転勤先の新潟でキャリアアップを目指し転職。福祉介護業界の経営者を夢見て挑戦を続ける。
株式会社はあとふるあたご / 中舘 和優

2023.11.08 Wed
PROFILE
中舘 和優
株式会社はあとふるあたご 事業推進本部 居宅介護支援事業・訪問事業部 マネージャー
仙台市の大学を卒業後、2004年に全国各地に事業所を展開する介護関連企業に就職し、その後新潟へ転勤。2018年にNSGグループに入社し、株式会社はあとふるあたごに配属。デイサービス施設の管理者を経て、本社に異動。現在は事業推進本部で在宅介護、訪問看護、訪問鍼灸、介護タクシー、住宅型有料老人ホーム・介護付き有料老人ホームのマネージャーを務める。業績管理、人材育成など多様な業務を担っている。
全国各地に事業所を展開する福祉関連企業に就職し、転勤で新潟へ赴任。
自然豊かなこの地で、新しい可能性を追求するために転職を決意。
多彩な法人の集合体であるNSGグループで経営者になることを夢見て入社。
在宅介護事業などを展開する(株)はあとふるあたごに配属。
M&Aに携わり、今までにない経験を積む。
NSGグループの次世代経営人材育成制度や大学院進学などで
実践的なスキルや理論を身につける。
そんな中舘さんが創りたい新しいビジネスフィールドとは。

転勤で過ごした新潟で新しいチャレンジをするために転職。

NSGグループにはキャリア入社ですが、転職したきっかけを教えてください。

大学を卒業して全国で事業所を展開する介護関連の企業に勤めていました。息子が生まれたタイミングで転勤して新潟に赴任し、この地とご縁ができました。前職では在宅介護を主に手掛けていましたが、新潟に赴任した頃に「もっと仕事の幅を広げたい」、「新しいチャレンジをしたい」という気持ちが芽生えました。私も含め家族は新潟での暮らしを気に入っていたので、新潟で転職先を探す事を決意し、NSGグループと出会ったのです。

なぜNSGグループへの入社を決めたのですか?

まず100を超える法人の集合体である、NSGグループのスケール感に興味を持ちました。また経営者を積極的に育成していることを知り、自分も経営者を目指せるのではないかと思ったからです。そして選考の過程において前職での介護福祉の経験を評価していただき、株式会社はあとふるあたごへの配属が決まりました。

実際にNSGグループで働いてみての感想を聞かせてください。

想像以上の規模でした。学校教育から医療福祉、健康・スポーツ、食・農業などと、事業の幅が広く、それぞれが年々成長しているのには驚きましたね。現在所属しているはあとふるあたご以外にも同じNSGグループの社員と会って話をする機会がありますが、皆さんチャレンジマインドがあるのでとても刺激になります。
また家族に目を向けてみると、私の息子もNSGグループが経営する塾に通っていますし、妻も専門学校の通信教育で資格取得に励んでいます。それだけ新潟の暮らしの中に根ざしているグループだと実感しているところです。

はあとふるあたごの特長をどのように感じていますか?

“人を大切にする”会社ですね。お客様は当然のことながら、そこで働く従業員や、その家族も含めて全員を大事にする企業姿勢に共感しています。それまで私は、「目の前の仕事」にフォーカスして働いてきました。しかしこの会社に入ってからは、仕事のプロセスや、そこで働く人に向き合って仕事をすることを学び、“人を大切にする”という精神を心に刻み日々の業務にあたっています。

失敗から課題を見つけ、成長のために人材育成制度を活用。

今までに手掛けて印象に残っているプロジェクトを教えてください。

入社して2年目に、デイサービスセンターのM&Aに携わりました。人生初の経験で知識がなかったので、本社支援本部の方にサポートしてもらいながら進めました。合併後の運営については、企業文化が違いますので簡単ではなかったですね。こちらの価値観や方針を一方的に伝えようとしてもなかなか理解してもらえません。相手が大事にしていることを理解しながら、しっかりと計画を立てて物事を進めていくことの大切さを学びました。

具体的にはどのようにして課題を解決したのですか。

まずスタッフの皆さんと徹底的に話し合いました。「働くモチベーションを上げるにはどうすればいいか」を中心メンバーとまさに腹を割って。その甲斐あってか現場で働く皆さんのモチベーションが上がり、結果的にお客様へのサービスの品質や業績の向上にもつながったと思います。

これらの経験の中から得られたものは何でしょうか?

私自身、介護の現場を経験しながら管理や運営のノウハウを習得してきましたが、経営に関しては知識不足だと気づきました。このままでは成長できないし、将来の夢である経営者になることも難しい。そこでNSGグループの「次世代経営人材育成制度」に立候補し、研修やOJTを通じて経営に関する多くの事を学ばせていただきました。さらに高度で実践的な知識を得るために、働きながら事業創造大学院大学に進学。MBAを取得しました。職員のチャレンジを応援する人材育成制度のおかげで、成長できたと実感しています。

目標の根底にあるのは、お客様の生活を豊かにすること。

お客様とのエピソードで印象に残っているものはありますか?

入社した初年度にデイサービスの現場におりましたが、レクリエーションをしたり歌を歌ったりしてお客様に喜んでいただけた経験は、私の糧になっていますね。「福島潟の菜の花を見に行ってみたい」と言うお客様のご要望を受け、他の職員と協力しながら実現したことがあったのですが、一面黄色の菜の花を皆で見て、お客様から「ありがとう」と喜んでいただいて。その時の写真は今でも大切にしており、新卒入社社員への自己紹介の時などに「思い出の一枚なんだ」と言って見せています。お客様が望んでいることを叶えたいという気持ちを実現させて、喜んでもらったという印象深い思い出です。

※プライバシー保護のためお客様の顔に加工を施しています。

仕事をする上で、大切にしていることを教えていただけますか。

私自身は、「結果にこだわり、即断即決で事業拡大を目指す」という気持ちを強く持って業務にあたっていますが、その実現のためにはスタッフの力が不可欠です。だからスキルアップをはじめとした人材育成を大切にしています。それが結果的にはお客様の生活を豊かにし、ひいては地域貢献につながると思うからです。今後もスタッフの成長を念頭に置いて仕事に取り組みます。

40代で経営者になるという夢の実現に向けてチャレンジする。

今後のキャリアビジョンを教えてください。

いつかは経営者になりたいという思いから、NSGグループの「次世代経営人材育成制度」に参加して多くの事を学びました。しかし知れば知るほど、事業を創ることは奥が深く険しい道だと実感しています。とはいえ経営者への夢は揺るぎません。今は福祉介護で得た経験を活かして、どのようなジャンルで経営者を目指すかを模索しているところです。そして経営者は“なりたい”という願望ではなく“掴み取る”というくらいの強い気持ちで、夢の実現に向けて努力しなければと思っています。

具体的なビジョンはありますか?

現在41歳なので、40代のうちに経営者になりたいですね。興味のある事業は、事業創造大学院大学で興味を持って調査した「eスポーツ」や「アプリによる健康増進」です。経験を積んできた福祉介護をベースにした、“福祉介護×○○○○”というような、新ジャンルの開拓にも興味を持っています。まだ具体的な事業計画には着手できていませんが、“チャレンジして夢を掴み取る”という気持ちに変わりはありません。

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