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社員の働きやすさを支える多様な取り組みで、持続的な成長を目指す。
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不動産事業を新潟県、首都圏、福島県で計18店舗展開する株式会社リビングギャラリー。同社は、「人と、まちと、暮らしを、ともに。」というパーパスのもと、地域に寄り添ったサービスを提供し続けています。
急速に変化する社会環境の中で、社員の働きやすさを追求しつつ、企業の成長を目指す株式会社リビングギャラリー。その具体的な取り組みについて、代表取締役の舟﨑 義朗さんにお話を伺いました。
部署を超えた交流が生まれる休憩室で心身のリフレッシュを。
— 働き方改革や健康経営といった観点で、社員の健康やパフォーマンス向上のために意識していることや、取り組まれている工夫はありますか。
舟﨑 弊社では、社員が心身ともに健康であることが、個々のパフォーマンスを最大限に発揮する上で重要と捉えております。そこで昨年11月に、国が定める「働き方改革」、「健康経営」のさらなる推進の一環として、本社3階に従業員用休憩室を新設しました。
専用スペースを設けることでよりしっかりと身体を休めることができるようになり、また、部署を超えた自然な交流の場にもなっています。

— 部署間の交流も休憩室設置の大きなメリットですね。
舟﨑 その通りです。以前は各自が自分のデスクで昼食を取っていましたが、休憩室ができてからは異なる部署のスタッフが自然と顔を合わせ、気軽に話ができるようになりました。そうした時間が、気分転換やリフレッシュにつながっているのだと思います。その中で、業務に関する相談やアイデアを共有する機会が生まれることもあり、結果として仕事にも良い影響を与えているようです。
— 合わせて昼休業の時間を統一されたそうですが、どのような意図からでしょうか。
舟﨑 12時30分から13時30分までを、全社一斉の昼休憩時間としました。これまでは部署ごとに交代制で休憩を取っていたため、繁忙期には昼食を取るタイミングが難しくなることも。しかし統一後は、決まった時間にしっかりと昼食を取ることで、午後の業務に集中しやすくなりました。またお客さまからの問い合わせ対応の時間調整もスムーズになり、対外的にもプラスの面があると感じております。

育児と仕事の両立を支援する、新たな施策を展開。
— 女性の働きやすさについてはいかがでしょうか。
舟﨑 弊社には女性社員が数多く活躍しています。仕事と子育てを両立し、働き甲斐をもって活躍できる雇用環境を整備することで、すべての社員がその能力を十分に発揮できるようにしたいと考え、行動計画の策定とその実行を推進しております。
— 育児休業の推進に関して、現在の取り組みとその効果をお聞かせください。
舟﨑 育休取得率向上を目指し、男性社員も積極的に育休を取得する環境づくりに取り組んでいます。例えば、営業部の男性社員が3人目の子どもの誕生に合わせて3回目の育休を取得しました。初回は周囲の目を気にして遠慮しながらの育休であったようですが、行動計画を策定することでサポート体制が整い、取得しやすい環境が整備されました。現在の取得率は女性が100%、男性が40%ですが、これを100%に引き上げることを目標としています。
— ITの活用についてお聞かせください。
舟﨑 令和4年4月27日に、国土交通省が「書面電子化マニュアル」を公表し、書面の電子化とIT重説(オンラインによる重要事項説明)を行うことが可能となりました。それに伴い、当社では、電子契約締結やIT重説を強化しています。リモートでの契約手続きであれば、例えば、東京や郡山の契約業務であっても、新潟のオフィスや社員の自宅でも対応でき、店舗の人手不足の解消にも繋がると考えています。
異なる部署をつなぐ交流の場の創出。
— 社内のコミュニケーションの活性化を図るためにどのような取り組みをしていますか。
舟﨑 8月末の決算を終えた9月の期初には、全社員を集めて社員総会と懇親会を実施しています。普段は店舗ごとに分かれているスタッフ同士が一堂に会し、直接顔を合わせて交流する機会です。特に懇親会では、上司や異なる部署のスタッフともリラックスして話ができる場になります。
— 懇親会の雰囲気はいかがですか。
舟﨑 昨年の懇親会では、違う支店の社員が会話する場面が多く見られました。普段接点が少ない分、こうした機会が貴重な交流の場になっています。皆がリラックスして盛り上がっている様子を見ると、こうした懇親の場の重要性を改めて感じました。これからも交流の機会を増やし、社内の結束力を高めていきたいですね。
— その他に、どのようなことを実施していますか。
舟﨑 NSGグループの「東港ゴルフガーデン」でのゴルフレッスンを実施しています。毎週木曜日に希望者を募り、レッスンプロから指導を受けることができる仕組みです。実際に新入社員からベテラン社員まで幅広い層が参加しており、1回の参加者はおよそ10名程度。初心者向けに貸し出し用ゴルフクラブを会社で男女各3セット用意しており、「まずは触れてみよう」という気軽な感覚で参加できるようにしています。
— 楽しみながら運動をしてリフレッシュになりそうですね。
舟﨑 私自身はあえて参加していないのですが(笑)、やはり社長がいるとリラックスできないという声もありましたので、部長クラスの社員は適度に参加して、若手社員たちの交流の場を作れればと思っています。体力的な負担も少なく、運動不足の解消やストレス発散にもつながるので、一石二鳥の取り組みとして今後も継続していきたいですね。
多様な業務経験で広がるキャリアの可能性。
— 現在力を入れているプロジェクトはありますか。
舟﨑 情報配信の観点から現在、部署横断の「SNSプロジェクト」を実施しております。主幹部署はマーケティング戦略部になりますが、プロジェクトメンバーは賃貸営業・開発営業・管理部門のスタッフなど性別や年代も幅広いです。特にSNSに慣れている若手社員が中心になって、各店舗の特色や地域の話題を取り上げた投稿を、オーナー様、求職者に向けて情報配信しています。
弊社ではこれまで部署横断プロジェクトがほとんどありませんでしたが、今回の「SNSプロジェクト」ではメンバーの配属部署の観点から様々な意見が出ることで、お互いの業務内容を知るきっかけになり、理解を深める場にもなっています。
これにより新たな視点が加わり、企業としての発信力が強化されていると感じます。
今後もこうした部署横断プロジェクトを行い、社内の相互理解を深め、それによる相乗効果が得られればと思っています。
— これから挑戦したいことは何でしょうか。
舟﨑 私たちが取り扱うのは単なる物件ではなく、「暮らしの場」そのものです。そこに住む人々が安心して暮らせる環境を提供し、地域コミュニティの発展にも貢献していきたい。それが私たちの企業としての大きな使命であり、これからも変わらず大切にしていきたい部分です。そのためにも社員のライフワークバランス向上、健康経営の視点を大切にしながら、NSGグループの建設・不動産部門として、コア事業である賃貸仲介・管理事業のさらなる成長とともに、不動産開発や分譲、売買仲介など、幅広い不動産事業に挑戦してまいります。
株式会社リビングギャラリー
総合不動産企業として新潟県、首都圏、福島県にて計18店舗を展開。年間仲介件数、管理戸数ともに、県内トップの実績を誇り「人と、まちと、暮らしを、ともに。」をパーパスに地域に根ざした企業を目指しています。また、経年や市場の変化により、価値を喪失した不動産に対し、独自の視点で可能性を見極め、新たな価値を持つ不動産に再生する事業や、新築分譲マンションの企画開発・販売など、新たな分野に挑戦し、総合不動産企業への成長を目指します。
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