大学と留学生の橋渡し役。 将来は子ども向けの英語教室で国際人を育てたい。
事業創造大学院大学 / 渡邉  晴奈

2023.08.01 Tue
PROFILE
渡邉  晴奈
事業創造大学院大学 事務局 事業推進課
新潟県出身。東京の大学に進学して、在学中にカナダのバンクーバーへ短期留学。卒業後は幼い頃から憧れていた客室乗務員として、国際線で多くのフライトを経験する。その後、家族が住む新潟で英語を活かした仕事に就きたいという思いから、2021年にNSGグループ入社。事業創造大学院大学の事務局に配属され、入試・広報・国際交流などを担当している。
新潟から東京の大学に進学し、卒業後は憧れの客室乗務員に。
国際線に乗務して数多くのフライトを経験し、充実した日を過ごす。
コロナ禍を機に、家族が住む新潟にUターンして英語に関する仕事がしたい。
そんな思いからNSGグループに入社し、大学院の事務局に配属。
客室乗務員時代に磨きをかけた英語を活かし、国際交流などに努める。
2年間の勤務の中で、海外交流協定締結の推進で実績を上げる。
週末は将来を見据えて、子ども向けの英語教室でボランティア講師を。
そんな渡邉さんが切り開きたい、次のチャレンジとは。
(※所属およびインタビュー内容は、取材当時のものです。)

客室乗務員からUターン転職でNSGグループへ。

NSGグループに入社して3年目に入りますが、現在の仕事の内容を教えてください。

事業創造大学院大学の事業推進課で、入試・広報・国際交流などを担当しています。なかでも国際交流が業務のメインで、具体的には教員と連携して海外交流協定校の新規開拓や留学生の入学までのサポートなどです。前職時代に培った英語力を活かして、それらに取り組んでいます。

前職は国際線の客室乗務員をされていたそうですね。

はい。客室乗務員は憧れの職業でした。私が幼い頃、家族と飛行機に乗った時、父が体調を崩したのですが、その時に客室乗務員の方がやさしく対応してくれて、それ以来憧れるようになりました。そして大学時代に空港のグランドスタッフのインターンシップを経験し、国際交流の架け橋となる仕事がしたいと決断。その中でも人に尽くすのが好きだったので、あらためて幼い頃から憧れていた客室乗務員の仕事に就きたいと思いました。

その後、なぜUターンしてNSGグループを選んだのですか?

転職のきっかけは、コロナ禍で今後の人生のことを考えることが増えて。地元新潟に住む家族が大好きで、いずれ新潟に帰ってきたいと思いも以前からありました。転職を考え始めたころは前職の経験や語学力を活かして、国際関係に携われる仕事を希望していました。そんな時に目に留まったのがNSGグループです。14分野111法人のグループのスケール感に魅力を感じ、入社後はキャリアチェンジができる制度があるところも理想的。赴任した事業創造大学院大学は留学生が多く、自分の力が活かせると思いました。

大学と学生の国際交流の促進で成果を上げる。

仕事のやりがいを感じるのはどのような時ですか?

本学は現在世界16カ国、49大学と交流協定を締結し、学生の交流、教員及び研究者の交流などの活動を進めています。2022年の6月にキルギス共和国の大学との交流協定を締結し、学生の入学が決まったときは、すごく嬉しかったですね。本学としてもキルギス共和国からの留学生の入学は初めてのことですし、留学生がこれから新潟とキルギスを結んでくれる人材になってくれると思うと、交渉に励んだ甲斐がありました。交渉事にも少しずつ慣れ、2022年度は新たに4校と交流協定を締結。今の仕事の手応えを感じています。

交流協定校の新規開拓はどのように進めていくのですか?

教員と国際会議に出席して交渉するケースや、本学の修了生の紹介、NSGグループのネットワークを通じての紹介など様々なケースがあります。キルギス共和国の場合は、日本への留学に関するイベントにオンラインで参加させていただき、先方の担当者に交流協定をしたい旨を伝えて進めました。メールのやり取りを続けて半年かけて締結に漕ぎ着けました。

留学生からの紹介で交流協定に繋がったケースもあるとお聞きしましたが。

はい。修了生が母国のベトナムに帰り、大学の日本語学科で働いていたのですが、交流協定を結びたいという依頼がありました。本学の教員はいつも学生の視点に立ち、情熱を持って教えているので、そこが評価されたのではないかと思います。その他にも修了生が交流協定の橋渡し役になるケースが多く、留学生をサポートしている私としても嬉しいことです。

コロナ禍が収束し、留学生への新しい広報活動に挑戦。

留学生の広報活動はどのように展開しているのでしょうか?

対面での入学説明会はまだ難しいので、オンラインになります。前職の客室乗務員時代は、目の前の人に表情や会話、仕草などでいかに親しみやすい印象を持ってもらうかに力を注いできました。しかしオンラインで表現するのは本当に難しく、課題があり、まだまだ試行錯誤を繰り返しているところです。

留学生に対してのアプローチで、いま力を入れていることはありますか?

大学のプロモーション動画の制作にチャレンジしています。撮影・編集などはプロにおまかせしていますが、ナレーションは私を含めた職員が担当しています。前職では機内アナウンスのために発声の基本を学んでいますので、それを活かして正確に伝えて、留学生に良い印象を持ってもらえるように頑張っています。

事業創造大学院大学への留学生は優秀な方が多いと聞きましたが。

 はい。キルギス共和国の場合もそうですが、交流協定を結ぶほとんどの大学は、その国のトップレベルの大学で、さらにさらにその中から選抜された学生なので本当に優秀です。授業が終わった後も図書館で遅くまで勉強している姿を見ると、すごく刺激を受けて、「私も、もっと頑張ろう!」と思いますね。

将来は子どもたちに英語を教えて可能性を広げたい。

プライベートは、何をして過ごしていますか?

市が運営している小・中学生向けの英語教室でボランティアの講師を務めています。将来、子どもの英語力の向上や国際交流に携われる仕事に就きたいと思っているので、それに向けた準備として始めたものです。子どもたちに教えることで、私自身が英語を違う角度から勉強することにもなり、とても有意義な時間を過ごしています。

そもそも、なぜ英語に興味を持つようになったのですか?

大学時代にカナダへ留学して英語を本格的に学びました。そして話せるようになると、世界がすごく広がりました。文化や環境が違えば考え方がまったく違うし、自分の価値観が絶対ではない。自分の中にある壁を取り外して、積極的に生きていくことの大切さを実感しました。そのきっかけを与えてくれたのが英語。その魅力を多くの子ども達に伝えたいと思っています。

これからチャレンジしてみたいことはありますか?

先ほども話しましたが、「新潟の国際化に貢献できる人材になりたい」という思いが最近強くなってきました。NSGグループ内でも国際関係の仕事も多くありますので、英語教育に携わる仕事をしてみたいです。そして、将来的には子ども向けの英語教室を立ち上げ、英語の魅力や学習方法などを伝えたい。そして、その教室の卒業生が将来海外で活躍して、新潟の国際化に貢献してくれたら嬉しいですね。機会があれば次のステップとして、ぜひチャレンジしたいと思っています。

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