人生で最初に出会うスポーツ指導者。 楽しく教えて子どもたちの心身を健やかに。
一般社団法人 ジャパン・スポーツ・ラボラトリー / 池田 遥

2023.02.01 Wed
PROFILE
池田 遥
一般社団法人 ジャパン・スポーツ・ラボラトリー クラブマネージャー
高校生卒業まで部活でバスケットボールに熱中する。NSGグループの新潟医療福祉大学健康スポーツ学科に入学し、3年の時、オールアルビレックス・スポーツクラブを運営する「一般社団法人 ジャパン・スポーツ・ラボラトリー」でインターンシップ実習を経験。卒業後、新潟市内の体育施設に就職するが、2016年に転職して当法人に入社。幼児・小学生を対象としたインストラクターを務めると共に、教室のプログラム作成や会員対応などの運営全般を行っている。
学生時代から子どものスポーツ指導に興味を持ち運動教室を企画。
インターンシップでプロの指導現場を体験して夢が広がる。
インストラクターとして幼児・小学生への指導にあたる一方
教室のプログラム作成やスタッフのスケジュール管理なども受け持つ。
スポーツを通して心身ともに健やかな子どもを育てたい。
将来は法人の業務拡大に貢献するのが目標。
現場と管理の双方向で、新しい可能性を切り拓けたら…
そんな池田さんが理想とするスポーツを通した人間教育とは。

子どもの運動指導に興味がありインターンシップに参加。

インストラクターを目指したきっかけを教えてください。

大学の健康スポーツ学科に入学した頃から、子どもたちへの運動指導に興味があり、私が企画をして大学内で運動教室を開催したりしていました。そして大学3年の時、オールアルビレックス・スポーツクラブでインターンシップ実習を10日間ほどさせていただき、その後にアルバイトとして働きました。当時、私が補助役を務めたインストラクターの方は、子どもに対しての受け答えや伝え方が実にわかりやすく的確で、子どもに寄り添っているなと感じました。私もこんなふうに指導したいなと思い、生涯の仕事として考えるようになりました。

 

 

現在はどのような仕事を担当していますか?

幼児と小学生を中心とした運動教室のインストラクターを務めています。内容としては基礎運動能力の向上・アスリートの育成を目的としたレッスンです。また新潟市からの委託で、高齢者の運動指導にも取り組んでいます。現在はインストラクターの他にも、スケジュール管理、運動プログラムの作成、会員の対応など運営全般にあたっています。

 

一人ひとりの個性を把握して、運動能力を伸ばす。

インストラクターという仕事の魅力はどのようなところですか?

仕事のいちばんの魅力は、子どもたちとのコミュニケーションです。教室に通いはじめの頃は、人見知りをする子が多いですが、慣れてくると笑顔になって、「コーチ鬼ごっこしよう」と自分から話しかけてくるように変わっていきます。運動をしている時のイキイキとした表情を見ていると、心がぽかぽかします。 この仕事に就いて良かったと思う瞬間ですね。また保護者の方との関係づくりも大切な仕事の一つです。入社して6年経ちますが、当時2歳・3歳の幼稚園だった子が今は小学生となり、その時間の中で保護者の方との信頼関係も深まったと感じています。今後は家族みんなが興味を持てるような指導・プログラムも提供していきたいですね。

 

 

目指すインストラクターの理想像とは?

積極的な子どもや引っ込み思案でマイペースな子どもなど、いろんなタイプの子どもが受講します。インストラクターは一人ひとりの個性を把握して、それぞれの良さ を活かしながら運動能力伸ばすのが役目です。そのためにもしっかりと観察して、積極的に会話をするように心掛けています。私たちは子どもが人生で初めて出会うスポーツのコーチです。その指導によって、スポーツが好きになるかどうか決まるので、責任は重大です。的確なコミュニケーションで子どもたちが積極的にスポーツに取り、組み運動能力を伸ばすことが出来るように 日々努力しています。

 

スポーツを通じて、健全な心身を養う。

スクールの生徒たちは、指導によってどのように変わっていきますか?

先ほどコミュニケーションの大切さを話しましたが、子どもたちへの声がけが上達を後押しします。例えば、「鉄棒の逆上がりをする時の足が高くなったね」というように、小さなことでもできるようになったことに気づき、子どもたち に言ってあげる。一つ一つの成功体験が、子どもたちの自信になるからです。そして、「また頑張ろう」、「新しいことにチャレンジしよう」と、気持ちに変化が生まれます。

 

スポーツが好きになることのメリットはなんでしょうか?

運動能力を向上させることで、健全な身体が養われます。また心がポジティブになり、次の課題に前向きにチャレンジする気持ちが生まれます。さらにみんなで運動をすることで、コミュニケーション能力が向上します。また子どもの頃に運動が習慣になれば、それが生活の中の一部になり、大人になっても運動を続けると言われています。 “生涯に渡って健康な心身を築く第一歩”を、スポーツを通して応援していきたいですね。

 

 

学校やクラブの新たな受け皿となり、仕事の幅を広げたい。

他のアルビレックスと連携していることはありますか?

はい。新潟アルビレックスランニングクラブのイベントの教室開催のほか、アルビレックス新潟のU-12の選抜選手のコオーディネーショントレーニングを行なっています。各競技に欠かせない運動能力を高めることで、質の高いプレーが期待できます。それはサッカーだけではなく、バスケットボールや野球などにも展開が可能なので、他のスポーツクラブと連携していきたいですね。

 

こらからチャレンジしたいことはありますか?

ジャパン・スポーツ・ラボラトリーは現在、新潟市内を中心に教室を展開しています。それを新潟県全域に広げ、私たちの運動指導を多くの方に届けたいですね。また学校の先生の仕事の負担を減らすために、部活動の指導を外部委託する方針が打ち出されました。このような今までになかったケースの受け皿になれれば、より業務の幅が広がります。従来の枠にとらわれることなく、新しい挑戦を続けていきたいですね。

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