超える提案で新しい可能性を開拓したい。

― 今後はどのようなチャレンジしていきたいですか。

石井 マーケティングに関わる幅広い活動を展開したいと考えています。現在はWEB分野が業務領域ですが、デジタルを起点とした他メディアの提案も視野に入れていきたいと思っています。テレビCMや新聞などのマスメディアはもちろん、屋外看板、メールマガジン、イベント運営など、課題解決に有効な手段があれば、アイ・シー・オーの他部署との連携を図り、幅広い提案ができるチームを目指していきます。新潟県内でデジタル領域を強みとする総合広告代理店が稀少であることも考慮し、その特異性をアピールし、価値を高めていきたいと思っています。

株式会社アイ・シー・オー

新潟・郡山・東京に拠点を展開し、教育、スポーツ、WEB、文化支援事業のほか様々なシーンで広報、集客、マーケティング・リサーチなどに関わるサービスを提供する総合広告代理店。
加速する時代のスピードとともに、進化が求められているいま、より深く、より広く、地域の魅力を伝え、その先に価値を創造する。
無限のコミュニケーションを創出し、地域に貢献することが私たちの使命です。

新潟県新潟市中央区米山2-7-4 ITPケヤキビル3F(本社)
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